アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

私は私

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(2020年11月30日アルツハイマー認知症の診断から約13年9ヶ月)

 

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(2020年11月30日アルツハイマー認知症の診断から約13年9ヶ月)

 

I am what Iam ❗️

正月が来たと思ったら,松が開けてしまう。

今年は緊急事態宣言も発令されて、いつもと違う1月です。

そんな頃の事です。

 

いつも通りの昼過ぎに、私は貼り絵に熱中しているおママを見守っていました。

するとおママの鼻から鼻水が垂れそうになっているではないか…。

 

これ自体はよくある事です。

おママはどうもアレルギー持ちにようで、四季を問わず年がら年中鼻水が出ます。だから、そんな時はサッとおママにティッシュを渡せば自分で鼻をかんでくれるのです。

しかし、この時はおママは紙片をどう構成するか熱中する余り、全く自分の鼻に頓着していませんでした。

あ‼️垂れるーーーーー‼️


その刹那、私はおママの鼻をティッシュで拭いて、事なきを得ました。(^O^)

 

自分以外に鼻水を拭いたり、かんで上げるなんて、久しくやっていませんでした。
まるで、アズキが小さい頃のようです。

鼻を拭いてもらうなんて、

おママは小さなお嬢様みたいだな。(^O^)


「ほら、お嬢様、鼻が垂れそうですよ。」
「あら、やだ」
お嬢様と言われて、おママはニコニコと満更でもなさそうです。


「あなたはお嬢様なんですか?
お母様なんですか?お婆さまなんですか?」


おママは笑いながら答えました。
「そんなの知らないわよ。」


知らないったってね〜。(^O^)


「お嬢様と言われたい?」
「そんなのいいの、どうでも。」
「お母様と言われたいの?」
「なんだかよく分からないから、どうでもいいの。」
「お婆さまなんですか?」
「そんなの、分かんないわよ、私は私だし…。


そうだわ。そんな社会の尺度で語る持分や立場なんて、どうでも良いよね。
私は私。
おママはアルツハイマー認知症になって、いろんな事を忘れた。

そして今、「私は私」になれたんだもの。(^O^)

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わたしはわたし


 

本日アップの貼り絵

本日アップの貼り絵の制作日は11月30日。

月末、私は1ヶ月分の貼り絵を撮影して,オネコとの「イチ押しミーティング」の準備で忙しいのです。

そのため、今までおママが好きだった包装紙や千代紙を広げて、もう,全ておママ任せで貼り絵を楽しんでもらいました。

私に「糊のつけ過ぎ❗️」とか「鼻水が出てるよ❗️」と言われないので、おママも伸び伸び制作できたかもしれません。(^O^)

 

撮影の合間に時々覗いてはいたのですが、制作写真は2枚だけしかありません。

出来上がりは起爆力のある楽しい作品になりました。

 

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 使っている紙です。

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①から④と⑧は小津和紙で購入した千代紙です。

www.ozuwashi.net

 

⑤は伊勢土産、播田屋さんの絲印煎餅、包装紙です。

https://haritaya.sakura.ne.jp/

 

⑥は私の友人から頂いた海外の包装紙です。

 おママのお気に入りで、度々貼り絵に登場しています。(^O^)

harienikki.hatenablog.com

 

 

⑦は(↓)こちらのチラシです。

japanculturalexpo.bunka.go.jp

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

鶴を折れますか?

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(2020年10月12日アルツハイマー認知症の診断から13年8ヶ月)

 

第一ラウンド

折り紙は日本の文化です。

今のお子さん達も幼稚園や小学校で折り紙をしているのでしょうか?

現在26歳のアズキが小さい頃は、園で習ってお友達と折っていました。

 

特に鶴は折り紙の代表選手ですね。千羽鶴は今や日本だけでなく外国の方もなさるとか。

おママはおそらく子供の時から幾千回と折っているでしょう。

ですから「鶴」という名称は出てこなくなっても、自然と指が動いているようでした。

 「おママの潜在意識の中に折り紙の鶴は刷り込まれているから。」

なんて思っていましたわ…。

 

実は先週の金曜日(1月8日)の午後、

私が買ってきたお菓子を食べながら、おママはそのポリエチレン系の包装を一生懸命平に伸ばしておりました。

そして、手近なハサミで長方形を正方形に直して、何かを折り始めました。

 

