(2024年3月26日 アルツハイマー型認知症の診断から約17年1ヶ月)
*かれこれ1ヶ月前ですが…
このところブログの更新が滞っているため、先月の面会について書くのも遅れてしまっております。記事に更新感覚が開いてしまっているのは、私や家族の健康問題とかではないので、どうぞご安心くださいませ。m(_ _)m
おママが特別養護老人ホームに入所してから、早1年3ヶ月になります。
これまで、ほぼ1ヶ月に1度、面会をしてきました。
おママが施設に馴染んでいるので、本当にホッとしています。
*固定観念に囚われているのはチャーコの方でした
2024年3月は下旬の26日にオネコさんと2人で行ってきました。
おママは認知症の症状が進んで、語彙が極端に減っております。面会をしても会話があまり成立せず、間が保ちません。
それで、おママは貼り絵は無理なので、シール遊びで楽しんでもらうことにしました。
(↓)3月に私が用意したのは、この材料です。毎度お馴染みのシールに百均で買ったシールも加えてみました。おママが自宅で貼り絵をしていた時に自分で切った紙片もあります。(^O^)
おママは緑内障で視野の大部分がが欠損しているので、シールを認識するのも少々時間がかかります。そして、台紙から剥がして貼るという事がなかなか理解できません。
しかし、私がシールを剥がしておママの指に付けて上げると、貼るという動作に繋げられるようになります。そして、それに慣れてくると、おママ自らシールを台紙から剥がす事ができるようです。
(↓)まずはチャーコが三角形の紙片に糊を付け、おママに貼ってもらいました。
おママはもしかしたら,台紙の全体が見えていないのかもしれません。台紙の内側に収める意識はあまりないように感じました。
<おママの貼り絵制作動画①>
2024年3月26日(1分31秒)
おママは丁寧に貼っています。三角形の全体はかろうじて見えているのかしら?
(↓)何枚かシールを貼っているうちに、段々慣れてくるようです。
<おママの貼り絵制作動画②>
2024年3月26日(1分13秒)
金色のハートのシールをどのように貼ろうか?
おママは貼ったり剥がしたりしながら吟味していました。
(↓)おママはシールを台紙からはみ出して貼ってしまいました。台紙の範囲内に貼るって難しいことのようです。はみ出した部分はチャーコが裏に折り返しました。
<おママの貼り絵制作動画③>
2024年3月26日(31秒)
おママが台紙からはみ出して貼った赤いシールをチャーコが台紙の裏側に織り込みました。表から見ると丸かった赤が欠けたように感じて、おママは少々混乱してしまいました。かなり気になっているようでした。赤いかけたシールを補うように、おママは親指を当てています。
そして赤の上に更に青い円形のシールを貼ろうとするのですが、おママはまた台紙からはみ出してしまいました。
台紙からはみ出しても良いのですが、結局、そのままではどうしようもありません。それで、私はまた台紙の裏側に織り込んでしまいました。
しかし…。
おママが台紙を意識できないのなら、それを私がそれで良しとすれば良いのですね。
次回、はみ出したらはみ出したままの状態を保てるように考えてみようと思います。
チャーコよ、台紙という固定概念を捨てるんだ❗️
おママはシール遊びでかなり疲れたのか、もうすぐお昼ご飯だというのにベットに横になってしまいました。
「フキコさん。ご飯食べにいきましょう。起きてください。」
スタッフさんに誘われても、おママは起きようとしません。
「いやです」
の一点張りでした。意固地になるとテコでも動かないおママさんなので、私とオネコが居るとかえってスタッフの誘導の邪魔になると思い部屋を後にしました。
私達がエレベーターで1階に降りようとしたら、後ろからスタッフさんに声を掛けられました。なんとおママはあれからすぐに起き上がって、スタッフさんと手を振ってお見送りをしてくれました。
あんなに頑なになっていたのに、スタッフさんの誘導がお上手だったのでしょう。
無事におママもお昼ご飯を食べられそうで、ほっとしました。(^O^)
*アルバム
先月、新しくフエルアルバムに貼り絵を収納しておママの元に持っていきました。
それから1ヶ月経った3月26日現在、無事でした。
おママに剥かれて取り出されたりしていませんでした。
(↓)オネコさんと眺めています
おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。