(2019年10月11日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年8ヶ月)
*「果物レッスン」とは
毎年、毎度お馴染みの話題でございます。
当ブログは丸3年分の記事があるので、同じテーマを毎年設けても、それなりのおママの変化がみられます。私には一種の記録でもあるので、性懲りもなく「◯◯レッスン」の記事を書いてしまうんですわ。
わたくし、季節毎におママに果物の皮剥きというお仕事を課しております。
こう言いますと、ちょっとした教育ママのようですね。(^◇^;)
でも、私が台所仕事をしていると、おママは興味津々に張り付いてくるのです。
何かやってもらったほうが、おママも嬉しいようですしね。(^O^)
昨年はリンゴの季節が終わったら、清美オレンジ。
その後はキウイ、梨、柿と旬の果物におママは取り組んで参りました。
えっ?
「旬な果物にメロンが入ってない? 巨峰などのブドウは? スイカは?」
なんてお声があるかもしれません。そこはお察しの通りでございます。
お値段、切って剥く作業があるかが判断基準です。
簡単なバナナは対象では御座いませぬ。
高価な果物は有り得ませぬ。キッパリ‼️断言。
*今シーズン、特筆すべき事 (°_°)
基本的に、この1年も定期的に果物の皮を剥くという作業を続けてきたので、
多少皮を厚く剥くようにはなりましたが、おママは上手にこの作業ができました。
長年、剥いた林檎を塩水に浸けるのを好まなかったおママ。
昨年はこの工程を躊躇っていましたが、今シーズンは、私が言えば何の疑問も持たずに従ってくれました。
身体に染み付いた習慣や好みが少し薄れてきたように思います。
これは症状が進んでいる証なのでしょう。この作業に関してだけ、それを私は逆手にとって「しめしめ…」と思っているのですから、御都合主義な酷い娘ですね…。(๑˃̵ᴗ˂̵)
そして、これは頭の痛い事ですが…。
今シーズンのおママは鎮護の中心部に入っている「蜜」の部分を傷んでいると思ってザックリ芯と共に取り除いてしまうのです。
「あーーーーっ❗️お母さん。そこ、1番美味しいところよ。蜜が寄って甘いのよ。」
「えーーっ⁉️どうして、色が変わっているわよ。」
「だから…、美味しい証拠で…。お願いだから芯は小さめに取ってよ。」
「芯? なにそれ?」
「お母さん❗️だめーー。」
毎度繰り返される不毛な会話。しまいにおママは少し御機嫌斜めになります。
「わたしはね、ずっとこうしてきたのよ‼️」
いえ…、いえいえ…。
おママよ。昔、私が少女だった頃、言っていましたよね。
「皮はなるべく薄く剥いたほうがいいわよ。せっかくの蜜を捨てたらもったいないから、芯はなるべく小さく取るのよ。」
今は立場が逆転ですね。
しかし、年が明けてから、私もちょっとくたびれてきました。
もういいですよ。おママ、好きなように切って剥いてください。
思ったように芯を大きく取っても良いから…。
作業に取り組んでいる時の楽しそうな表情、
終わった後の充実の笑顔の方が大事だものね。
今年も「果物レッスン」は続けます❗️
⬆︎「あーーっ❗️芯と共に「蜜」が全部取られてるよーー。」(°_°)
おママは真剣に取り組んでおりました。
⬇︎2019年、柿の皮剥き。
2018〜2019年シーズンの林檎レッスン⬇︎
次のシーズンは、もうおママは林檎の皮剥きはできないかな?と不安がっていましたが、2019〜2020年シーズンも出来て良かった❗️
2017〜2018年シーズンの林檎レッスン⬇︎
*本日アップの貼り絵
果物を切ったり剥いたりするイメージに合うかしら?
そう思って選びました。
おママが使った主な紙は下記です。
⬇︎コム・デ・ギャルソンの広告
⬇︎毎度お馴染みの紅茶ティーパックの袋
⬇︎お仲間です。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。