 お菓子も包装材もこの時と同じです。(↓)

harienikki.hatenablog.com

「何をしているんですか?」

「え?分からないけど…。」

「折り紙をしているようですね。何を折っているのかな?」

「私はわかんないのよ。」

でも、その手は明らかに鶴を折っているようでした。

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 しかし、途中から手が止まってしまいました。

「何だかわからなくなっちゃったわ。」

途方に暮れて気の毒だったので、私は手伝ってあげながら、鶴を仕上げました。

 

 

 

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(こんなツルツルの包装ではねぇ。これでは出来ないのかも。

今度はちゃんとした折り紙で一緒に折ってみよう)


私はそう思いました。

 

第二ラウンド

日を改めて(1月11日)の午後。

私は自宅から持参した折り紙を取り出しました。

「一緒に折り紙しましょう。」

色彩がグラデーションになっている綺麗な折り紙です。おママはすぐ手を伸ばしました。

そして、無意識のようにまず三角に折り、そして更に半分の大きさの三角におりました。

(鶴を折ろうとしているんだわ❗️)

私は様子をみていると、やはり途中ではたと手が止まってしまいました。

ここから分からないのよ。」 

 やはり、前回と同じところから折れなくなるのですね…。

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 後は私と一緒に折っても四苦八苦でした。

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私が一つ一つ教えながら、難しいところはやってあげました。

まさに手取り足取りという感じでした。

でも、おママは完成したらとても嬉しそうでしたよ。

(そっか…、おママさんは鶴が折れなくなったか…。) 

鶴を並べて喜んでいるおママの隣で、私は感慨に耽っておりました。(^◇^;)

 

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ここから、分かりません。

(↓)この記事でも鶴がたくさん出てきます。(^O^) 

harienikki.hatenablog.com

 

本日アップの貼り絵

 「鶴」のイメージに合うかな?と思って選んでみました。

 

昨年に10月12日。

昼前に実家へ行ってみると、おママは手近な紙に上に、ピンクと青の紙片を載せて構成していました。

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 ピンクの紙は、送られてきた封筒の内側。切り開いて使っています。

青い紙は仙台の「阿部蒲鉾店」の昔の包装紙です。

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お昼ご飯を挟んで、再開しました。(↓)

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 <制作動画>

おママは構成に集中しております。

途中,私が別の紙を勧めたりしていますが。おママは決してブレません。自分のいいと思ったものに忠実です。


2020年10月12日 14:24〜 おママの貼り絵制作動画


大体、構成が決まったようです。

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今回は、糊付けも順調でした。(^O^)v 

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www.abekama.co.jp

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

おママの「お帳面」は五年日記

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(2020年11月15日 アルツハイマー認知症の診断から約13年9ヶ月)

 

 前回記事で久しぶりに「お帳面」を話題にしたので、今回はそれがどんな形態だったか、ご紹介してみようと思います。

 

おママとお帳面

おママは家計簿のことを「おちょうめん」と言っていました。

なぜ、帳面に「お」を付けるのか、家計簿と言わなかったのか。

きっと専業主婦で一家の全てを預かってきたおママは、家計簿を大切に考えてきたのでしょう。

  

私が子供の頃、夕方買い物や外出から帰宅したおママが、レシートを見ながら記入している姿がよく見られました。時には夜になり、私が1日のあれこれを話しかけてたりすると、

「今、お帳面をつけているから、ちょっと黙っていて」

なんて言われました。項目ごとに丁寧に記入して算盤を入れる。その算盤のパチパチいう音と「お帳面」は私の中でセットになっていました。

 

おママは結婚する前は銀行員でした。

「窓口業務ではなく『外為』だったのよ。」

 外国為替課の略です。「ガイタメ」とおママが言う時、少し鼻が高い感じでした。

昭和20年代の後半のことですから、ネットのない時代です。銀行の支店だって、今ほど電話回線が多いわけでもありませんでした。日々の取引先からの輸出入に伴う為替業務は忙しく、日銀の外国為替課に走ったり(文字通り急いで出出掛ける、急を要する時はタクシーを使う)銀行本店の指示を仰いだり、書類作成、帳簿付けなどなど。女学校を出てすぐのおママにとっては、やり甲斐のある仕事をしていたそうです。

もしかしたら、これは私の想像ですが、この頃からおママは帳簿などを「お帳面」と言っていたのかも知れませんね。

そして、6年ほど勤めてから結婚し、専業主婦となったおママ。

しっかりと家計簿を付けて家計を預かる。

おママにとって「お帳面」はとても大切な仕事の一つだったように思います。

 

harienikki.hatenablog.com

 

五年日記と合体❗️

厳密にしっかりした家計簿だった「お帳面」に変化が現れました。

それは私が結婚してからか?その前だったか?

