アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

お電話有難うございます。

同じ方です。

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(2017年12月10日 アルツハイマー認知症の診断から約10年10ヶ月)

 

昼下がり

食後は眠いです。

ジジはまどろみ、私は食後でぼんやりとテレビを見ていました。

この日、おママだけは食器洗を済ませて作業机に向かっていました。

一番しっかりして見えそうです。

知らない人が見たら、おママをアルツハイマー認知症の患者だとは信じないでしょう。www

 

そんな穏やかなひと時を破るように、実家の電話が鳴りました。

 

すわっ‼️
しつこいセールスか?
振込めザギか?

 

いえいえ、この日はとても嬉しい電話でした。
おママの幼馴染で同級生の方がお電話を下さったのです。


昨年も似たようなタイトルで数記事を書いております。

おママの事を分かった上で気にかけてくださるのですから、本当に有難い事だと思います。

幼馴染って、いいですね。小学校から女学校まで、多感な時代を共に過ごし、後々まで親交が続くなんて、おママは幸せです。

 

おママは友人と話す。

私はそのお友達と一頻りお話しました。

その方も年末年始はご家族の事でお忙しかったそうでが、おママやジジの事を気遣って下さいました。

あれこれ近況をお伝えした後で、彼女は仰いました。

「分かるかしら…、大丈夫そうなら、お話ししたいの…。」

勿論でございます‼️(分からないと言えば、分からない部分はあるでしょう)

私は受話器を作業机に持って行き、おママに渡しました。

「小学校からのお友達の◯◯さんですよ。」

ここの◯◯にはお友達の子供時代からの愛称が入ります。

「あ、◯◯ちゃん。はい…。」

記憶の奥の奥を探るように呟いてから、おママは受話器を握りました。

 

離れたところでオネコと聞き耳を立てていたのですが(笑)、

おママの喋る事だけ聞いていますと、会話は十分成立しているようでした。

上手く話を合わせて、何とか記憶の欠落を補う能力は、まだ残されているのでしょう。

 

この点は去年と変わらないのでホッとしました。

でも、こんな事を言っていましたよ。きっと年齢の話になったのね。

 

「えーっ、80にはなってないわよ。70いくつかよ。」

 

おいおい…、おママ。84歳ですよ‼️

きっとお友達も電話口で苦笑していらしたでしょう。

でも、おママはよほど嬉しかったのか、その後も上機嫌でした。

 

喜びと高揚感

電話を切ってから、おママはダイニングテーブルで私達(ジジ、オネコ、私)と話し始めました。晴れ晴れとした気分なのか、とても楽しそうです。

ふと、オネコを見て、

「貴女は昔から、全然変わっていないわね〜。」

と容姿の若さを褒めるのです。

「昔って?」

私がちょっとツッコミを入れると、

「若い頃から知っているけど、全然変わらないわ〜」

と言い換えました。

この時は、オネコの昔の姿を思い出したのかしら?

でも、娘として思い出したかは、定かではないです。(^。^)b

 

それでも、幼馴染の方とお話をして、その喜びと高揚感が他の古い記憶の残像を呼び起こしたのかも知れません。

再び瞬間的に消えてしまう記憶だとしても、おママの脳はきっとしあわせ色に染まったでしょう。

 

お電話ありがとうございます。懲りずにまた頂けましたら、幸せに存じます。

m(_ _)m

 

今日アップの貼り絵

抽象画っぽく見えて、面白く感じました。

色合いが好きなので、私は年賀状の写真に使った貼り絵です。

材料はまさにイロイロ…。(笑)

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。