アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

連作の楽しさ 好きな紙を選びました

(2022年3月14日 アルツハイマー認知症の診断から約15年1ヶ月)

 

紙選びにワクワク

「お題方式の貼り絵」です。

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

とはいえ、私はいつもいつも良さげな「お題」を用意したり思いついたり出来るわけではありません。(^◇^;)

私もご飯の支度などでバタバタしますと、頭が真っ白になってしまいます。

そんな時は、おママに自分で使う紙を選んでもらっています。

3月14日もそんな感じで制作が始まりました。

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<おママの貼り絵制作動画①>紙選び

2022年3月14日 14:32〜(4分15秒)

おママは中くらいの大きさに切断してある紙類を収納しているクリアファイルから紙を取り出しています。

動画が始まる前に、既にマセンダの色鮮やかな紙を選んでいました。それに合わせるのは何が良いかしら?

おママは落ち着いた感じの唐草模様を手にして、マセンダの上に合わせています。

 

マセンダの紙は2015年ごろの三越お歳暮カタログの表紙です。

過去にもこれを使っておママは何作も貼り絵を制作しました。切りやすく鮮やかで、しかも案外他の紙とも合わせやすい。

 

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(↓)唐草模様は大判サイズの包装紙でした。私が適当な大きさに切り出しております。

おママが認知症になる前ですから、16年〜20年前に購入した物でしょう。

いかにも昔のおママが好みそうな柄なので、昨年の春に見せたのですが、さほど活用していません。

インパクトが薄いのかな…。」

そんなふうにも思ったのですが、この日は珍しく興味を示しました。

 

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(↓)2022年3月14日、おママが選んだ「お題」はこちらです。

 

1枚目

まずは鮮やかなマセンダを手に取るおママ。波模様に沿って綺麗にハサミを入れていきます。


そして,次は唐草模様です。

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<おママの貼り絵制作動画②>カット編

2022年3月14日 14:45〜(3分02秒)

唐草模様を分割していきます。おママなりに考えながら、4つのピースができあがりました。

 

(↓)更に形を吟味しています。

 

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<おママの貼り絵制作動画③>構成編

2022年3月14日 14:53〜(57秒)

おママはすんなり構成を決定しますが、必ずしもこの通りに出来上がるとは限りませんね。(^◇^;)

 

(↓)おママは角に配置したピースを糊付けした後直後に他のピースに気持ちが移ってしまってしまいました。

しかも、1枚目を途中で放棄して、新たな作品に取り掛かったのです。

 

2枚目

さっさと3ピースをハガキの上に置いて、あまり考えもなく糊付けをしました。(↓)

(↓)そして、好みの千代紙で飾ろうと思いました。

記憶力はないけど、「好き❗️」という感覚は健在です。(^O^)v

2枚目は20分くらいでささっと仕上がりました。

 

おママさん、1枚目の事はお忘れですよね…。

仕上げて下さいよ。(^◇^;)

さて、1枚目に戻りましたら、右側の唐草のピースが気に食わなくなったようです。1度貼って、更に剥がして貼り直しています。1枚目の方がシンプルなデザインなので、こだわりだすと、こだわり抜いてしまうおママでありました。

 

(↓)2枚めの後から完成した1枚目です。

(2022年3月14日 アルツハイマー認知症の診断から約15年1ヶ月)

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

ハンバーガーを切れるかな?

(2022年4月8日 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

 

おママはお上品

お手軽なファーストフードの代表格といえば、ハンバーガーでしょう。

濃いめのついつい癖になるジャンキーな美味しさで、時々食べたくなります。

ジジとおママは高齢者ですが、例に漏れず喜んで食べてくれます。

それで、私が行った時の実家のお昼ご飯に月に1度か2度は利用しております。

つまり、これは私の手抜きです。

いえ、そんな事ばかりではありません。

当ブログではこれまで何度も某大手ハンバーガーチェーン店のハンバーガーネタを取り上げてきましたが、これはおママの認知症の症状を推し量る深淵な目的があるのです。(半分以上は手抜き目的です)

 

ここ10年くらい、実家でハンバーガーを食べる時、ジジ、おママ、私で三者三様の食べ方をしていました。

 

◉おママは上品にナイフで十文字に切り分け、

ハンバーガーをお口に入れ易くする御行儀良さげ型。

◉ジジはまず上のバンズを剥がして食し、次はお肉、

最後に下のバンズという順に完食する分解型。(お恥ずかしい)

◉ 私はガブリと噛み付く一般型。(普通ですよね)

 一番キレイな食べ方はおママでしょう。(笑)

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しかし、昨年からおママは食べ物を前にしても食べ方がわからなくなっている事が多くなりました。それで、おママはハンバーガーを前にどうするのか。以前同様に、自分で綺麗にナイフで4分割してお上品に食べられるのか。

私はじっと観察しているのです。(^_^)

