アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

人の繋がり

 

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(2017年7月11日  アルツハイマー認知症の診断から約10年5ヶ月)

お電話くださり有難う御座いました。

  先日、おママのお友達からお電話をいただきました。
子供の時からのお付き合いですから、受話器を握るおママの表情はとても嬉しそう。勿論、お友達はおママのアルツハイマー認知症の事はご存知です。


   誰からのお電話なのか、取り次いだジジから聞いていた事もあり、
おママは受話器の向こうのお友達の名前を、名字と愛称の両方で呼んでいました。
しばらくお話ししていたのですが、途中で相手の方を認識出来なくなってしまう事もありません。


(今日は調子良いな〜。)


そう感心していたら、ちょっとした破綻がありました。
お友達がオネコや私の事を話題になさったのでしょう。
おママは…、
「最近は、もうオネコもチャーコもあまり来ないの…」
と言ったのです。

あらら。どうも、どうも、

私がそのチャーコでーす。(笑)

 

   その後、私が代わって、お礼やおママの近況をお伝えしました。
上記の話も私達には慣れっこですが、おママのお友達は少し驚かれたようです。

申し訳なく思います。

 

私がお話ししている間、おママはずっと私の側に居て、もう一度出たそうにしていました。これは記憶保持時間の短いおママにしては珍しい事です。
そして、最後に私から受話器を取り再び
「またね〜、元気でね〜」
とご挨拶しました。余程嬉しかったのでしょう。


   たとえ直ぐに電話の事も忘れてしまっても、嬉しい感情は暫く心に残るのですね。

83歳になっても、アルツハイマーになっても、ランチに誘ってくれたり、お電話を下さるお友達がいるおママは本当に幸せだと思います。

 

私も…。

   昨日、私は二十数年ぶりにの再会がありました。
まだ私が若い頃に、とてもお世話になった懐かしい方々です。
昔のこと、最近の事、などなど、時を忘れて話していると、これまでの年月が一挙に縮まるような気がしました。本当にお目にかかれて嬉しかったです。

 

改めて人の繋がりの大切さ、有り難さを感じるこの頃です。