アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

記憶について No.4

 

harienikki.hatenablog.com

   おママの場合、悲しいかな記憶のほとんどは残りません。

しかし、最近意外な事があったのです。

オネコも私も、些細なことは全て失われると思い込んでいたのですが、

どうなのでしょう…。

 

   2月13日月曜日の午後、私とオネコは過去のファイルからブログ掲載用に貼り絵の写真を撮影しておりました。

膨大な作品の中からセレクトする基準。

それは美的に優れているものというより、完全に私の好みです。

私とオネコの好みはかなり違うので、時折オネコに選んでもらうと偏りが出なくて助かります。

   この日、オネコが選んだのは、上の過去記事『お出掛け(2007年)』に貼り付けた貼り絵でした。

恐らく広告写真から切り抜いたと思われるマフラーやストールが、リズミカルに踊る連作の貼り絵。制作は2007年6月です。

 

「これ、面白いでしょう。あの頃もそう思ってたわ。印象的だったの。」

 

   オネコは口を極めて褒め、私に写真を撮るように勧め、

おママは私達の様子を楽しそうに見ていました。

 

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         (2017年2月14日  診断から約10年    上下はこの向きのようです)

 

   そして、翌日2月14日の貼り絵がこれです。

最近、写真を貼り絵に使うのは珍しいのでビックリです。

オネコが褒めて選んだマフラーの貼り絵を彷彿とさせる作風(⁉️)ですね。

 

  この春物(夏物?)のマフラーの写真は何処にあったのでしょうか?

オネコも私もいない時に作られたので、写真の出所は全くわかりません。

紙類の在庫の中で偶然見つけたのでしょうか。

 

   しかし、この貼り絵を作らせた原動力は偶然なんかではない。

私はそう思いたい…。

前日、目にした古いマフラーの貼り絵と、それを称賛するオネコの姿。

それが残像のように、おママの脳に浮かんだのだと思いたい…。

 

兎にも角にも、

10年の時を隔てて、連作の3つ目が生まれました。