ま、別にハンバーガーが切れなくても美味しく食べてくれれば良いのです。

でも、ずっとおママが拘ってやっていた事が今も出来るのかどうかは、認知症の症状の進行具合を測る上で参考になると思うのです。

 

それで、どうかというと…。

今年の初めの頃は、自分で切ろうという気持ちが強かったです。

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<おママのハンバーガーカット動画>

2022年1月26日 13:28〜(44秒)

おママは頑張って4分の1カットに取り組んでいます。

 

 

しかし、春ごろから少々違ってきました。

4月8日には

「自分で切りますか?」

と私が聞くと、

「わたし、え?なになに?」

とイマイチ理解できないようですし、私がナイフで切ろうとすると、

「ありがとうございます」

とやる気は全くなし。(^◇^;)

 

そして、食べようともせずに包装紙をティッシュペーパーで拭き始めるではありませんか…。

美味しく食べられて、おママ笑顔なので良かったです。

そんなに「チキチー」の包装紙が気に入ったなら、

「お題」にしちゃおう❗️

 

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

 

(↓)過去おママは何度か貼り絵に使っていますしね。(^O^)

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美味しい後は

さっそく「お題」にハサミを入れるおママ。

しかし薄い紙は結構切りにくそうです。(↓)

(↓)丸い形を綺麗に整えています。

 

(↓)組合わせる紙は「波紋」の紺色です。おママが必ず手にしたくなる千代紙です。


(↓)中央の円形ピースと「波紋」はすぐに貼ってしまいました。(^O^)

おママは更にQRコードも使いたい。

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<おママの貼り絵制作動画①>

2022年4月8日 15:06〜(3分08秒)

おママは2つのQRコードが印刷されたピースを切りましたが、見比べると形が違います。

私はそこを指摘しました。

チ「ちょっと形が違うね。」

しかしおママには言っている意味が伝わらなかったようです。

マ「いいよ❗️」

何が良いのか、今度は私が理解できません。しかし、おママは2つのピースをテーブルの上で平らにしているうちに気がつきました。そして、グリーンをハサミで切りながら

「ちょんちょんちょん、ちょ🎶」

そして画面に配置しました。

 

(↓)次におママは缶の中からブルーの紙を選んで、四角形を切っています。

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<おママの貼り絵制作動画②>

2022年4月8日 15:16〜(28秒)

ブルーの四角形を画面に載せております。

あまりにピンボケした動画で、お恥ずかしい…。(^◇^;)

 

 

(↓)同じ日に制作した貼り絵です。

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

おママ受難

(2022年4月25日 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

 

前記事では温かいお言葉をくださり、ありがとうございます。

昨日は何とか実家へも行かれましたし、元気が戻ってきました。

 

今回は尾籠な話もあり、私の忘備録も兼ねているので、かなり長文です。

気が重くなりそうな方は下の方へスクロールして「*本日アップの貼り絵」まで移動して下さいませ。

 

嫌な予感しかなかった。

5月20日晴れ。昼頃には気温が25度近くなっているので、日差しのあるところでは汗ばむ陽気でした。

「芙貴子さん、暑いでしょう。その毛糸のカーディガンを脱ぎましょう。

「いいの、もう、いや。」

私は故あって、おママと昼ごはんの買い物に出ておりました。
いや、いや、暑いでしょう。脱がそうとしても強烈に拒否るので私は一緒に歩きながら手をこまねいておりました。後で考えれば、おママが外で泣き叫ぼうとも、引っぺがしてやれば良かったのでしょう。その点は反省しております。
 
因みに、その故とは…。
遡ること30分前、私は実家最寄りの駅からジジに電話をしておりました。しかし、何度鳴らしてもジジは出ません。結果として私は実家へ直行して、改めて買い物に出る事になったのです。しかも、ついでにジジから頼まれました。
「朝から退屈しているから、おママを散歩がてら連れて行ってあげてよ。」
確かに、少し外を歩いた方が良いかも知れません。おママも目を輝かせて乗り気になっていました。
でも、問題はおママの服装です。おママはこの暑さだというのにウールのカーテンを着ています。それだけは脱いでもらわないと熱中症になりそうです。しかし、おママは頑としていうことを聞きません。
「外は暑いから、これ、脱いでから行きましょう。」
私が脱がそうとしたら、おママは「いやです❗️ダメ❗️」と激しく抵抗しました。
「仕方ない。途中で暑くなったら脱いでくださいね。」

我を張り通すおママは、私が何を言っても理解できるはずもありません。ここは私が折れました。でも、一応対策はしておきましょう。

おママは4月には熱中症になりかけた事もありましたしね。(^◇^;)

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私はおママのカーディガンを入れられるように大きめのエコバックと、念のため、汗拭き用の乾いたタオル、ペットボトルのお茶を持参しました。

 

