(2017年6月24日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年4ヶ月
元の紙は何であったか不明です。和調の綺麗な紙だってのでしょう。これを含めて4枚の連作があります。)
*骨粗鬆症の検査をしました。(今週の水曜日の続きです。)
おママは骨密度を測るために血液検査とレントゲン検査をしました。
レントゲンの方は白い板の上に手を乗せてX線をかけます。
これは手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べる測定方法だそうです。
そのアルミニウム板に手形が書いてあるのです。
おママはそれに興味津々。手型に自分の手をぴったりに合わせようと拘りました。
何時迄も手を動かして遊んでいるので、整形外科のお医者さんは仰いました。
「手型に合わさなくて良いから、手をしっかり開いて動かさないで下さいね〜。」
どだい手型とは大きさが違うのです。
おママの手を上に合わせれば下がズレます。その逆も然り。
しかし、お医者さんに言われてもどこ吹く風です。
ご注意は数度にわたったのですが、止める気配はありません。
手を開くの意味が分からないのか?
それとも、端から聞く気がないのか?(笑)
埒があかないので、私はレントゲン室に乱入し、間近でアドバイスしました。
「お母さん、絵に合わせないで、指と指をしっかり開いてね❗️」
なんとか無事にレントゲンを撮ることが出来ました。
*童心に返ったか?
最近のおママを見ていると、本当に思った事に真っ直ぐです。
子供に返っているのではないか?そう思う事も多くなりました。
貼り絵もそうです。
色彩や構成は考えるのが楽しいから、ある程度気を配っています。
でも、感じたまま思いついたままの勢いが優っているようです。
症状が進んでいるのは確実ですが、
おママの暮らしに笑顔があるから良いのかなと思うこの頃です。
⬇️この記事と同じ日のエピソードです。
おママの貼り絵を見てくださり、有難うございます。