アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

賞味期限

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(2017年8月6日  アルツハイマー認知症の診断から約10年6ヶ月

貼り絵の中の花形はどの包装紙から取ったのかしら。全く不明です。でも、よく頑張って切り抜いたと思います。特に左下の花は細い直線まで丹念に切りました。)

 

今日はジジの話です。

 

8月25日賞味期限の食品

  割と保存のきく真空パックの燻製肉やハムなど、冷蔵庫に入れておくとついつい忘れてしまいますね。私なんぞもアルアルな話なので、ジジの事をとやかくは言えません。(笑)

 

  先週、実家の冷蔵庫のチルド室の中に、8月25日賞味期限のピザと真空パックの鳥の燻製を発見!

私が気が付いたのが8月21日月曜日だから、余裕を持って消費できるはず。

そう思っていたのですが、高齢世帯には簡単なことではなかったようです。(笑)

 

  経  緯

月曜日  

鳥の燻製は小振りの骨なしで、切るのも簡単な商品です。

「切って夜のおかずにしてね。」

と私は言ったのだけど、うっかり忘れてジジは夕方のお使いの時に、お惣菜を買ってしまった❗️仕方ない。

「明日はデーサービスだから昼は向こうで食べるでしょ、明日の夜のおかずにしてね。」

私はそう言って帰宅したものの…。

 

火曜日

昼はデーサービス。夜はオネコが夕食を届けてくれたので、鳥の燻製は食べない。

 

水曜日

昼ご飯にピザは3人で消費できた。それで十分。鳥の燻製までは食べられない。

「夜に鳥の燻製を切って食べればいいね。私が帰る前に切りますよ。」

ジジに言ったのですが、おママとお使いに行った際、すっかり忘れて(?)お惣菜を買ってきてしまいました。

仕方ない。それで私は帰り際に、

「明日は私は来られないけど、昼か夜に鳥の燻製を切って食べてね」

とジジにお願いしました。

 

金曜日  (ついに賞味期限の25日がやってきた!)

   昼前に実家の最寄りの駅から電話すると、

「お昼のおかずにイカのフライでも買ってきて」

とジジが言うのです。

「鳥の燻製があるでしょう。それを食べよう。」

「いや、昨日食べたから、もう無いよ。」

「そうなんだ。優秀だね〜。」

しかし、実家の冷蔵庫には件の鳥の燻製が有った‼️

いったい、いったい、ジジは昨夜何を食べたんだ?

妄想なのか⁉️

「えーっ!まだ有ったの?」

他人事のように言うジジ…。思い違いでもしたのか?……?

「夜は必ず鳥の燻製を食べようね。私が帰る前に切っておきますから。」

そう言う側から、この日もおママとお使いに行って、お惣菜を買ってきてしまいました。それも鳥の照り焼き。(笑)

「鳥の燻製があったのに。」

「あ、忘れた…。」

 

仕方ないか…。

  元々、賞味期限は消費期限と違い、そんなに厳密に考えなくても何日か遅れても大丈夫なのです。

 

  しかし、そんな風に構えていると、高齢世帯の冷蔵庫の中は賞味期限切の食品で埋め尽くされてしまいます。

だから、娘は心を鬼にして、親の冷蔵庫をパトロールしなくてはと思います。

 

万一食当たりにでもなったら、親も子も大変ですから。(本音)

 

   しかし考えてみれば、先週の鳥の燻製問題は致し方無い事かも知れません。

 

   アルツハイマー認知症のおママに食事の準備は無理というもの。

89歳のジジだって、先週の酷暑で体力気力が減退していたので、賞味期限切れの食品の事など忘れても仕方がないでしょう。

 

それに、買い物に行くと、見た物を食べたがるおママです。

「鳥の燻製が賞味期限だから、それを食べるんだよ。」

と説明するのも大変です。エネルギーを消耗するに違いない。

そんなこんなで、件の燻製が食べられないのも仕方ない事でした。

 

 では、消費期限、賞味期限切れを防ぐにはどうしたら良いでしょうか?

 

  食品を買わずに宅配食にするとか?

でも、ジジは「毎日その日の気分で、自分で食べるものを選んで食べたい」と言う欲求がまだあります。それはとても大事な事でしょう。

今まで2人が元気だったのも、食に対する積極性が有ったからだと思います。

 

それに、日々のお買い物はおママの楽しみの1つですから、奪うのもいかがなものか。

 

  当面、なるべくジジには買いすぎないように気を付けてもらい、

オネコと私で厳しく冷蔵庫をチェックをしていくしかありませんね。(笑)

 

8月25日賞味期限の鳥の燻製ですが…。

結局、私が自宅へ持ち帰り、夕食の野菜スープに入れて、煮込んで食べてしまいました。

美味しゅうございました。(^o^)/