往きは良い良い

予想外におママはご機嫌でした。どうやら暑さは本当に感じていないみたい。

「暑いでしょう。そのカーディガンを脱ぎましょう。」

「いいんです。わたしはいりません❗️」

要るとか要らないの問題ではありませんよ。

それでもおママは楽しそうに他所のお宅のバラなどを眺めながら駅前まで歩きました。

そして、スーパーで買い物をしました。外は暑いのですが、店内はガンガン冷房がかかっていて、私の汗も一気に引きました。こんなに冷えていたら、おママはカーディガンを着ていて丁度良さそうでした。しかし、店内をひと回りして、セルフレジで支払いをしている最中に異変は起きたのです。

 

悶絶

そもそも、おママにはセルフレジが謎でした。カゴから商品を出して、機械にバーコードをかざして「ピッ❗️」とスキャニングしてからエコバックに入れるという一連の作業が、おママには理解不能なのです。

「あなた、なにをしているの❗️ダメよそんなの。」

スキャニングした商品を再びカゴに戻すという、私からすれば殆どテロのような所業を繰り返しました。

「お願いだから、触らないでください。」

「でも、ダメよ。」

きっと、おママはお金を払う前にバックに入れる事に納得ができないのでしょう。私の行為は泥棒レベルに見えたのかも知れません。でも、ダメじゃないんですよ、おママさん。(°_°)

おママのテロ行為を阻止するべく、私は強めに「やめて下さい」と言い放ってしまいました。

すると、おママは急にフラフラになり、顔面が蒼白になるではありませんか。そして、お腹を抑えて悶絶し始めたのです。

「わたし、もうダメだわ。いたくてダメだわ。」

にわかに下腹部を抑えながら身をかがめたのです。手を握れば冷たい。しかも顔面は蒼白です。これは只事ではありません。でも、私はおママの身体を支えながら、ふと思いました。

(これは、もしかしたら、ウ◯チではないか?)

 

実は5年ほど前のことですが、おママはやはり駅前のスーパーで腹痛を訴えて倒た事がありました。この時は店員さんが救急車を呼んで下さったのですが、救急車が到着する前に意識を取り戻したおママは便意を訴えトイレに駆け込み、救急車到着時にはスッキリしているという人騒がせな事件でした。

 

「芙貴子さん、ウ◯チは出そうですか?」

おママは苦しげに頷きました。

「取り敢えず、トイレに行ってみよう。」

最近のおママは「大」の方をする時はちょっと大変です。紙で拭くのを忘れて、汚れたお尻を素手で触ってしまう事もあるのです。

私は外出時の排便を想定していなかったので、ウエットティッシュや消毒液を持参していません。

(これは困ったことになった…。)

親切にも店員さんが案内してくれたのは店内たった一つの多目的トイレでした。

幸いな事に、その多目的トイレには消毒液やペーパータオルなどが完備されていました。私は大船に乗ったつもりでおママの腹痛と便意に付き合う事にしました。

おママ、悶絶すること約7分。私は背中をさすったり、声をかけて励ましました。

ここで、おママは何とか排便を済ませることができたのです。毎日酸化マグネシウムを服用しているのですが、それでもかなり固くなっていました。

「はぁ、もうだいじょうぶ。いたくない。」

それでも、依然としておママの手は冷たく、顔色は青い。。もう少し、座っていられたら良いのですが、あまり多目的トイレを長時間使い続けるのも憚られます。

おママにお茶を少し飲んでもらって、私たちは帰途に就きました。

 

帰りは怖い

歩き始めて少したっても、おママの手は冷たく、ゆっくりしか歩けませんでした。

途中のハンバーガー屋さんで予約していた商品を受け取り商店街を抜けました。

後で考えれば、このハンバーガー屋さんで暫く座って様子を見るべきでした。ここならトイレも借りられたのです。もしくはかかりつけ医のクリニックに行けばよかったのかも知れません。

商店街を抜けて数分後、なんとおママはまたお腹を抱えるではありませんか。

「出そうですか?」

「わからない。でも、もう、わたしはダメなんです。」

「ダメなんですか…。」

確かに、まだおママの顔色は青い。どこかに腰掛けようにも座れるようなお店はありません。しかもトイレを借りられる所もありません。万一粗相をしたとしても、リハパンツを履いているので外見上問題はないのですが…、本人は嫌でしょうね。

「お茶を飲みますか?」

「いらない。」

そしておママは他所のお宅の門の前にへたり込んでしまいました。家までの道程の半分は過ぎています。何とかおママを鼓舞し支えながら進もうにも、10歩進めば手近なブロック塀や金属製の格子にしがみつく状態でした。

(これはもう、家には辿り着けないか…。)

普通の足なら実家まで2分の距離です。タクシーが通る場所でもない。私は頭の中でどうするべきか考えました。

 

