アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

翼を広げたオトボケ鳥 ?\(^o^)/もしくはホウオウ?

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(2017年7月6日  アルツハイマー認知症の診断から約10年5ヶ月)

 

   おママは貼り絵をする時、

何かに似せて作ろうとしたり、具体的なイメージで制作することは無いです。

以前、本人に聞いたら、そんな風な事を言っていました。

 

でも、私の目にはどうしても何かに見えてしまう事があります。

「勇ましいウサギ王子」とか「騎士の旗」がそうでした。

 

この貼り絵もそうなんです。

私、一目見たときはそうでもなかった。

が、「……⁉️」

二度見したら、翼を広げた鳥さんに見えたのです。

三度見したら、それは確信に変わりました。

 

可愛い鳥だわ。

ちょっと、そこの鳥さん! あなた、首を傾げて、トボけて いませんか?(笑)

 

そんな風に声をかけてあげたくなります。

 

「ねぇねぇ、これ鳥に見えるよね〜?」

娘のアズキに聞いたら、

「ほんとだ。見える! ポケモンのホウオウにソックリだよ〜」

と言うのです。 それで、調べてみました。

それが、⬇️これ。

www.pokemon.jp

見れば、なるほど❗️似てるかも知れませんね。(笑)

 

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おママの貼り絵を見てくださり有難う御座います。 

4連作の4枚目

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(2017年6月23日  アルツハイマー認知症の診断から約10年4ヶ月)

 

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   6月21日から24日にかけておママは素敵な4枚の連作を作りました。

今まで、ばらばらとアップしていましたが、

本日アップの貼り絵は最後の1枚です。

本人に連作を作るという意識があるのかないのか?

ちょっと微妙な問題ですが…。

並べてアップして見たかったので、やって見ました。

 

この貼り絵のパーツ…。元がよくわからないのです。

私がおママの様子をあまり見られなかった時期に、忽然と現れた感じがします。

過去のファイルを当たってみると、作例があるかもしれませんね。

 

パーツは古典的とも言える和柄

ところが結構モダンにも見えます。

その中で、今日のアップのが一番和風だと思います。

同じようなパーツを使っても、バリエーションに富んでいる…。

 

6月23日に制作した2枚は並べて同時進行したと思われますが、

日付が違うものは、おママに前作の記憶がありませんから、

意図せずに雰囲気の違う作品が出来てしまうのでしょう。

 

作業机の上には切り出した小さなパーツがたくさんあります。

おママは毎日、それらを新たな気持ちで発見するから、

飽きることなく連作貼り絵を制作できるのかしら?

 

最近時々思うのです。

アルツハイマー認知症のおかげで、連作が生まれる⁉️

 

おママの貼り絵を見てくださり有難う御座います。

曽孫に会いました❗️

 

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(2017年6月21日  アルツハイマー認知症の診断から約10年4ヶ月)

 

  今日(2017年8月11日)ジジとおママは曽孫ちゃん達に会いました。


曽孫…。
私ではなく、オネコの孫ですよ。
何回かこのブログにも登場してる2歳の桃ちゃん。そして生後2ヶ月の弟ちゃん。

私も合流して、一緒に会いに行きました。

 

  2ヶ月ぶりの再会です。ママのユズちゃんは元気そうでなによりです。
赤ちゃんも順調で良かった❣️
桃ちゃんはこの2ヶ月でお話も上手になり、更に更に可愛いくなりました。

私はすっかり婆ぁモードで、もうメロメロ。

 

ジジは曽孫ちゃん達の可愛さを残そうとデジカメを向け、

おママは桃ちゃんをお膝に抱っこしてご満悦です。


「おばあちゃんですよ。」


桃ちゃんが間違って覚えてはいけませんから、私はすかさず訂正します。


「おばあちゃんではなく、ひいおばあちゃんよ。」
「えっ、そうなの?」
「そうよ。」
「桃ちゃん、ひいおばあちゃんですよ〜。」


おママは桃ちゃんの小さな足に触れました。
「まぁ、小さいくてカワイイ。」
何を思ったのか、小指の方から繊細な指を一本一本数え始めたのです。
「1、2、3、4、5」

