アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

新旧・和洋の融合

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(2018年6月1日  アルツハイマー認知症の診断から約11年4ヶ月)

 

 本日アップの貼り絵

  本日アップの貼り絵はとてもシンプルなデザインだと思うのですが、お話ししたいことが結構あります。(^。^)v

和洋・新旧が凝縮されているからです。

 

新と洋

  最近、私の友人達が 「お母さんにどうぞ」と包装紙を下さいます。

ありがとうございます。m(_ _)m

  5月末に、友人達大勢で集まり、各々お菓子などを持ち寄って楽しく過ごしました。その中に美味しいパティスリー パブロフの洋菓子がありました。

www.pavlov.jp

お開きの前に、持参した友人が、

「この箱はどうする?」

と声をかけてくれました。しっかりとした厚手の紙を使用しています。

貼るのには向かないかな…。

ちょっと迷ったのですが、その内側の洒落ていること❣️おママ好みです。

「でも、ティッシュの箱だって貼ってるしね。」

「そうだね。一応、貰っていくわ。」

グフッ❣️

顔を見合わせて笑ってしまいました。⬇️ それがこちらです。この箱は本当に素敵ですね❣️お菓子のお味もとっても素敵でした。ありがとうございます。

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案の定です。おママはすぐに興味を示しました。

使いたい…。でも、箱を崩すのは勿体ない…。

おママはウジウジ思いを巡らせていたので、私はバッサリ側面を切り落として分解して上げました。

「きゃー、何すんの❗️」

おママは悲鳴を上げましたが、その直後にいそいそ貼り絵に向かっておりました。

 

旧と和

 上記の数日後の事です。

実は、私は見つけちゃったんです。(^。^)v

⬇️ の記事で「もう、これが最後なの」と、おママが寂しげに言っていた手毬の千代紙です。

作業机のすぐ側、壁際に立て掛けてあったファイルの中から発見‼️

harienikki.hatenablog.com

 

手毬の千代紙とは、

昨年(2017年)5月に、おママ、オネコ、私の3人で日本橋小津和紙に行った時に買ったもの。おママのお気に入りで、昨年の夏頃にはヘビーローテションで大活躍していた千代紙です。切り抜き易く、純和風なのに意外と洋風の包装紙とも合いました。

  昨年11月におママは使い切ったと思っていました。

何かをどこかに仕舞い込んだら、記憶を保てない人ですから、全ては無かったことになります。

だから、私はどこかに有るのではないかと思っていましたが、やっぱりね〜。

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( ⬆️昨年5月に小津和紙で購入したお気に入りの千代紙)

www.ozuwashi.net

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 (2018年6月1日撮影)

新しく頂いた洋風菓子の箱と

部屋の隅で再発見した純和風の千代紙。

その新旧・和洋を、

時期を同じくして手に入れたおママは、楽しそうに貼り絵をしておりました。

 

昨年、よく目にしていた手毬の和洋折衷貼り絵ですが、なんだか新鮮で感慨深く感じました。

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。