今ここで救急車を呼ぶかどうか…。

足弱のジジに連絡しても、気が動転して慌てさせるだけだ。

オネコは現在在宅で仕事中。でも助けを求めれば、10分以内に来てくれるかも。

すぐにかかりつけ医のところに駆け込むか。しかし、クリニックは駅の近くだから、戻るのも大変。

とりあえず、何とか実家へ戻って様子を見てから、かかりつけ医に相談するか。

 

私は基本的にを取りつつ、いざとなったらのオネコにヘルプを頼みつつ、を実行しようと腹を括りました。

「お家まで、もう少しだから、ゆっくり歩いて頑張りましょう。」

「はい…。」

「お茶飲みましょう。」

「いらない…。」

おママはハンバーガーの入ったレジ袋を握りしめているので、私はそれを受け取ろうとしましたが、

「やめて❗️いや❗️」

と離しません。そしてやぶれかぶれになったのか、フラフラしながらも歩き始めました。息は荒く、足元は覚束ないながらも、おママは根性で家を目指したのです。

 

ようやく玄関に入ったおママはその場にへたり込んでしまいました。腰掛けたら一気に汗が噴き出したようです。私がカーディガンを脱がすと、もう抵抗はしませんでした。

その場でお茶を飲んで暫く大人しくしていたら、顔色が戻ってきました。

「おトイレに行きますか?」

「え?なに?それ…、どうするの?」

便意の方は大丈夫だったようです。

それから20分後、すっかり元気になったおママはハンバーガーを一個完食しましたとさ…。

良かった、良かった。

 

今回の教訓と反省点

*おママの外出時には近所であっても不測の事態に備えて、リハパンツの替えと除菌ティシュなどを用意すること。

*これからの季節、外気温と冷房の効いた室内の温度変化が体調の急変を招く可能性もあるから、実際に冷えているのか暑いのかをしっかり見極める。

*外出中は家にいる時より、おママも緊張しているから、大きな声で嗜めたり混乱させたりしないようにする。そのショックが体調の急変を招くこともある。

*無理して帰ろうとしないで、座って休めるお店で様子を見るべきだった。

*おママもかなり歩くのが大変になってきている。出かける時はシルバーカーを押してもらい、疲れたら座ってこまめに休憩を取ってもらうこと。

*飲料水やお茶は必須。濡れたおしぼりもあると良いかも。

 

後になればいろいろ考えられるのですが、その場ではなかなかうまく行きませんね…。

写真をデジタルでちょっと加工して彩色しました。体調の悪い時のおママにはどんな風景が見えていたのでしょう。そんな事を考えながら作業をしました。

 

本日アップの貼り絵

今の季節にぴったりの貼り絵だと思います。

3月に小津和紙で紫陽花の友禅紙を買いました。それを「お題」にしてみました。

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<おママの貼り絵制作動画①>カット編

2022年4月25日 13:49〜(4分14秒)

おママは紫陽花の花の部分を切り抜いています。

 

(↓)切り抜いた後、おママはどちらかというと,紫陽花の花より背景のブルーの方に興味を示していました。確かに面白い形ですものね。(^O^)

 

(↓)構成がまとまってきました。こんな感じにして、真ん中に配置するピースを切っています。

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 <おママの貼り絵制作動画②>

2022年4月25日 14:10〜(4分47秒)

糊付け中に紫陽花が1ピース画面の外に出てしまいました。(2分ごろ)

おママは記憶がすぐに消えてしまうので、一旦外に出てしまうと、自分では戻す事がなかなかできません。

そこでおママは新たなアイデアを求めて紙片の詰まった缶の中から好みの千代紙を出しました。さぁ,これからどうなるのでしょう。

 

(↓)こんな風に変化しました。最後に1ピース加わり(黄色の矢印の紙片)完成しました。(^O^)

 

 

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おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファイルの中からこんにちは❗️No.10(2021年5月)

(2021年5月20日 アルツハイマー認知症の診断から約14年3ヶ月)

 

梅雨入りと同時に

私はここ数日、どうも良くありません。

頭が良くありません。

元々、頭の出来は良くないのですが、更に子供の頃から偏頭痛持ちなのです。

最近は予防薬や早めの鎮痛剤服用で救急車を呼ぶような大惨事はないのですが、

昨日から頭の芯からじわじわ鈍痛が続き、今朝は目覚めた時点で既に頭痛がありました。それで鎮痛剤を飲みました。それでも起き上がれたのは午後2時。散々な目に遭いましたわ。(^◇^;)

梅雨に入ってから常に頭全体が鈍く痛むので、これは低気圧のせいかなと思っております。まだまだ梅雨は序の口でしょう。先が思いやられますわ…。

 

お久しぶりですが…

当ブログでは、わざわざカテゴリーも作ってあるのに滅多に更新しないシリーズがあります。

それが「ファイルの中からこんにちは❗️」です。

シリーズの趣旨としては、過去にブログでご紹介していなかったおママの貼り絵を、収納ファイルから発掘してアップするというものです。

しかし、過去のファイルや何年も前のデータから探した作品というものは、制作途中の写真もなく、使用した紙の特定も難しいので、ブログの記事を作成する側としては少々物足りない…。それで、シリーズの更新が間遠くなってしまうのです。

