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アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

願いを込めて

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(2017年4月16日  診断から約10年2ヶ月)


  おママの貼り絵のために新しいファイルを買いました。

 

   今使っているファイルもまだ20枚くらい入るのです。でも、キャパ400枚のファイルですから、残り少ない感じがします。

 

  4月の末からここ3、4日、おママは貼り絵に向かわなかったのです。
似たような事は3月の末にもありました。昨年の12月などは数えるほどしかしなかった…。それでも復活したし、3月、4月は多作で素敵な作品も多かったのです。

もう、このまま出来なくなっちゃうのかな?
心配し過ぎかな?

 

  おママは毎日貼り絵をしていた時でも、作業机から離れたら、
「貼り絵?私、そんな事やってないわよ」
と言っていたくらいですから…。
それが何日も離れていたら、完全に感覚からも消滅しそうです。

 

「今までも、ファイルの残りやハガキが無くなりそうになると、やらなくなっていたよ。少し早いけど、ファイルを買ってきて。」

 

  ジジはこの10年を振り返って言うのです。
だから、願いを込めて新しいファイルを買いました。

 

  それが通じたかは分かりませんが、今日は久しぶりに自ら貼り絵に向かいました。
でも、どことなく勘が鈍って心許ないようです。

3月の時の反省もあるし、今日は少し時間があるので、おママの作業を話しながら見守りました。


  おママは紙を四つ折りにして、その折筋通りにハサミで上手に切っていました。
実は私はとても目が悪く、線の通りに切るのはとても難しい。
だからおママのハサミ捌きにはいつも感心してしまいます。
「お母さんは上手ですね〜。」
「そう?」
「私は緑内障白内障があるので1本の線がダブって2本に見えるのよ。だから、どっちを切ったら良いかわからないの。」
私がそう言ったら、おママはハサミを使いながら言いました。

 

「それなら、その真ん中を切らなきゃね〜。」 (真理だわ〜。)

 

「ま、確かにそうだけど、真ん中を狙っても上手くいかないんですよ〜〜。」

 

おママは軽く笑いました。可哀想な奴というような同情も含めた笑顔でした。

 

   記憶力は無いに等しいけれど、眼は私より見えているかもしれない。(笑)

また、勘を取り戻してくれると良いなぁ。

読んでくださり、有難うございます。

 

3月の反省⬇️

harienikki.hatenablog.com

今の ファイルです。この写真は前にもアップしてますね。⬇️

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