平成の時代になって割とすぐだったと思います。

前から「お帳面」は分厚いノートでしたが、中身が全く変わってしまったのです。

ページを開くと、7行くらいごとに線を引き、五分割していました。

 

「人に聞いたのよ。1ページに同じ日付で5年分の簡単な支出を書いて、ついでにその日にあった事をちょこっと書いておくんですって。

そうすると毎日ね、過去にその日にあった事を見るでしょう。簡単に夕飯の献立とかも書いておいたりね。見返すと結構それが面白いし良いんですって。」

 

つまり、いわゆる五年日記です。

恐らく、娘たちが出て行って、夫婦二人になると買い物は減ってしまった。それなら、家計簿を簡略化しても良いと思ったのだと思ったのでしょう。

そうして、おママの「お帳面」は、五年日記にちょっとした支出と残高を計算して記入し、余白に日記も書くスタイルになりました。

既成の五年日記帳ではなく分厚い市販のノート使い、上半期と下半期で年2冊づつに分けて使っていました。(5年で2冊使う)

 

 (↓)実物です。日記部分には個人的なことが書かれているので微妙に見えなくしています。現在戸棚のすぐ見えるところにあるのは5冊、私の手元に1冊。

その6冊は、平成12年から16年、平成17年から21年、平成22年から26年の15年分です。もしかしたら平成12年以前の5年分もあるのではないかしら。

 

開いてあるページは平成12年から16年の1月16日と17日です。

1日分の左側が簡易家計簿と献立。右側が日記部分です。

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日記部分にはおママの日常や楽しかった事、嫌だったことが詰まっています。

娘のところに行って孫と遊んだ。可愛かった。

今日は工芸金箔の教室に行った。友人が入院した。そして退院した。

革工芸のお仲間とグループ展をした。友人知人が来てくれた。

そして、確かに家族の言うように、記憶が曖昧なのかもしれない。

不本意ながら病院に行き、どうも私はアルツハイマーらしい…。

薬を飲むことになった。

でも、普通通りの暮らしは続きました。

女学校時代の友達とは月に1度はランチをしていた。

長女と病院に行った。夫は顧客訪問をしている。

 

2007年(平成19年)2月におママはアルツハイマー認知症と診断されましたが、この「お帳面」はジジの協力の元、続けられました。記憶力が曖昧になったので、日記部分は段々に書くのが難しくなり空白となりました。しかし、簡易家計簿の方はジジや娘達のサポートを受けながら2018年2月末まで続けました。

 

おママはアルツハイマー認知症になっても、人生は終わりではなかったし、確かに暮らしてきたのです。

貼り絵をしながら、「お帳面」を付けながら…。(^。^)

 

本日アップの貼り絵

なかなか衝撃的な作品です。私が実家に行かなかった日に制作されました。ジジによると、おママは自然と作業机に向かい、手近にあるもので貼り絵をしたそうです。

台紙はいつもの「越前耳付きはがき」ではなく普通のコピー用紙です。医療費の領収書の裏面を使っていました。(^O^)

 

台所で使う不織布の布巾はずいぶん前からおママの作業机の引き出しにありました。

本当に使ったのね…。

以前、デイサービスでやっていたスクラッチアートは続きをやらないまま、ずっと引き出しに眠っていました。

遂にこんな形で日の目を見るとは…。(^O^)

(↓)このスクラッチアートを使っています。

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harienikki.hatenablog.com

 (↓)小津和紙で買った『鬼滅の刃』禰󠄀豆子ちゃんの麻の葉模様もちゃっかり登場しています。

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それでもどことなく調和が取れているのが面白いところ。

おママ、やってくれましたわね。(^O^)v

 

 おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

記憶について No.47 「お帳面」の残像

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(2020年12月6日 アルツハイマー認知症の診断から約13年10ヶ月)

 

海馬の奥から?