今度は桃ちゃんの右手を取り、優しく自分の右手に包むように触れました。

そして、やはり小指から数えたのです。
「1、2、3、4、5」

 

最後に親指を慈しむように撫でるのです。

「これは大事な……なのよ。今は小さいけど、ほら、こんなに大きくなるのよ。」
おママは自分の手を広げて桃ちゃんに見せました。


と言う言葉が出てこなかったのですが…、

一生懸命に親指と指の大切さを伝えたかったのでしょう。


  慣れない人に抱っこされ、手や足を触られて、桃ちゃんは緊張気味でしたが、大人しく聞いていました。

 

おそらく、桃ちゃんの記憶に今日のおママは残らないでしょう。


おママもオネコの家を出たらすぐに曽孫ちゃん達のことは忘れていました。
でも、その後もご機嫌だったので、嬉しかった気持ちはしばらく残るようですね。

 

  ちなみに、ジジのデジカメは連写機能が設定されていたらしく、1000枚以上撮れてしまったようです。

ジジの方は記憶も記録もバッチリ❗️

 

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(2017年8月11日撮影  おママと桃ちゃんの手)

 

おママの貼り絵を見てくださり有難う御座います。

今日こそ何としても‼️

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(2017年7月7日 アルツハイマー認知症の診断から約10年5ヶ月

先月知人から頂いた「松陰饅頭」の箱にかかっていた熨斗紙から、松の木を忠実に切り取ったようです。松陰神社通り ニコラス精養堂 ⬅️こちらの商品だそうです。)

 

今日(8月10日)の関東地方は暑さも小休止。凌ぎやすい日でした。
「こういう日はなんだか気が抜けて、疲れが出るわ〜〜。」
なんて溜息を漏らす私。
暑けりゃ文句言い、少し涼しければグダグタ言う。

自分でも尽々身勝手だと思います。(笑)

 

相変わらず正常運転
入浴ネタばかりで申し訳ありません。

目下、私の最大関心事でございます。m(_ _)m

 

今週水曜日の夕方。
兎に角、おママは前週金曜日から入浴出来ていません。

私は今日こそ何としても入ってもらわねばと、意を決しておりました。


しかし、私の意志が強固になるほど、おママの雲行きは怪しくなるのです。
「頭が痛いのよ。」
いつもの理由を言うおママ。
「頭を洗わないと、頭が痛くなるんだよ。私なんか、3日も洗わないと、てき面に頭が重くなるよ。」
ジジはあまり髪のない自分頭を撫でながら、説得を試みました。
おママの気分はだだ下がりです。


こんな時、2人掛りで言うと、余計におママは意固地になります。

それで、私はサッサとおママの下着やら着替えやらを用意して、風呂場の前で待機していました。

 

仕方なく…。
  ようやく、1階の風呂場に現れたジジとおママはなんと‼️

お買い物に行く格好をしていました。


「外を歩きたい、買い物に行くと言うから、コンビニまで行くよ。風呂に入るのが条件だから、戻ったらお願いね。」

ジジはそう言い残して、おママを連れて出掛けてしまいました。

お願いと言われましても…。ダメな時はダメなんですが…。(笑)

 

戻った勢いで。
  15分後、汗ばんで帰宅したおママを、私は笑顔(作り笑顔)で迎えました。


「暑かったでしょう。さ、さ、暑いからサッパリと汗を流しましょう。」
「あら、そんなのいいわよ。ご飯の支度もあるし。」
「オカズは今、買ってきたから大丈夫だよ。」
「そうなの?」
「はい、どうぞ。」
流れを掴んで、私はおママをまんまと風呂場に誘導しました。


この日は上手くいきましたが、最近の勝率は5割です。

 

