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アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

おつゆを作ったのは私。

2017年の話

今日は最近のおママのお話です。

 

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                          (2017年1月10日  診断から約10年)

 

    2017年になって、 このところ熱心に机に向かうおママです。

貼り絵にしたい紙が見つかったのか?
糊を昔ながらのヤマト糊にしたのが良かったのか?
余人には分かりません。(笑)
これだけは自発的に取り組みます。 本当に不思議。

 

  昼時に、やおら席を立ち、おママはジジに尋ねます。
「お昼はどうするのかしら?」
おママは誰かが指示してあげないと、他の事は何も出来ません。
「野菜の入ったお汁を作って下さい。」
ジジに言われておママは素直に台所に向かいました。
最近どうした事でしょう。妙に素直です。

夫に指示されてムカつく感情も感覚も、ついに薄れてきたのでしょうか?

 

   私がしばらくして台所の様子を見に行くと、

ジャガイモ、人参、ネギと片手鍋が出ているのですが、おママの姿はありません。

 

   ふと見ると、机に向かうおママの後ろ姿がありました。
この、貼り絵に向かう原動力は何処から来るのだろう…?
その手元を見れば、紙をキレイな三角に切って配置してます。

 

   結局、お汁は私が作りました。

おママは何時も、ジャガイモを人参と同じ大きさを揃えるから煮崩れます。

(大きさを揃える事に、こだわりがあるようです。)

私はそれが嫌で、ジャガイモだけ大きめに切って入れました。えへへっ!

 

   食卓で、おママはお椀を箸で突っつきながら小首を傾げます。
「私、なんでジャガイモをこんなに大きくしたんだろう…。」

 

 「 おママ…、作ったのは私、チャーコよ。」

 

   一度はそう訂正しました。
しかし、2度目3度目の
「なんで、私、ジャガイモをこんなに大きくしたんだろう…。」
は聞き流しました。

やった事を忘れるのは分かるが、

やってない事をやった事にするなんて⁉️(笑)