 

前回は2020年の10月17日でした。(^◇^;)

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見返してみたら、この時も私は頭痛で寝込んでいたようです。

このシリーズ、遂に私の体調不良時の専用になってしまったのか❗️

ちょっと情け無いですが、過去には掘り出し物の素敵な作品をご紹介しています。

(↓)プラチナブロンドの美女とか…。v(^O^)v

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シンメトリーは健在でした。

そんなシリーズ久々の更新です。

この作品は昨年5月20日、ほぼ1年前の作品です。

とても好きな作品だったのですが、私は何故これまでブログに載せなかったのかしら?

実は、私の居ない時に、おママが自分で箱の中から紙片選んで制作した貼り絵なのです。そのため、この作品の写真以外に全く情報がありません。だからでしょう。(^◇^;)

 

おママが昔製本を習っている時に購入したマーブルペーパーの上に、3種の小津和紙で入手した友禅紙を貼っています。

 

洋紙の上に和紙。そしてシンメトリー。

これぞ、おママの貼り絵の真骨頂。

 

1年後の今現在、おママが自発的に一人でこのような作品が出来るのかと考えますと、やはり難しいでしょう。しかし、症状の進行は止めようもありません。それに認知症の診断から15年も経っているのだから、自然な事だと思います。

おママには、今出来ることをできる範囲で続けてもらおうと思っています。(^O^)

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。

魅惑の柑橘類 「ムッキーちゃん」を買いました。

(2022年2月28日 アルツハイマー認知症の診断から約15年)

 

柑橘類は苦手でした

春から初夏の果物売り場は柑橘類が輝いています。

でも、私は柑橘類がイマイチ。食べるのはみかんと清見オレンジくらいです。

はっさく、甘夏、デコポン夏みかん。今は柑橘の種類も増えて賑やかです。

私は何故それら大きな柑橘類が苦手なのか…。

これは幼少期のトラウマがあるからでしょう。(^O^)

私が子供だった40年以上前は、夏みかんのような大きな柑橘類は酸っぱい印象が強かったのです。

 

おママはとても酸味を好む人なので、買ってきてはよく食べていました。

「美味しいわよ、チャーコも半分食べる?」

おママは、はっさくの下部中央から外皮にナイフで傷を付けました。そして中央に指を突っ込み「エイヤァ❗️」とばかりに力技で外皮ごと二つに割っていました。

その勇ましいこと。

半分はラップに包んで、後で食べるために残して置きました。そして、もう半分の外皮を剥きました。

それから、小房の平らな部分に歯で切り込みを入れ、開いて丁寧に種を取り、食べていました。

その美味しそうなこと。

「酸っぱくないわ。甘いわよ。」

私はおママに騙されて一房食べてみると、「すっぱぁーーーい❗️」

おママと子供の頃の私では、味覚が違ったのでしょう。特に酸味への耐性がなかったので、私はその衝撃にしばし硬直しておりました。

 

大変な苦労をしながら剥いて、得られる代償が酸味ショック。

この負の印象が、私から柑橘類を遠ざけておりました。殆どこの手の果物を買わず娘にも食べさせなかったのですが、なぜかアズキは夏みかんやはっさくが大好きです。

「給食で食べた。」

給食とはありがたいものです。

「そんなに酸っぱくないし、すごく美味しいよ。家でも食べたい。」

アズキは給食のおかげで柑橘類が好きになりました。でも、私は買って上げませんでした。

長年に品種改良により、美味しくなっている事は頭ではわかっていますよ。

でもね、私には剥くのが大変なんですよ。だから余計に敬遠してしまうんです。

とほほ…。(^◇^;)

 

「ムッキーちゃん」により楽しみが増えた

そんな私ですが、世界が変わったのです。

先月、読者登録をしているベリーさん(ベリー (id:berry-no-kurashi) )のブログ『ベリーの暮らし』で興味深い物を紹介していらっしゃいました。

柑橘類の皮むき便利グッズ「ムッキーちゃん」です。私は早速買ってみました。

 

(↓)使い方などはベリーさんのブログをご覧くださいませ。

www.berry-no-kurashi.com

なんと、ストレスが全くない❗️

しかも、今の柑橘類はどれも酸味と甘みのバランスが良くて、香り高い❗️(^O^)

50代も半ばを過ぎて、私は初めて柑橘類の美味しさに出会いました。

 

