アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

水に流して❗️ JOY ミラクルクリーン泡スプレーを使ってみました。

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(2019年3月13日 アルツハイマー認知症の診断から約12年1ヶ月) 

 

おママの食器洗い問題

おママはアルツハイマー認知症歴12年です。

一昨年からお料理は作れなくなってしまいましたが、食器洗いは昨年夏頃まではキレイに出来ていました。

それが昨年の秋以降かなり怪しくなってしまいました。

それでもおママはお仕事をしたいのです。出来る事を自分でも確認したいのかもしれません。勿論、出来る時もありますが、そうでない方が多くなりました。(^◇^;)

 おママのヤル気と私の許容度との兼ね合いで、⬇︎のような対策を取るようになったのです。

harienikki.hatenablog.com

 油汚れの強い食器や鍋など、汚れ落としが大変な物は私が洗い、食卓で料理を盛り付けた食器だけおママに洗ってもらうバトンタッチ方式です。

 

しかし、今年になってみれば、その食器だけでも洗い残し、油のベタつきが目立つようになってきました。なにせ、おママの辞書には食器洗い洗剤は無いに等しい。

勿論、私が洗い直せばいいのですが、なんか良い方法はないかと思っていたのです。

 

折しも春に発売された、「JOY ミラクルクリーン泡スプレー」のコピーは

 「もうこすらないでいい!これが食器洗いの新常識!

スプレーするだけで汚れを落とします。」

マジか⁉️

と言うことは、私が事前にシュッシュとしておけば、おママは水かお湯で流せば良いのです。時には手で擦ったりするから、なおさら、汚れはキレイに落ちそうです

「https://www.myrepi.com/home/cleaning/joy-miracleclean

この私が飛びつかない筈がない…。速攻で買いました。(^O^)

 

どんな感じか?(^O^)

⬇︎下の写真は使用例です。餃子を食べた後のラー油の油汚れです。食後すぐなので、こびり付きはありませんでした。 

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このくらいの汚れですと、本当にこすらずキレイになります。水だけでキュキュッと音がするくらい油汚れが落ちました。

試したのですが、ケーキのクリームや魚、肉の入った炒め物の汚れなどは上と同じように落ちます。しかし、脂肪分の多い肉料理や汚れが固まってこびりついた時などは、さすがに擦らないと落ちませんし、油も残った感じがします。

だから、これ一本でいいかと言うと、そうもいかないと思いました。汚れの程度によっては、普通の食器洗い洗剤も併用しています。

 

良い点と、そうでない点

<良い点>

*油汚れはスプレーして数分置いてから流すと、本当にキレイになる。

*水筒を洗う時はとても楽です。(私はほぼ毎日洗っています。)

*脂身の多い肉料理やひどい汚れの場合、これ単独では落ち切らないが、洗う前にスプレーして一度流し、改めて食器用洗剤で洗うと、とてもよく落ちます。

<気になる点>

*これ一本だけではなく、汚れの種類と程度によっては、通常の食器洗い洗剤と併用した方がいい。

*シュッシュとスプレーしていると使い過ぎて直ぐになくなる。(私の場合、最短10日で1本くらい。)

*お値段高め(特売の時はもっと安いかもしれませんが、リピーター用の本体のみで350円くらい)

 

それで、実家で使えるのか?

上記のように良い点ばかりではないのですが、私は実家でも自宅でもリピートしています。

結局、使い始めてしまうと、なくなると寂しくなると言うか、それなりの効果も認められるので、ついつい買ってしまいます。

ただ、お値段が高めなのでずっと使い続けるのは無理かもしれません。

 

当初の予定していた使い方…。

「おママが食器洗いをする前に、こっそり私がスプレーしておけば、おママでもキレイに洗い上げられるのではないか⁉️」

これに就ては想像以上に効果的でした。おママが洗い上げた食器でもピカピカです。恐らくおママは手やスポンジでしっかり擦ったのでしょう。

 

しかし、おママは自分では絶対に使いません。

新しい物を使いこなす事は無理そうです。(^。^)

ジジからは

「自分でも使い方が今ひとつ分からないし、おママが『あれは何だ!』と言って気にしていた」

と言われる始末です。

私が実家に居る時にしか使わないので、私が帰る時には、これを見えない所に片付けた方が良いのかもしれません。

本当だったら、私が居ない時でも、おママが使えたら楽なのにね…。( ̄▽ ̄)

 

昔を考えてみる

ふと、思いました。食器用洗剤が無い時代ってどうやって油の付いた食器を洗っていたのでしょう。

食器用洗剤が発売されたのは1956年(昭和31年)です。おママが結婚する数年前ですね。

それまでは、植物(ムクロジ、サイカチ、大豆、米など)に含まれる天然の界面活性剤であるサポニンを利用していたようです。米や大豆や大根の煮汁を取っておいて、その中に食器を浸けて置けば油汚れもキレイに落ちたとか…。

そして、鍋や釜などは多孔質で吸着性、脱色性に優れた粘土鉱物(主成分はモンモリロナイト)で汚れを落としていました。

石鹸や洗剤がなかったころの洗浄剤 - 石鹸百科

( ⬆︎参考にさせていただきました。m(_ _)m)

おママの二十代前半までの暮らしの中に、食器洗い洗剤はなかったのです。

そうなると、短期記憶だけでなく、長期記憶も薄れてきているおママの現状からしたら、油汚れの食器を洗剤で洗う習慣が喪失するのは当然かもしれませんね。(^O^)

 

本日アップの貼り絵

今日のテーマにぴったりかな⁉️

そう思ったので選んでみました。

分かっている元の紙はこちらです。⬇︎

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貼り絵に使われているチョコレートの写真が中央に見えてますね。(^O^)

しかし、おママはその上に和風の文様を貼り付けています。周辺のパーツの色を考えると、この文様(桐紋かしら?)は正解だったと思います…。

器用なおママには珍しく、円形の切り方がガタガタになってしまいました。

新聞紙が切りにくかったのかしら?(°▽°)

www.belamer.jp

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 ブルーと白の模様が入った四角は元がわかりません。

しかし、ブルー系の三角は⬇︎から切り出したようです。よく見ると、どの辺りから2枚の三角形を切り取ったか、何と無く想像がついて興味ふかいです。(^◇^;)

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⬆︎これはデュフィの絵でした。

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 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。