アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

見えないものは存在しない。(空のテッシュボックス編)

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(2019年5月8日  アルツハイマー認知症の診断から約12年3カ月)

 

あれもこれも

おママの貼り絵…。

5月〜6月はいつもよりティッシュボックスを使った作品が多かったです。

え?  常にティッシュボックスはヘビロテじゃないか❗️ですって⁉️

そうなんです。

でも、ここにきて又増えたのには理由がありました。

 

 ⬇︎これも同時期の作品です。

harienikki.hatenablog.com

 

畳んじゃぁ、おしまいよ。(^O^)

以前から、おママは空になったティッシュボックスを切り抜いて貼り絵の材料にするので、ジジも私達も安易に捨てないようにしていました。

それで、そんな空箱がおママの作業部屋だけでなく、家中ゴロゴロしているのです。

それが増えてくると嵩張ってしかたありません。

 

それなら畳んでおけば良いじゃないか!

 

そうです。ごもっともでございます。

しかし、それだとおママの目に付きません。

 

おママの記憶は、その動作や物事が終了した途端、ほんの数分で失われます。

どこかにしまい込んだら、次におママがその紙を発見するのはいつのことか分からない。もしかしたら、永久に出てこないかも知れません。

だから、その瞬間、おママにとって目に見えるものが全てだと思います。

 

割と本人が気に入っているなら、目の付く所に分かりやすく置いておいて上げた方が楽しめるのではないかしら?

 

⬇︎貼り絵の話ではありませんが、昨年はこんな事がありました。

harienikki.hatenablog.com

 

 現実には限界がくる。

それで、おママの作業部屋やリビングなどのあちこちに空のティッシュボックスを積んでいました。

しかし、5月にジジはたまりかねた様です。

「使う部分だけ切り抜いて、あとは捨てなさいよ❗️」

 

おママはジジに素直に従いました。

何箱かまとめて自分で潰しながら、使いたいところだけ切り抜いたそうです。

全部とは言いませんが、幾分⁉️減った様です。(5箱くらい?)

「それで、ティッシュボックスから取ったパーツがいっぱいできたんだよ。」

ジジも笑っていました。 

おママはそれをせっせと作品に使ったのです。

5月の後半から6月の貼り絵はティッシュボックス祭りでしたよ〜。

 

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 ⬇︎これも同時期の作例です。

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(2019年5月3日  アルツハイマー認知症の診断から約12年3カ月)

 

 

 本日アップの貼り絵ではてん。

次の箱が使われています。

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⬇︎ おママが主に使う箱の種類

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おママの貼り絵を見て下さりありがとうございます。