なんだ…、ご機嫌で良かった。
  ひと通り洗い終わって、湯船に浸かったおママはサッパリとして充足した顔をしていました。


「10まで数えるわ。
10、20、30…?あれ?間違えた?」


私はそのまま100まで行ってくれても良かったなと思います。


「いーち、にー、さーん………。」


おママは10まで数え直しました。


自分で気が付いて直すなんて、冴えてるわ。

それにひきかえ…、

私の方は浴室の蒸気と暑さ疲れで、脳味噌が溶けてしまいそうでしたよ…。

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとう御座います。

昔取った杵柄は危ない‼️

 

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(2017年8月3日 アルツハイマー認知症の診断から約10年6ヶ月)

 

先週の木曜日の晩。
  お風呂上がりのジジはサッと身体を拭いて、

エアコンの効いた部屋へ移動し、ゆったりと寝間着を着ようとしてたとさ。


ジジはいつもは座ってズボンを履くのです。

しかし、この夜は何を思ったか、立ったままやってみたのですって❗️

つまり…、

ちょっと前屈みになり、
両手でズボンを持ち、
片方づつズボンに足を入れていく…。

この間、片足でバランスを取ることになります。


ま、若い方なら普通の動作です。


しかし、ジジは89歳。足腰に自信がないというのに…。


結局、バランスを崩して後ろに転倒し、尻餅をつきました。

しかもソファのヘリに頭を打つけるオマケ付き。

当たった先が柔らかかったから良かったものの、打ち所が悪ければ…。


くわばらくわばら。

 

翌日の金曜日に…。
  オネコと私はこの事を聞いて呆れました。

私だって坐骨神経痛があるので、座って履きますよ〜。
それに、ジジは過去に背骨の圧迫骨折もやってます。
「無謀としか言えない!」
「足腰に自信がないというのに!」
「お願いだから、気をつけてよ。」

オネコと私は口々に意見しました。

 

ジジは頭では無理だと分かっているのです。

でも、以前出来た事を、今でも時々出来るような気になってしまう。

 

それは根拠のない自信からくるのか?
現在の自分に対する自覚の無さからくることなのか?

 

案外、ジジだけでなく高齢の方にはありがちな事かも知れません。
「昔できた事は今も出来る」
っていう具合に錯覚してしまうの。

 

その後、痛みは2日目の土曜日に襲ってきた!
  それで、ジジは最寄りの整形外科(私もお世話になっている)に行く羽目になりました。新たな骨折は無かったとの事。良かった、良かった。

 

  今週、買い物のついでに…。

私はジジとおママと3人連れだって整形外科に行きました。(笑)
勿論、おママを待合室で1人には出来ません。


坐骨神経痛の私は、ジジと代わり番こでリハビリの処置を受けました。


ジジを待つ間、おママは不安そうです。

「お父さんは?」
「お父さんはどうしたの?」

何度も聞きました。


それを見て、私は思いました。
認知症の患者をみている家族は、なるべく病気や怪我をしないように気をつけなくちゃ。)


ジジ…、昔取った杵柄はヤメて下さいね。

 

 

自分の事もね。

 

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(2017年7月7日  アルツハイマー認知症の診断から約10年5ヶ月  

 2種類の お気に入りの千代紙を併用しました。)

 
看護師さんの訪問サービス
   6月におママは介護保険の更新をしました。

今回はジジも新規で申請して、要支援1となっています。

おママは要介護2になりました。。
それで、7月から2人で週1回デイサービスを利用しています。


   実家のある自治体は、こちらが希望すれば、健康調査と必要な介護サービスをアドバイスするために、看護師さんと地域包括センターの担当者を派遣してくれます。

   まずは7月の初めに来ていただき、どんなデイサービスの施設が2人に良いのか相談に乗って頂きました。
そして、デイサービスに通い始めたので、今週の月曜日に2回目の訪問がありまた。

 (このサービスは2回目で終了し、今後の相談先はケアマネジャーになります。)

 

ヒアリング
   内容は聞き取りによる健康調査です。そして、介護サービスを受ける前と後とでの本人及び家族の気持ちの変化を調査するアンケートもありました。玄関にレンタルで取り付けた手摺りやデイサービスの感想なども聞かれました。