不器用・ものぐさな私でも食べられる❗️

私はamazonで購入しました。

魅惑の柑橘類の世界を開いてくれた救世主の全貌を、簡単にご紹介します。

白い方の爪で外皮に傷を付けると、かつてのおママにように「エイヤァ‼️」としなくても容易く剥けます。しかし外皮が中途半端に薄いと、小房の方も傷が付いてます。

(↓)極め付けはこちら、黄色い方です。小房がスパッと開いて種も取りやすいです。

お陰様で、頻繁に柑橘類を食べるようになりました。

今は甘夏がお気に入りです。アズキと半分こして食べております。

柑橘類はスーパーでは網や袋に入ってまとめ売りが多いもの。それで実家にひとつ持って行き、ジジとおママに食べてもらっています。

私は物忘れの始まるお年頃なので、いつも実家へ行く時は「ムッキーちゃん」を忘れてしまいます。結局、実家ではこんな風にグレープフルーツナイフを使っています。(↓)

 

柑橘類が大好きなおママ。喜んで食べております。

私が小房を「ムッキーちゃん」で開けるところまでやったら、おママは自分で食べられるかしら?

普通の食事も食べ方が分からなくて途方に暮れる事があるから、

無理かなぁ…。(^◇^;)

試してみようかしら…。



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本日アップの貼り絵

夏みかんや甘夏ではなくみかんですが、同じ柑橘類なので選んでみました。

2022年2月末の作品です。

おママは早速みかんの写真にハサミを入れました。(↓)

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<おママに貼り絵制作動画①>カット編

2022年2月28日 14:29〜(1分38秒)

おママはみかんの写真をカットしています。若干黒い背景部分を切り残していますが、動画を見直していたら、それもおママの意図があったのか…?なかったのか?疑問です。

 

おママは小津和紙で購入した友禅紙「波紋」の緑を細く切って(↓)下の写真のように配置しました。

しかし、「波紋」の配置を楽しんでいるうちに、おママはみかんの写真の存在を忘れてしまいました。(^◇^;)

 

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<おママの貼り絵制作動画②>構成編

2022年2月28日 14:54(4分44秒)

動画はおママが緑の「波紋」を張っているところから始まります。

チ「上にこれとこれを貼ると言っていたよ。ちょっと載せてみて。」

チャーコにみかんの写真を示されて、おママは初めて(初めてではないが)それに気が付いた様子でした。(^◇^;)

マ「そう?」

 「ほんとうだ、そうしたら…」

後はずっと2ピースのみかんをどう配置するか。おママはずっと考え続けました。それは私からみたら堂々巡りのようです。それで私は頻繁に声をかけています。

チ「あ、それもいいね。」「それで良いんだよ。」

でも、おママは気が済むまでこれは続けます。

マ「これで、やってみようか。」(貼ってみようかという意味)

その言葉が出た時が糊付けのチャンスです。

 

最終的に紫の「波紋」で飾りをつけようと考えています。

 

(↓)小津和紙で購入した友禅紙「波紋」。5色あります。

www.ozuwashi.net

 

(↓)過去作品です。

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おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。

褒める子育て(?)

(2022年4月1日 アルツハイマー認知症の診断から約15年2ヶ月)

何気なく褒める

おママは人を褒めるという習性があります。

他人の良い所を見つけて褒めるという事は、美徳でもあります。

しかし、私はちょっと複雑な気分です。

これは単に社交辞令、もしくは何も言うことが思いつかないから「とりあえず褒めとこう」的なノリなのだと思います。

それでも、何かにつけて人を腐すよりは気分が良いと思います。

例えば、

ケアマネージャーさんが来ると、必ず彼女の髪の毛の色や笑顔を褒めます。

「あなた、ここがとてもいいわね。ほんとうににいいわぁ。」

これは来訪者に限ったことではなく、商店街でティシュやチラシを配っているお姉さんやお兄さんに対しても、スーパーではレジ打ちの女性の制服も、しっかり褒める対象になっています。

「あなた、ここがとてもいいわね。ほんとうににいいわぁ。」

判で押したように同じ文言なので、やはり習性に近いのかも知れません。

 

勿論、私も綺麗な色のセーターやTシャツを着ていたら猛烈に褒めてくれます。

「あなた、ここがとてもいいわね。ほんとうににいいわぁ。」

褒める点が目に付かないと、私の贅肉がたっぷりついた肩や背中をぽんぽん叩きながら、

「あなた、ほんとうに、おおきくていいわね」

と肥満ですら誉めてくれます。

「ありがとうございます、」

と一応お礼は言いますが、私の内心は穏やかではなりません。

そんなこと、余計なお世話でしょ❗️

 

例えば、先月のことでしたが、

夕食を食べている時、おママはジジを見てにっこり微笑みました。

「あなたのね。ここが…」

おママは自分の鼻を右手の人差し指でなぞりながら、

「ここがとてもいいわね。」

ジジは慣れっこなので、あっさりとした笑顔で「そう?ありがとう」と対応していました。

微笑ましい老夫婦の会話です。長年飽きるほど見た夫の顔も、認知症になれば毎日が新鮮に映るのでしょう。ある意味、幸せだと思います。(^O^)v

 

