(2017年5月10日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年3ヶ月)
昨日の昼食はハンバーガーでした。
相変わらず、ジジ、おママ、私の3人はそれぞれの食べ方をしてます。
しばしの無言のうち、ジジがふとおママを見て、しみじみ言うのです。
「あなたは何時も何でも美味しそうに残さず食べる。それがあなたの良いところですよ。」
「そんな事~。」
おママは些細な事で褒められて、少々こそばゆいようです。
「たいした事ないと思っても、それはすごい事なんですよ。」
そこまで言われて、おママは嬉しそうに笑いました。
幾つになっても、人間は褒められるのは嬉しいものです。
今日のおママの笑顔を見るとそう思いました。
それはアルツハイマー型認知症の方だけでなく、普遍的な事なのでしょう。
私はその様子を見ながら、娘のアズキが思春期だった難しい時期を思い出しました。
泣きながら
「もっと褒めろよ~~⁉️」
と吠えていたっけ…。
それだけでなく、20歳を過ぎた今でも何かにつけて
「まじ、褒めてよ!」
と強要(脅迫)してきます。(笑)
これだけ承認欲求が強くなってしまったのは、母親である私に原因があるのでしょう。
私は褒めるのが下手だつたのか…⁉️
よほど褒めてこなかったからか⁉️
そうでもないと思うのですが…。自覚はありません。(笑)
そういえば…。
親のせいにする訳ではありませんが、
子供の頃、私はおママにあまり褒めてもらわなかったように思います。(私に褒める材料がなかったかも)
でも別に険悪な親子関係ではありませんでした。
おママも私も褒めるのが下手だったのかも知れません。
認知症の方との接し方では、褒めることは良いとされています。
肯定される安心感が大事なのですね。
今後、もっと、おママを褒めたいのですが、
取って付けたような言い方にならないよう気をつけないといけませんね。
ジジを見習うかな…。