先週の土曜日におママのお友達がお電話を下さいました。
その方は小学校から女学校(高校)までの同級生で、おママにとっては子供の頃からの仲良しさんです。
おママがアルツハイマー型認知症になったのも御存知で、気に掛けてお電話を下さったのでしょう。
83歳になり認知症を患っても、お声を掛けて下さるお友達がいるなんて、おママは本当に幸せものです。
(2017年3月14日 診断から約10年1ヶ月 この千代紙は相変わらずヘビーローテションですね。水色の丸型は皮工芸をやっていた時に使っていた丸い穴あけで打ち出しました。)
とは言え、私はその時、実家に居ませんでした。すべてジジからの伝聞であります。
「割と長い時間話していてね、とても嬉しそうだったよ〜。」
本当に良かったね〜。
「子供の頃からのお友達と分かるらしく、昔の話をしていたよ。
まぁ、主にお友達が話すのに応えるような感じでね。」
ほぅ〜。相槌だけでもエライもんです。
「でも、途中で誰と話しているか分からなくなったみたいで…。」
あ〜〜。やっぱり。
「で…、おママはどうしたの?」
私はそこが気になります。するとジジは満面の笑みを浮かべました。
「聞き方が振るっているんだよ。
『あなた…、御名前はどういう風に書くの?』
どうしたら失礼にならないか、その場で必死に考えたんだね。驚いたよ。」
おそらく、お友達にはバレバレだと思いますが、それにしても上手な聞き方だと思います。
私が「ほぅ〜」とか「まぁ〜」とか感心していると、ジジはさらに笑って言いました。
「チャーコさん!
また、『頭がパーになっちゃって』とか『パーなの』って、何度も言ってたよ。」
おママ…。(笑)
まだ忘れてないのね…。
家ではあまり言わないのに。
もしかして、言えばお友達が笑ってくれる?
言われて嫌な言葉が、言って周りと笑える楽しい言葉に転化したのかしら?
そういう風に考えようかしら…⁉️(笑)
色々ありますが…、
本当にお電話を下さりありがとうございました。