アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

高齢者の体調不良は連鎖していく…。

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 (2019年9月1日 アルツハイマー認知症の診断から約12年7ヶ月)

 

本日の記事の内容に若干、尾籠な話がございます。

忘備録であり、先週に起こった事に対する、100%私の愚痴であります。

気分を悪くされそうな場合は「*本日アップの貼り絵」までスルーしてくださいませ。

 

踏んだり蹴ったり…。

 先月10月の15日に転んだジジは1週間近く経って右手首に強い痛みを感じて整形外科に行きました。

レントゲンではっきりとした骨折は確認できませんでしたが、手根骨が痛んだ事は確かです。それで、ギブスをすることになりました。⬇︎

harienikki.hatenablog.com

本人が心配していたデイサービスでのマージャンは、いつも通りに出来たそうです。

それでも右手首の痛みが気になってか?

勝てなかったとか…何とやら…。(^O^)

 

ギブスはその後1週間で取れたのですが、高齢のジジの場合、何処かを庇っていれば必ず他が痛くなるという負の連鎖が起きがちです。現に、痛くした手根骨の上の腕が痛んできたり…。

 

その他にもちょっと深刻な問題が…。

実はジジは、内痔(脱肛)と長年付き合い続けてきました。

あの…柔らかい粘膜が排便やオナラの度に飛び出してしまうという、面倒くさいやつです。これまでは何とか出血しながらでも指で押し戻せていたのですが、今回の転倒とギブスの影響でどうも利き手である右手の指が上手く使えなかったのです。

その結果、飛び出した粘膜は擦れて、立っていても座っていてもかなりな痛みを伴いました。ジジの脱肛は悪化の一途を辿ってしまいました。

 

全く以って、踏んだり蹴ったり。

「何処かが悪くなると、ガタガタっと全部が崩れていくんだな…。」

流石のジジも気が滅入ってしまいました。

daichou.com

出来ない…。(°_°)

先週、この件でジジは随分苦しみました。

自分では飛び出した粘膜を肛門の内に戻せない状態が何日も続いたのです。

デイサービスに行った時は看護師さんのお世話になり、とても感謝しております。

しかし、オナラをするだけで出てしまうとなると、何度お世話になっても焼け石に水状態です。

どうにもならない…。

 

それで、内科で痔も診てくれるクリニックに行く事にしました。

タクシーを使ったのですが、おママを連れて痛がるジジを庇いながらです。私はもう疲労困憊になりましたよ…。

 

そのクリニックの先生に飛び出した粘膜を入れてもらえたし、飲み薬や塗り薬も処方されてホッとしました。しかし、私には医師の言葉が重く感じられました。

「家で御自分で出来ない時は、やはり御家族が入れてあげるしかないでしょう。」

 

おママには出来ない…。オネコは仕事が忙しいし…。

やはり、私がやるしかないんだ…。

 

介護といっても、ジジとおママはまだ排泄の自立が保てているので、私達は下の方はまださほど関知していませんでした。

だから余計に気が重い。

 

脱肛している粘膜を戻すのは不慣れなので困難を極めました。

症状は痛々しく、私が指で押し戻そうとすれば、ジジは激しく痛がります。

気の毒でついつい手加減してしまうと、粘膜は戻らない…。

私、日頃は鬼娘ですが、生来の気弱で優しい性格(?)が災いして、上手く出来ずに落ち込んでいるところへ、

「もっと力を入れて押せばいいのに、チャーコさんはだらしない…。」

当のジジにまで言われて、私もプチッと切れました。

「はぁ?痛がって気の毒だから手加減したのに、『だらしない』ですって?

この事、ブログに書いてやるから‼️」

キーッ‼️ ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 

そんなこんなで、次に実家に行った時は、私も力任せで押し込もうとしてみました。

しかし、悪い予感通りの流血騒ぎではないか‼️

(親が少しでも楽になればと、やってみたはいいが…。更に状態を悪くする事になるとは…。)

確かに私は意気地の無い「だらしない」人間かもしれないし、

それを克服しようとすれば、このザマだ…。自責の念に駆られました。

(/ _ ; )

 急遽夕方遅く、おママをオネコに預けて、ジジとクリニックに駆け込みました。

その時、処置に立ち合い、医師からちょっとしたコツを教わるきとができました。

それをジジに伝えたら、自分でも少しはやり易くなったそうです。

やはり、自分で出来る方がいいものね。

本人が自信を持てるようになったのは良かった…良かった…。(。-_-。)

 

今後どうするか…。

内痔に関しては、今後も苦痛が続くなら手術も視野に入れなければなりません。

しかし、91歳という年齢では、余り医師もお勧めではないようです。

薬を付けながら自分で飛び出した粘膜を押し戻すことができれば、現状のまま暮らせるかもしれません。ジジはこれを希望しています。

 

そして、今回の踏んだり蹴ったりは、ジジが自分の体を支えられずに転んだ事に起因しています。

治る見込みのない脊柱管狭窄症と骨が弱くなっており、ジジは頑張っているのですが、全体的に家の中でも思うように動けなくなっています。

今までは一人で入浴やシャワーを浴びていたのですが、ちょっと今後こわいです。

ケアマネさんに装弾して、介護認定区分の変更を申請しようと検討中です。

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お疲れ様です…。

本日アップの貼り絵

ちょっと見は…よく言えば大胆。悪く言えば大雑把⁉️

いえいえ、とんでもない。(^O^)

この作品は私が全く知らない間に制作されました。同じ大きさの正方形の千代紙を3枚使っています。

千代紙の正方形と三角形が、見事に余白でシンメトリーを拵えました。

おママはきっと、中央の白い正方形を強く意識して千代紙を配置したのでしょう。

頑張りました❣️*1

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

*1:o(^∇^)o