褒める子育ては大事

この様に書くと、誤解される方も多いでしょう。

「きっと、おママさんは娘さん達をいっぱい褒めて育てたのね。」

いえ、全く逆です。

こう言っては何ですが、私は認知症になる前のおママから殆ど褒められた事はありません。

高度成長期の子育ては褒めるより厳しかったのです。むしろ悪い点を指摘し理解させて矯正するという、一般的に褒めない教育てでした。

昭和一桁のおママもその時代の人ですから、基本的に褒めませんでした。

私が絵を見せても、ちょっと頑張ってテストで85点を取っても(小学生の時は勉強ができなかったので画期的な点数だったのに)褒めてくれないばかりか、できなかった部分を叱責されたのであります。

もし、おママが褒めてくれる母親だったら、私の自己肯定感はもっと高かったかも知れません。今もそう思います。

 

その後、昭和晩期になって、世の中は「褒めて伸ばす」子育てが推奨される様になりました。

オネコさんも子供が生まれる前は

「厳しく育てられたから、子供が生まれたら『いい子、いい子』してあげて、たくさん褒めてあげようと思う」

と言っておりましたし、私も極力「褒める子育て」を実践しようと努めてきました。

 

しかし、それでもです。

娘アズキが小学生の時、何かで私の対応が気に入らなかったのでしょう。

「もっと、ちゃんと❗️ほめろよ❗️

私は褒めて伸びる子なんだから❗️」

と私に向かって渾身で叫んでおりました。自分で「褒めて伸びる子なんだから褒めろよ」と言うのも、かなり斬新な言動ですよね。私は思わず笑って褒めてあげました。

彼女の少々ぶっ飛んだ言い分が面白かったからです。

 

ジジの鼻の形を褒めるおママを見ながら、私はそんな事を思い出していました。

今になって、太ってしまった私の身体を殊更に褒めてくれてもね…。ちっとも嬉しくないですよ。

私は子供の時に、アズキのように、

「もっと、ちゃんと❗️ほめろよ❗️

私は褒めて伸びる子なんだから❗️」

と、おママに叫べば良かったのでしょうか。でも、時代的に親にそんなこと言える感じではありませんでしたわ。

 

でも、確実なのは、子供でも大人でも高齢者でも、良いなぁ素敵だなぁと感じたら、絶対褒めた方がいいと思います。

今も、出来上がった貼り絵をジジに見せて、「良いのが出来たね、とても面白いよ」と褒められて、おママは満面の笑みを浮かべるのですから。

やはり、褒めるって大事なのですね。

私は、自分に一生懸命言い聞かせております。(^。^)



本日アップの貼り絵

(↓)このお墓参りの日に制作した作品です。

ジジも私もグッタリ。当然おママも草臥れていたはずなのですが、おママは小さな紙片を貯めた箱を開けて、机の上で構成を楽しんでいました。

それで,私は台紙に使っているハガキを出して、おママの並べた通りにその上に載せてあげました。

harienikki.hatenablog.com

(↓)とても楽しそうです。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画>構成編

2022年4月1日 16:37〜(1分34秒)

冒頭、おママはテレビの音楽に合わせて鼻歌を歌っています。

楽しそうに指で紙片を動かしながら構成をしています。中央部分は折り紙の一部でしょう。折ったそのまま使うのがオシャレだと思いました。

因みに背景の音声は、夕方再放送していた朝ドラ『純ちゃんの応援歌』だと思います。

www.nhk.jp

今現在、この時間帯は、松嶋菜々子主演の『ひまわり』を放送中です。(^O^)

私はこの朝ドラが大好きです。

www.nhk.or.jp

 

(↓)あっという間にできてしまいました。



おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。

 

 

 

特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」& おママの一瞬

(2022年5月16日 アルツハイマー認知症の診断から約15年3ヶ月)

 

特別展

本日、ご紹介した貼り絵を見て、

「何の特別展やら?」

と思われた方も多いと思います。はい、こちらの展覧会でした。(↓)

hoseki-ten.jp

展覧会の公式サイトの概要からの引用です。

宝石の歴史は古く、古代から魔よけやお守り、地位や立場を示すシンボルとして世界中で用いられてきました。現在では、宝飾品としても広く親しまれています。
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」では、各地の博物館や、比類なきアルビオン アート・コレクション、ヴァン クリーフ&アーペル、ギメルなどの作品から、多種多様な宝石と、それらを使用した豪華絢爛なジュエリーを一堂に集め、 科学的、文化的な切り口からご紹介します。

 

私は天然石が大好きです。石には熱を感じるのです。ま、それは完全に私の気のせいというもので、娘に言わせれば「あたおか(頭がおかしい)」だそうです。

今回の展覧会は宝石の原石を科学的に考察し、加工の工程、そして王侯貴族たちの権威の象徴にもなった宝飾品が展示されています。

単純に鉱物としての石好きにも、煌めくジュエリーがに興味のある人も、それぞれ楽しめる構成となっていました。

 