もしかしたら、以前からこのブログに来てくださっている読者の方々は覚えているかもしれません。

「お帳面」、「おちょうめん」と言います。

これはおママが認知症になっても続けて簡易家計簿です。

それが出来なくなって3年近くなります。厳密に言うと2年9ヶ月です。

 

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昨年(2020年)12月18日の夕方。

私はジジとおママと3人で買い物に行きました。帰宅してすぐに私は冷蔵庫に入れる物はさっさと片付けました。しかし、例外もあります。

「これはまだあったかいね。」

ジジとおママが夕食に食べる予定のチキンカツはダイニングテーブルに出しておいたのです。

すると、おママはそれを見て慌てた様子をしました。チキンカツを前に、まるでジェスチャーように、手を動かしたのです。

「これは、ほら、あれ,しないと。ね、あれよ。やらないと。」

私は直ぐに思い当たりました。

(おママは「お帳面」を付けたいんだね…。)

おママが「お帳面」を付けられなくなって3年近くなるのに、おママの脳には若い時から長年「お帳面」を付けてきた記憶が微かに残っていたのですね。

現在のおママは娘がいるという記憶すら定かではありません。(オネコと私は何なんだ)

つまり,短期記憶だけでなく長期記憶も著しく失われているので、これは私には驚きでした。

「書きたいの?」

「そう!これ書かないと。なんか書くものは…。」

見回したところメモを取るような紙もありません。

私はテーブルの上にあった白い紙ナプキンとボールペンを差し出しました。

おママはゆっくりと、そして丁寧に書き始めました。

「チ・キ・ン・カ・ツ」

「できたわ、これでいいわ。」

おママは納得の表情でペンを置きました。

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なんだか私は切ないような、嬉しいような、不思議な感覚に囚われました。

 

恐らく「お帳面」はおママの海馬の奥に沈んでしまっていたのに、おママの脳はふとした弾みでそれを意識の表面に押し上げていく。

それは私には嬉しい事です。

 

でも、それをちゃんと行動に移そうにも、今のおママは言葉をなくしかけて伝える事もままならないのです。

ジェスチャーで必死に伝えようとして、それをヘンテコな紙に書いて満足したおママの姿が切ない。(TT)

 

せめて,数分待ってもらって、もう少しマシな紙に書いて貰えばよかった。

私はちょっと後悔しています。でもね、数分待たせたら、おママから「お帳面」の記憶が逃げていきそうだったから仕方ない。

私はそう自分に言い聞かせております。

 

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平成18年ごろの「お帳面」の記載を背景に使ってみました。

おママは買った物の値段を四捨五入していたんですね。(^O^)

追伸です。 ブックマークで Jenny (id:jflkg4u)様から

ところでおママ様は写真撮影されてたりすると何か気になったりなさらないのでしょうか、ふと思っただけです🐱」

と、ご質問をいただきました。ありがとうございます。

私がおママの作業中の様子を撮影する時、シャッター音がしても、おママは全く気が付きません。意識に登らないようです。

もしかしたら、撮影されている事が分かっているのかも知れません。しかし、ブログを始めて写真や動画を撮影する時に拒否された事は全くありませんでした。

おママは正面からスマホを向けられると、撮影されることを意識します。その時は別に嫌がりもせず笑顔で撮影に応じてくれます。

ひょっとして、おママは写真好き?(^O^)

  
本日アップの貼り絵

 私が実家にいない時の、「お題パック」を使っての作品です。

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 おママはこの招き猫の千代紙が大好きです。縁起良さそうだし、赤と金の地に白と黒の招き猫が鮮やかですもの。(^O^) 日本橋小津和紙で購入しました。

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おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

緊急事態宣言ふたたび

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2枚目(2020年11月2日 アルツハイマー認知症の診断から約13年2ヶ月)

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 1枚目(2020年11月2日 アルツハイマー認知症の診断から約13年2ヶ月)

 

 2度目の緊急事態宣言

ああ、やっぱり…そうですよね…。

それが私の正直な感想です。それ以外、何もないです。

昨年の12月から徐々に東京都の新感染者数と重症者数は増加していきました。

連日、新感染者数が1500人くらいで重症者数が100人を超えますと、仕方ないとしか言いようがありません。

 (1月7日14:38追記 東京都の新患者数は2000人を超えてしまいました…。)

 

1月7日、本日夕方、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に緊急事態宣言がなされます。そして発令は1月8日、期間はは明日1月8日から2月7日まで。

状況によっては延長もあり得ます。

これが遅かったかかどうかは、先々になってみないと分からないと思います。

 

ニュースなどで仕入れた情報ですが、主な要請は

午後8時以降の外出自粛要請、

午後8時以降の飲食店に対する営業自粛要請、

通勤者数7割削減あたりでしょうか。

 

百貨店等商業施設の営業時短要請もあるかも知れません。

学校は休校にはなりません。

 

