アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

遅いお昼食

  ご飯が待ちきれずにお菓子を食べちゃう…。

子育て中のお母さん方には頭の痛い問題です。

まぁ、うちの場合、ちょっと違うのですが…。(笑)

 

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                    (2017年1月20日  診断から約10年)

 

   この日は用事があり、実家に行くのは午後になりました。
「1時半くらいになるし、私は家でお昼を済ませて行くから、そっちでは食べません。2人で食べてね。」


その旨、朝のうちにジジに電話で伝えました。
「今日は残りご飯もないし。そんなら、ハンバーガーにしようかな。」


受話器の向こうで、ご機嫌さんな声がしました。
今まで、このような場合、ジジとおママは先に食べてしまうのです。

私は疑いもなく、
(今日は天気が良いし、午前中に2人で買い物に行くんだな。)
と、解釈しました。

 

   ところが、昼過ぎに実家の最寄り駅からジジに電話すると…。
ハンバーガーチェーン店で、ジジお気に入りバーガーを、
「2つ買って来てね〜。」
と言う。
「まだ、食べてないの⁈ 1時半だよ〜。」
びっくりです。

 

   実家では2人が食卓に座ってテレビを見ていました。
「お腹空かないの?」
ジジに問えば、

 

「お菓子食べてたよ。」

 

との答えが…。
私がハンバーガーを出すと、おママはこんな事を言い出す始末。

「あら?私、ご飯食べたわ。お腹いっぱいよ。」

「今さっきまで、一緒にお菓子を食べただけだよ。」

「そうかしら。お腹いっぱいだから、食べられないわ。私はいいわ。」
と涼しい顔で言うのです。

 

  なんとなく、私はカチンときました。

それで、ジジに久しぶりに(?)意見したのです。


「おママの生活のリズムのためにも、食事の時間にちゃんと食べた方が良いわよ。

お菓子でご飯が食べられなくなるのは本末転倒でしょう!

買いに出るのが面倒だったら、パンやレトルトご飯もあるじゃないの!

おかずだって冷凍庫に備蓄があるのに!」


ジジはふんふん頷きながらハンバーガー1個をあっと言う間に平らげました。
おママは半分も食べられず、私が手伝う羽目になったのです。

 

  夕方、この件をオネコに話すと、こんな意見が…。


「朝、晩ちゃんと食事をしていれば、お昼はお菓子でも良いじゃないの。

育ち盛りじゃないんだから。(笑)


ジジも89なのよ。出るのが億劫になって、

チャーコさんに買って来てもらいたいのも分かるわ〜。」

 

う〜〜〜。反論できない。
胸に手を当て考えて見ました。
結局、私はカチンときたから、一喝してしまったのね 。
うむ〜。少しだけ(笑)反省。