アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

電気ケトル2(2017年2月)

   電気ケトルの後日談です。

f:id:harienikki:20170325163819j:plain

 <オレンジ色は何を使ったか謎です。

ゴミ箱を漁って残りの部分を探しましたが見つかりませんでした。>

        (2017年2月3日  診断から約10年)

harienikki.hatenablog.com

 

ジジの話では…。

 

  2月4日の午前中、2階からおママがバタバタ下りてきました。

すっかり取り乱したおママが言うには、

「水道の水が止まらないのよ‼️」

  一階のパソコン部屋でくつろいでいたジジには青天の霹靂です。

慌てて階段を上がると、ダイニングテーブルの下に水が溢れていました。

それも広範囲に…。

(水道ではない。)

  まずは一安心ですが、この水は何故?何処から?きたのでしょうか。
おママには一応聞いてみたものの、
「どうしたんだろう…?」
覚えているはずもなく…。

 

もう状況証拠から推理するしかありません。

 <状況証拠>

◉卓上には電気ケトルが本体と電源プレート(台座)が離れた状態で置いてある。

  ジジはこんな置き方はしない。
電気ケトルがほぼ空である。
◉コードの先のプラグが曲がっている!
◉おママのズボンや靴下がびしょ濡れ。

 

<ジジの推理>

  おママはコードに足を引っ掛け、電気ケトルは電源プレート(台座)もろともテーブルから落下。そしてお湯は溢れた。
おママは暫く茫然と立ち尽くし、やおら本体と電源プレート(台座)をテーブルに載せてから階下に向かった。その時、記憶は消滅…。

 

  ジジの脳裏にはそんな情景が浮かびました。
とにかく、床をタオルで拭く。おママに着替えをさせ、

濡れたものは全部洗濯機にぶち込んだ頃に、

私がのこのこ現れたのです。

「本当に大変だったわね。お疲れ様です。」
ジジの顔には疲労の色が滲んでいました。

 

   転倒水漏れ防止仕様でしたが、もしかしてロックが外され、お湯が注げる状態だったのかも知れません。
お湯が適当に冷めていたから、おママは火傷せずに済みましたが、

ひとつ間違えば大変な事態を招いていました。
おそろしや〜。

 

   今回はテーブルから床にコードを垂らして、コンセントにプラグを差し込んだままにした事が原因でした。不注意と言えば、反論の余地はありません。

  ただ…実家は築80年の古い家屋。コンセントは少ないく、私が子供の頃からタコ足延長コードが部屋や廊下のあちこちを這っております。

ジジとおママは高齢ですが、長年培った習性により、

今まで殆どコードに足を引っ掛ける事はありませんでした。

 

でも、もうそんなことは言っていられませんね。

 

   私は曲がったプラグの差込をペンチで直しながら、電気ケトルの安全な置き場を思案しました。

今までガラクタを置いていた木製スツールを移動して、その上に載せる。

そしてコードは壁際を這わせましょう。
私が洗濯物を干して、電気ケトルの置き場を作っている間、おママはご機嫌で貼り絵をしておりました。

 

  結局、電気ケトルは壊れもせずに、今もジジに愛用されています。

 

   新参者が移動してテーブルから消えたので、古参のステンレス魔法瓶は以前より幅を利かせているようです。勿論、おママはこちらを愛用中。

 

  相変わらず、現在ヤカンから魔法瓶にお湯を入れているのはジジだそうです。

電気ケトル1」にも同じことを書きましたが、

くれぐれも気を付けてくださいね。ジジ…。