要請は強制ではない。そこが日本の難しいところです。

効果があって欲しいです。

一人一人の問題として、しっかりと受け止め、行動していかなければなりません。

私としては相変わらず週2回の実家通いは続けます。

ジジとおママのデイサービスは営業してくれるそうですから、体調を崩さない限り、通所は続けるでしょう。

 

私の自宅周辺では、スーパーの棚には商品が並んでいて、マスクも消毒液もありました。トイレットペーパーもティッシュも店頭にあります。

前回の緊急事態宣言の時より、皆さん落ち着いた消費行動を取っているので、ホッとしています。

 

普通の日常が、例年の日常とは違う。

この違う日常が、やがて普通の日常になっていく。

昨年はそんな1年でした。それがまだ続くのですね。

 

www.sankei.com

 

 

 *本日アップの貼り絵

昨年の秋、外出中に綺麗なチラシを見つけたので貰っておきました。 

イルミネーションの広告チラシです。キラキラキラリン〜♬


これです(↓)左側が表面で右側が裏面です。

昨年11月2日に、これを「お題」にしてみました。

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 お題方式の貼り絵」とは…。

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。そして、他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 

(↓)こちらの広告でした。

www.yomiuriland.com

上記のHPを見ますと、本当に綺麗なんですよ。もう❗️行きたくなってしまいます。

でも、まぁ状況が状況ですから…。でも、見にいきたいな…。でもでも…。見たいな…。

溜め息ばかり出ます。もっと早く気がついて、秋のうちに行けばよかったか?

わーん。見たいですぅ〜(涙)(T_T)

 

今日電話で確認したところ、「現時点では休館日(HPの営業カレンダーでご確認ください)以外の日は営業します。しかし,政府の要請によっては今後開催時間など変更が考えられるので、必ずHPでご確認の上、お出かけ下さい」との事でした。(^O^)

 

あまりに綺麗なので、しばらくおママはチラシにハサミを入れられませんでした。

「もう1枚あるのよ。安心して。」

私がそう言うとおママは安心したようです。

「きれいねぇ。」

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切り出すと楽しそうです。

 


2020年11月2日 15:29〜 おママの貼り絵制作動画

<制作動画>

1枚目の構成をしています。

途中の雑音はヘリコプターでしょう。オネコさんが「帰ります」と言う声も入っていますが、おママはあれこれ工夫に余念がありません。(^O^)

 

こんな感じに配置しました。さぁ、これからどうしましょう。

余白に小さなものを貼りたいそうです。

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(↓)小さいパーツを貼るのは大変です。糊の付け過ぎ〜❗️💢

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1枚目完成です。おママらしい斜めに流れるデザインとなりました。(^O^)

 

さて、この日のおママは意欲的でした。

おやつタイムの後、場所をおママの作業机に移して、2枚目に突入です。

最初はこんな感じに構成していました。(↓)

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(↓)ちょっとデザインは変わりました。

糊付けが済んでから、ピンク色を加えたくなったようです。

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仕上がって見ると、とても華やかな作品になりました。(^O^)

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。 

片方だけの手袋

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(2020年10月19日アルツハイマー認知症の診断から約13年8ヶ月)

 

片方だけの手袋

 

「どうして、もう一つないんだろう」

片方だけになった手袋は、役立たずのように虚しい

「こまるわ」

家族も判然としないのに,暮らしの全般を忘れてしまったのに

何故か、手袋は二つで一つと分かるのね

左手に握りしめても、右手は空よ

落としたのと説明しても、すぐ忘れてしまう

そして、見る度に繰り返す

「どうして、こっちのはないのかしら」

不要となった片方は淋しいね

行方知れずの分身を求め続けているから

 

 

「どうして、もう一つないんだろう」

片方だけになった手袋は、形見のように虚しい

「どこでなくしたの?」

子供たちの存在も知らないのに,多くの言葉を忘れてしまったのに

何故か、手袋が二つで一つと分かるのね

左手に手袋をはめても,右手は寒い

自分で落とした事も、すべて忘れてしまう

そして、触れる度に繰り返す

「どうして、私はそんなのしらないわ」

失くなった片方は悲しいね

名前も住所も告げられないから

 

始末できない

年末におママは茶色の手袋の片方を失くしてしまいました。

片っぽだけの手袋なんて、さっさと私達がおママの見えない所に片付けるか、捨てれば良いのです。

でも,未練でしょうか。

もしかして、外で落としたのではなく、まだ家の何処かにあるかも知れないと思ってしまいます。

恥ずかしながら、そんなこんなで、年初から詩のようなものを書いてしまいました。(^O^)

