アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

ジグゾーパズル 3

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(2018年9月21日  アルツハイマー認知症の診断から約11年7ヶ月)

 

デイサービスでの挑戦

おママはパズルをやれば、出来るのです。

だから、デイサービスでは、おママにジグゾーパズルに取り組んで欲しいと、ジジは思っています。

でもね…、その取っ掛かりが大変。やる気にさせるのはどうしたら良いのでしょう。

そこで、ジジは「一緒にやる」という方法を自ら採用しました。

 

先日、ジジが嬉しそうに話してくれました。

 

「ちゃんと数えてはいないけど、150ピースくらいのジグゾーパズルが有ってね。いままで何度もやっていたんだが、時間切れで出来上がらなかったんだよ。それが昨日は出来たんだ。最初は2人でやっていたんだよ。そうしたら、後から『何してんの?』と他の人も加わって、3時間くらいで完成させたよ。」

 

150ピースくらいのジグゾーパズル  は若い人にとっては苦もなくできるでしょう。でも、高齢になると骨の折れる仕事です。

特にデイサービスの場合は、お帰りの時間がくればタイムアウトですから、ピースが多いジグゾーパズルは出来上がらない事が多いのでしょう。

でも、話を聞いているとママのためだけでなく、ジジも「完成させてみたい」という気持ちが強くなったのかも知れませんね。(^。^)

 

「それで、やっと出来上がったから、スタッフに写真を撮ってもらったんだ。」

 

それがこちら。⬇︎

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 (2018年12月4日撮影)手前の両端がジジとおママです。

 

プリントアウトした写真を私がさらにスマホで撮影しているので、ジグゾーパズル  がはっきり見えていないのが残念ですが、皆さん満面の笑顔でした。

 

「これ、どこのかしらね?」

「あーー! はまったわよ。」

「この隣はこれかな?」

こんな風に、皆んなでワチャワチャ話しながらやっているのが目に浮かぶようです。

 

ジグゾーパズルって一人で集中してやったら、完成時の達成感は半端ないですね。

でも、こんな風にグループでやると、皆んなで話したり、手を動かしたり、目で見て考えてみたり、きっと楽しいでしょう。

写真を見ていて、

ジグゾーパズル  ってコミュニケーションツールにもなるんだなぁと思いました。

(^O^)/

 

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おママの手仕事

11月、おママはデイサービスで⬇︎こちらを作りました。

簡単な押絵細工です。モチーフは来年の干支です。綿(?柔らかくフカフカした素材)を貼り付けた台紙を、縮緬でくるんで貼り付けています。

イノシシや松の形がしっかりと出来ていました。おママは今でも手先は器用なようです。(^O^)v

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本日アップの貼り絵

ブルー系の菱形は阿部蒲鉾店の包装紙を使っています。

下記の公式サイトを見ると現在の包装紙のデザインが違うようです。恐らく、おママが使用した包装紙は何年も前からから実家にあったのだと思います。

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www.abekama.co.jp

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。