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アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

お客様を迎えて

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(2017年4月17日 診断から約10年2ヶ月  カエルのイラストのついた付箋を利用したようです。今年1月にも登場している付箋です。)

 

🌺いつもと違うお昼になりそう。

  今日の午前中、ジジと私は後輩を連れて、顧客へ挨拶回りをしていました。

明日の準備を考えると、このまま後輩も一緒に実家に戻って、昼食後は速やかに作業に取り掛からなければなりません。

   昼食時に家族以外の人が加わるのは滅多にない事です。
「私が御一緒して良いんですか?」
彼女はウチの状況も知っているから、他人が加わる事でおママを刺激してはと、心配してくれました。
杖をつきつき懸命に歩くジジに聞けば
「いいんじゃない。でも、残りご飯が4人だと足りない」
と言います。

 

   後輩が加わる事でおママがパニックになるとも思えないし、

私もジジの意見に賛成しました。

足りないご飯の代わりに、後輩はお握りを買うそうです。(すみません)

 

🌺とはいえ…。

  日常と違う空気になるのですから、簡単にそれなりの食卓にしなくてはね…。

そうでないと、お客様の手前、主婦としておママの気が収まらないでしょう。

それで、私は駅前のスーパーで、いつもよりは良さげなお惣菜と、袋に入ったコールスローサラダを仕入れました。(笑)後輩は自分用にお握り1つ。


 🌺それから実家に戻って…。

    私は昨夜の残りご飯を温めながら、

お惣菜とコールスローサラダを4つの皿に彩りよく盛り付けます。

そしてインスタントのコーンスープにお湯を注げは出来上がり。(笑)手抜き(笑)


「まぁ、ご馳走❗️あなたに全部やって頂いて悪いわ〜。すみません。ありがとうございます。」


おママ…、その言い方…。やはり私も他人の括りね…。(笑)


🌺食卓は終始和やかでした。

  ジジが後輩に仕事の事をあれこれ話しているのを、おママはにこやかに聞いていました。

時折、後輩に、
「スープに使いますか?」
とスプーンを差し出したり…。


かたやジジは話に夢中でご飯が進みません。


それを見て、おママったら…❗️(笑)
お父さん、まだご飯があるのね。もう少しいかが?」
と、瓶詰めの鮭フレークをスプーンに取って掛けてあげようとしたり…。
まるで、気の利く世話女房のようです。(笑)


おママ…。やるね。

後輩にはおママがアルツハイマー型認知という感じはしなかったそうな。
「本当にに物静かな良い奥様っていう感じでした。」

おママ…、大成功ですよ。٩( ᐛ )و

 

   誰でも人前では自分を良く見せたいものです。
認知症の方も同じで、これはおママだけではないと思います。
おママなりにその場を上手く乗り切ろうとしていたのでしょう。
これは認知症の方に多くみられる『取り繕う』症状かしら。
どちらかというと、良い子ちゃんに見られたい。
そんな、女心のように思えました。(笑)

 

カエルの付箋を使っている貼り絵です。⬇️

harienikki.hatenablog.com