 

別に認知症でなくても、誰だって手袋は失くしがちです。

皆様、この寒さの中、どうぞ手袋を落としませんように。(^O^)

 

(↓)おママは大事そうに残された片方の手袋をラップで包んでおりました。

包んでどうなるものではないのです。

おママはこれを大事にし過ぎて、何処かに仕舞い込むかも知れません。

もし、失くなった手袋が出て来ても、

今度はこちらが行方知れずになっているかも知れませんね。(^◇^;)

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 本日アップの貼り絵

 中央の2つのパーツが対になっているので、手袋みたいだと思って選びました。

 

「お題方式の貼り絵」です。

 「お題方式の貼り絵」とは…。

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。そして、他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

(↓)お題はこちらです。小津和紙の千代紙が中心です。

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(↓)お題の中で真っ先に手にしたのは、やはり1番のお気に入りです。

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 (↓)「こんな風にしようかしら?」

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おママの貼り絵制作動画 2020年10月19日15:24〜

 <制作動画>

途中、切り抜きながら、おママはどれを切り抜いているのか忘れてしまいました。

チャーコが軌道修正を促しております…。こんな事が多くなりました。(^◇^;)

 

 (↓)おママの工夫は続きます。

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(↓)糊付けした後でも、形をハサミで微調整してから完成しました。 

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www.ozuwashi.net

 

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

2021年 謹んで新年のお慶を申し上げます

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(2020年6月29日アルツハイマー認知症の診断から約13年4ヶ月)

 

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(2020年6月29日アルツハイマー認知症の診断から約13年4ヶ月)

 

令和3年です

明けまして、おめでとうございます。

今年2021年は令和3年ですって❗️

何も驚くことはないのですが、御譲位に伴う改元がついこの間あったばかりと思っていたら、令和の御世も3年めです。時が経つのは速すぎる〜。

考えてみれば最初の元年は7ヶ月しかなかったから仕方ないけど…、昨年が昨年だったから、実感がありませんわ。(^◇^;)

 

元旦はオネコの家にに行き、ジジ,おママとともにお節料理をいただきました。

毎年、私は黒豆とキントンの係りです。

今回は、焦がしたりせずに上々の仕上がりで、幸先の良い年明けとなりました。

 

 ※どうやって黒豆を焦がすことができるのか⁉️

不思議に思う方は、こちらをクリックして下さいませ。(↓)

harienikki.hatenablog.com

 

 お陰様で、ジジもおママも風邪ひとつ引かずに令和3年を迎えることができました。

今年も元気で過ごせたら良いと思います。

 

皆様の今年一年の御多幸と御健康を御祈り申し上げます。

 

本年も宜しくお願い致します。

 

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今年も元気で過ごしましょう。チャーコはサポート頑張ります❗️

 

本日アップの貼り絵

蒸し暑い2020年の6月の、とある昼下がりのことです。

私が「お題」を求めて、昔おママが切り取っていた広告写真を物色していると、(↓)こんな綺麗な広告を見つけました。

きっと『銀座百店』の切り抜きですね。裏面の資生堂パーラーの広告から2018年のものと判明しました。わりと最近のものですね。

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 「お題方式の貼り絵」とは…。

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。そして、他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 

綺麗な紙を見ると興味を示すおママです。早速、ハサミを手にしました。

まぁ、やはり、そう切りますわね。

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ドカンと大きく配置したいようです。(↓)

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 ここで、私は「あ‼️」と思わず声をあげてしまいました。

ただ色と薔薇の写真が綺麗なのでお題に選んだのです。だから全く印刷された文字には気を留めていませんでした。

「『謹んで新年のお慶を申し上げます…。』

これって、これから夏に向かうのに…、しばらくブログにアップできないじゃない…。」

 

仕方がない、半年近く寝かせますか…。

これまでだって、まだアップしないまま、お蔵入りしている貼り絵だってあるのだから、

来年まで取っておきましょう。(^O^)

 

この日、おママが他に興味を示した紙はこちらです。(↓)

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 (↓)やはり好きな紙を手に取るのですね。

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(↓)貼ります‼️

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(↓)2枚めは薔薇を中心にするそうです。(^O^)

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梅雨時に突然正月が来たような貼り絵でした。

 

おかげさまで、半年ほどファイルの中で眠っておりましたが、

無事に令和3年に日の目を見ることができました‼️

令和3年、良い事づくめの一年だと良いなぁ。(^O^)

 

www.hyakuten.or.jp

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。