 

  もっぱら答えるのはジジです。
おママは、
「私はよく分からないわ」
などと言って、隣りでニコニコ微笑んで任せっきり。
おママには記憶がないから、デイサービスの様子や感想についても、ジジが代弁するのはしかないですね。でも、ジジが答えるのはおママの事だけ。

行っているのはおママだけではないでしょう。(笑)


「それで、ご主人様の方はいかがでしたか?」
そう聞かれて、ようやく自らの事を話すあんばいでした。


  健康調査でも、
「暑いですが夜はちゃんと眠れますか?」
と聞かれれば、
「この人はね、本当によく眠るんですよ、朝までぐっすりで、大丈夫ですね」
と笑顔で答えますが、それだけです。

 

私は思わず口を挟んでしまいました。
「それで、お父さんはどうなの?」
「えっ?私…?」

そうですよ。ジジの事もですよ。(笑)

 

  夜中は1時間おきにおトイレで目が覚めて、毎日寝不足になっているジジ。

それに、足腰弱って辛くなったから、要介護認定をして頂いたのです。

調査対象はおママだけでなくジジもでした。

 

ずっと、この10年
  考えてみれば、おママがアルツハイマー認知症と診断されてから、ジジの暮らしはおママ中心になったでしょう。自分の事よりおママの事…。だったのよね…。
だから、聞かれてもおママのことばかり…。

それを改めて実感しました。


これからは、おママの事と同じように自分の事も考えてね。
悪い意味ではなく、自分ファーストで良いのですよ。

 

  おママの貼り絵を見てくださり有難う御座います。

 

氷川神社

 

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(2017年7月12日  アルツハイマー認知症の診断から約10年5ヶ月)


  台風が列島縦断中です。

我が家上空は、まだそんなに風雨は強くありません。これからのようです。
全国的にこれ以上のお被害が出ませんようにと祈りながら、

ブログを書いております。

 

大宮氷川神社

今日(8月7日)の昼過ぎにテレビをつけますと、

NHKで「ブラタモリ」の大宮編を再放送していました。


大宮と言えば……。
………。


いえ、大宮と言えば、大宮氷川神社でしょう。番組でも冒頭に紹介されていました。

それをチャーコがガイドさん風にまとめてみるとこんな感じになりますか。(笑)

 

「この大宮氷川神社の創建は第5代孝昭天皇の御世で2000年以上の歴史があり、武蔵国一宮と称えられてまいりました。関東に280ほどある氷川神社の総本山でございます。
武蔵国は東京、埼玉、神奈川の一部に相当する大きな国。大宮氷川神社はその大国の中で一番格式の高い神社だったのでございます。」

最近ではパワースポットとしても人気だそうです。

 

身近な氷川神社

  番組を見ながらジジがつぶやきました。
氷川神社はどこにでもあるな〜。」
「そうよね。よく見るね。」

なんて語らっていると、テレビをチラ見していたおママが突然、口を開いたのです。

 

「私が子供の頃、近くに氷川神社があったわ❗️」

 

  おーっ❗️

確かに、おママの生まれ育った所にも氷川神社があります。
おママにとって、氷川神社界隈は子供の頃の遊び場だったはず‼️

子供の頃の記憶も最近は怪しくなっているのですが、

テレビの映像や音声が助けとなって、一瞬蘇ったのでしょう。

 

テレビって

   大人も子供も、テレビをダラダラ見るのは良くないかも知れません。


しかし、今日のおママを考えると、

案外テレビの映像と音声は、認知症患者の脳にプラスの刺激も送っているのかも…。
そして、脳はそれなりに刺激を受け止め反応している⁉️


テレビってお年寄りには割と良いんじゃないかしら?

 

さー、皆んなでじゃんじゃんテレビを見ましょう❗️(笑)

 

なんか、話が変になってきましたが…。


今夜はテレビの気象情報に気を付けながら、おやすみ下さいませ。

 

musashiichinomiya-hikawa.or.jp

おママの貼り絵を見て下さり有難う御座います。