展覧会冒頭から高さ2.5メートルの国内最大級のアメジストドームに圧倒され、

天然石好きの私はテンション上がりまくりでした。(^O^)

 

(↓)そうそう、こういうのが見たかった❗️展示前半は写真撮影OKだったので、スマホでパシャパシャ撮りましたが、ガラスケースとライトの関係で、まともな写真は少なかったです。

私はクリコソーラの緑(青緑が多い)が好きです。原石が見られて嬉しいです。

ラピシラズリは「瑠璃色」。この石から抽出した顔料は「ウルトラマリン」ですが天然物はとても貴重で高価です。

因みに日本画の「群青」はアズライトから抽出した色だそうです。

私はヘマタイトやパイライトのような一見金属的なイメージの石に熱い情熱を感じる(自分で言っていながら、もしや私は変人?って思いますが…)ので、パイライトの原石が見られて良かったです。

 

(↓)奥さま❗️ルビーですってよ❗️(^O^)v

鉱物の色って神秘的❗️

 

(↓)幻想的に輝く色彩にもうっとりしました。ボルダーオパールです。

 

(↓)こんな巨大な宝石も❗️

中央で煌めいているのはダイヤモンドではなく、巨大なロッククリスタル(水晶)です。目の前に立っているだけで吸い込まれそうな透明感と輝きでした。

 

展示後半では歴史的に価値のある宝飾品の名品が並び、実に煌びやかでした。そちらは撮影禁止でした。

 

国立科学博物館の会期は

2022年6月19日(日)まで。

その後、名古屋市科学館で開催されます。

2022年7月9日(土)〜9月19日(月・祝)

ご興味のある方は是非❗️

 

上野に行ったついでに、こちらの記事でご紹介したムクノキを見てきました。

harienikki.hatenablog.com

パンダ橋の袂にあるムクノキは青々とした葉を茂らせて、元気に生きています。(^。^)

 

本日アップの貼り絵

この特別展「宝石がうみだすキセキ」のチラシです。私はこれを3月に上野駅界隈でもらっていて、いつ展覧会に行こうかと機械をうかがっていました。

あまり綺麗なチラシなので、おママの貼り絵の「お題」にしてみました。

*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。

 

実は遡ること3日前の5月13日におママはこのチラシを使ってすでに2枚の貼り絵をこしらえていました。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画①>カット編

2022年5月13日 14:27〜(2分33秒)

この動画の冒頭でおママは既に今回ご紹介した貼り絵のメインピースの形をかなり意識していました。「特別展」を含むイメージがおママの頭の中にあったのに、ハサミを動かしているうちに見事に忘れてしまいました。

そして、「宝石」を含む円形オブジェクト全体を切り抜いたのです。

 

それが、今回の「お題」でした。(↓)

同じ紙を見て、おママは3日前と同じことを考えました。

やはり「特別展」の文字を含む上の部分に興味を持ちました。

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<おママの貼り絵制作動画②>カット編

2022年5月16日14:28〜(1分47秒)

おママは今回のメインピースの形を整えています。

マ「こっちが、こうなっているから、こっちがこうだから…。

  これでいいんでしょ。」

おママはいらない部分をパチンとハサミで切り落としました。

ところがどっこい。切った刹那、おママは自分で切った事をお忘れになりました。

マ「あらっ?」

何で切れちゃったのか腑に落ちない様です。

チ「だって、切ったんでしょ。」

マ「いつ?」

今でしょ❗️

おいおい、おママさん。しっかりしておくれ。パチンと切り離した瞬間に忘れないでよ。(°_°)

 

(↓)おママは星の輝く背景部分を三角形にしようと考えました。

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<おママの貼り絵制作動画③>構成編

2022年5月16日 14:36〜(1分03秒)

マ「ふんふ ふんふ ふ〜ん

おママは鼻歌まじりに2枚の三角形を画面に載せて配置を考えています。

とても綺麗です。チャーコ、思わず感嘆。

 

(↓)そしてお気に入りの市松模様を缶から選んだおママ。

 

最後の〆はこれ又、金色の市松模様でした。

youtu.be

<おママの貼り絵制作動画④>

2022年5月16日 14:57〜(1分20秒)

おママは三角形にした金の市松模様をメインピース「特別展」の文字の下に貼ろうとしています。折り目をつけて貼る位置をしっかり確認しているのですが…。

おママは糊を付けた刹那、その計画をすっかり忘れてしまいました。(^◇^;)

 

おママはどんなに拘った事でも、

他の動作が入ると完全に忘れてしまうのです。

 

こんな様子を見ていると、貼り絵制作はそろそろ限界なのかも知れません。

ただ、おママの記憶には残らないのですが、

その瞬間はちゃんと考えようとしています。

もうしばらく、おママの一瞬、一瞬を大事に考えてあげたいと思います。

           一瞬のひらめきは、一瞬で消える…。

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。