(2019年5月8日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年の3ヶ月)
*おママ4度目の介護保険認定調査
6月末で認定期限が切れるおママの介護保険。
5月の中旬に調査が行われました。
いつもの通り、調査員の方がみえて本人と面談します。ウチは毎回、本人を除いて家族と調査員だけでの面談も希望しています。ですから、おママが上手に取り繕っても、私が後で全部チクってしまいます。ψ(`∇´)ψ
*質問とおママの回答
5月17日、オネコは用事がありジジと私が立ち会いました。
文字の色分けは次の通りです。
緑色の文字が調査員の方の質問事項です。
赤い文字はおママの回答。
黒い文字が私やジジの感想・直後の行われた家族と調査員の面談でのフォロー。
お名前を教えてください。
おママはなかなか自分の名前が出てこない。首を傾げたり、私やジジの顔を見たり教えてほしい素振りをするが、こちらは無視。「苗字でなく下のお名前だけでも教えてくださいますか?」と聞かれた。暫く考えてからようやく「ふきこ…?です…。」
生年月日は? 今回は全く答えられなかった。
今誰と住んでいますか? 「……?」分からず首を傾げていた。
今、何人で住んでいますか?
おママは分からないなりにジジを指して「この人と…?」今度は私を指して「こちらと、ほかに子供と?4人かしら?」
正解はジジと二人暮らし。私は通いです。昔はジジ、おママ、オネコ、私の4人の時もあったけど、祖父母も同居していた時期もありました。
普段は2階で住んでいますか? 「はい」
転びませんか? 「私は大丈夫です。転びません。」
杖なしで歩けますか? 「歩けます。」
バンザイは出来ますか? 「はい、出来ます。」おママは実際にやって見せた。
寝るのはベッドですか?布団ですか?
おママはベットと布団が何なのか分からなかったらしい。結局、答えられなかった。
着替えは出来ますか?「自分で出来ます❗️」
おママは自信たっぷりに言うけれど、朝は着替えに1時間くらいかかり、季節感はメチャクチャの格好をしたりするから、自信を持って「出来ます!」と言う状況ではない。
お食事は作っていますか? 「食事?私は食べるの大好きなんです❗️」
確かにおママは食いしん坊の食べるの大好き人間です。しかし、質問されている事からはズレた回答でした。
お食事は作りますか?
「作ります。だって私がやらないとダメですから。片付けも私がやるんです。」
さも、良き主婦をやっているという口振りでした。しかし、おママは食事は作れません。時々果物を切ってもらったり盛付けを手伝ってもらいますが、ほぼ私が付きっきりです。よくも言ってくれたもんだわ。(^◇^;) 食器洗いはしますが、キレイになっていない時もしばしば…。
お風呂はどうしていますか?身体は洗えますか?「出来ます。」
おママはデイサービスで週に一回の入浴介助を受けています。家では実際ちゃんと洗っているのかは不明です。誰かに覗かれるのは嫌なようですから。(°_°)
新聞などを読む時、眼鏡は使いますか?「使います。」
この絵は何だか分かりますか?(A4の紙に人差し指で上を指した絵)⬇︎
『これです!』
おママは嬉しそうに、絵の真似をして人差し指を立てながら答えました。
今までの認定調査ではこのようにイラストが描かれた紙を使うことはなかったので、ちょっと驚きました。「上です」とか「手です」など、様々な回答が出来そうです。
おママのように言葉で回答せずに、手の形を真似をする人も案外多いかも⁉️(^O^)
普段お薬は飲んでいますか?「飲んでいません。」と主張していました。実際はアリセプト、メマリー、血圧の薬を飲んでいます。
定期的にお医者さんへ行く事は有りますか?「ないです」
月に一回はかかりつけ医の診療所に行き、上記の薬を処方してもらっています。
1人でバスや電車に乗りますか?「乗りますが、あまり出掛けません。」
実際は、おママは1人で電車に乗りません。意外と不安感が強いのか、どんどん1人で出掛ける事は今のところないです。
今は定期的にお出掛けをしますか?デイサービスとか?
「別にありません。友人に誘われたら出掛けますが、この人(ジジを指して)が具合が悪かったら出掛けません。」
調査員の方がデイサービスとヒントを下さったのに定期的な外出はないと答えたおママ。その割に、3年ほど前まで数ヶ月に一度行われていた女学校時代の友人達とのランチは朧げに目に浮かんだのかしら…。
今日は何日ですか?5月ですが…。
全く答えられなかった…。前回までは「何月何日ですか?」と聞かれていたので、今回は難易度が下がったと思います。しかし、答えられませんでした。
今の季節は?春・夏・秋・冬ですとどれでしょうか?
全く答えられず、聞かれていることもよく分からなかったようだ。
夜眠れますか?「眠れます。」実際、夜中トイレに起きるジジの証言では、おママは良く眠れているようだ。
その後、調査員の方とジジ、私の3人で面談をしました。ジジは自分の身体の事、歩けなくなる可能性への不安と心配を切々と語りました。朝晩と土日は娘達がいないので、2人だけになってしまうとか…、思うところを述べていました。
私はおママの回答について補足説明をしました。
<2019年7月9日 9:30ごろ追記。>
以上は5月17日の面談調査の時に、私がメモとして残していた走り書きを書き起こしたものです。
(id:yoshihide-sugiura )様❣️そうなんです。(^。^)すぐ忘れてしまうので私はひたすら記録屋です。調査員の方から質問事項などの報告は全くありません。
でも、毎回このように家族がメモとして記録しておきますと、後で見返すことが出来るので良いと思います。私はブログで公開していますが、これは私自身の忘備録としても役に立ってます。*1
*過去の調査と比べて
最初の認定調査は下記の⬇︎のような感じでした。結果は要介護1。
2度目(2015年)は記録を残していませんでした。結果は要介護1。
前回3度目(2017年)の認定調査は下記⬇︎の通りです。この時に要介護2になりました。
前回の時は自分の名前だけでなく、住所も言えていたんですね…。やはり、今回はかなり進んでしまったと痛感しました。
*それで結果は…。
ハキハキと上手に取り繕う場面もあったので、もしや認定区分が下がるのではないかと心配でした。
しかし、6月下旬に届いた結果は、要介護3でした。
私達家族から見ても、この2年でおママの症状は随分進んだは思います。しかし、調査で更に認定が重くなると、客観的にそれを突きつけられたようで、気持ちが重くなります。逆に軽くなると納得いかなかったりするでしょうから、私の気分も勝手なものです。
ただ、同居の主たる介護者ジジの年齢(91歳)や身体を考慮に入れての認定区分なのかも知れません。
*本日アップの貼り絵
以前にクラフトパンチで型抜きした小さいパーツを並べました。好き放題に貼っているように見えて、案外考えているみたい…。(^O^)v
⬆︎紙は違いますが、クラフトパンチの例です。青い星型のクラフトパンチは本来の使い方です。赤いハート型のクラフトパンチは上下を逆にして紙を挟んでいます。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。
*1:o(^∇^)o