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アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

スロープの途中で

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  (2017年3月30日 診断から約10年1ヶ月   これは文章中「これは黄色の三角が大きすぎるでしょ。良くなかったわ。」と批評していた貼り絵です。そんなに悪いとも思えませんが…。(笑)中央の赤字水玉柄の三角は透明のポリ素材で、何かお菓子の袋から切り取ったものかも知れません。)

 


おママ、少しもどっているね。でもまた、口うるさくなったね〜。
これは前記事の、ジジの呟きです。


   アルツハイマー認知症歴10年のおママですが…。2月中旬頃から、少し頭がはっきりしているような気がします。
気のせい?希望的観測かもしれませんね…。(笑)

今までもこう思う事はありました。

  これまで10年の経過を考えれば、おママの進行はそれほど速くありません。
なだらかなスロープを降りるように下降線をたどり、しばらく(1年から数年のスパン)横ばいになります。そして、まれに若干症状が良くなり、またゆっくりとスロープを降りていくような感じでした。


  改善すると言っても、ごく一部分だけ。それでも私達からする嬉しい事です。
例えば自己主張だけでなく、他にも変化を感じていました。

 

良くなっ思える

①一度は出来なくなりそうだった小銭の勘定が出来る❗️
  若い頃からお得意の算盤。

今年の初めから2月頃は引き算は出来ない時も多かったのです。

しかし、最近は問題なく、パチパチ弾いています。
それだけでなく、今日(4月12日)のことですが、

おママは私に立て替えた買い物代の425円を支払う時、こう言いました。

「525円上げるから、あなたは私に100円下さい」
「えーっ⁉️」
かなり冴えてます。

②自作の貼り絵について明確なコメントをする

3月の初め頃は貼り絵のファイルを一緒にみて、
「素敵ですね〜、とてもきれいですよ〜」
と褒めると、
「そうかしら…?ありがとう…。」
くらいの反応でした。

 ところが、最近は自ら雄弁に批評します。
「この斜めのラインの流れに沿って、小さいひし形の配置が良かった。」
「ブルーが多い中で赤が少し入るからパッと明るくなるわ。」
これは黄色の三角が大きすぎるでしょ良くなかったわ。
「これは何かしら、変だわね⁉️」
そんな具合なので、私の通り一遍の褒め言葉では通用しなくなりました。まずい…。

 

変わらない点
  記憶力の改善は見られません。やった事、言った事、直前の全ての記憶が瞬く間に消え去ります。

 

  こうしてみると、私達が「もどってきた」と感じるのは、その瞬間の判断力や認知力だけですね。それも、かつて得意だった事や好きな事が中心かも知れません。

  でも、おママ自身の意識がしっかりと前向きになると、結果的に食事や排泄などの自立が保てる期間が延びるのではないかしら。
少し期待してしまいます。

 

  なぜ、最近のおママが冴えているか⁉️
ナゾですわ〜。
年明けからジジが極的に食べさせているオクラか?
2月から本人気づかず摂っているココナッツオイルのせいか?

  オネコに言わせると、
「私達が貼り絵をしょっちゅう見て褒めたり、写真を撮ったりするからじゃない?」
ですが、前から見てるしね〜。

 

  緩やかに進行し、ごくたまに、良くなったかなと思う。
これからも、おママはそんな調子であってほしいです。