アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

駅まで送ってあげて‼️

 

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(2017年6月6月13日  アルツハイマー認知症の診断から約10年4ヶ月

この貼り絵のパーツは何から切り出したのか?分かりません。それでもハサミの作業はお得意ですね。)

*紀の国屋さんの包装紙と分かりました。2017年10月12日追記


このところ連日夜まで残業しています。


   アルツハイマー認知症のおママは、日常と違う空気を感じ取り、夜8時を過ぎるとナーバスになります。ごめんなさい🙏


「あなたは遅くまで、大丈夫なの?」
「おウチは何処なの?」
「ずいぶん遠いじゃないの。」

 

  心配かけて申し訳ない事ですが、5分ごとに質問されたら、仕事がはかどらん⁉️

 

それで、大抵9時には
退散することになります。

 

おママにはよくあること。

  昨夜は私が帰り支度をしていると、おママはジジに言い募っていました。
「こんなに真っ暗なのよ。お父さん、彼女を駅まで送ってあげてよ。」
「え〜〜。」
ジジはうんざり気味。私が「大丈夫ですよ」と固辞しても、おママは負けません。
「彼女(私の事です)が暗いなかを歩くのが危ないから、お願いだから駅まで送りなさいよ❗️」

オネコも歌舞伎座夜の部の帰りに、おママを実家まで送っていくと、同じ事を言われるそうです。
心配してくれるのはありがたいが、ジジに送ってもらったら、実家までこちらが送り返さねばならないでしょう。

 

おママがリピート再生状態になると、お互いの為にはならない。
それで、一芝居打つことにしました。

「では、お父さん、送って下さい。」
「はい…。」

ジジには直ぐに引き返してもらうのです。
ところが、今度はジジの事が心配になったのかしら?
おママは玄関で言いました。

「お父さん1人では帰りが心配だから、私も行くわよ‼️」

えーっ⁉️そんな〜〜。芝居をする意味がなくなる〜。💦

 

記憶が消え去るって…😿

 

   これを二人掛かりで押し留め、何とか門を出ました。


昼間は蒸し暑かったけど、夜風に涼感があって心地よい。
ジジとは1つ目の角で、手を振って別れました。

 

「あの後、家に戻ったらさ…。」
ジジによると、おママは玄関でジジに言ったとさ。


「どこに行ってたのよ!心配したわよ〜!」

 

   心配してくれるのは有り難いです。

でも、記憶がないのは、やはり気の毒。
記憶が有れば、こんなに心配になったり不安になったりはしませんもの…。

 

おママの貼り絵を見て下さり、有難うございます。