アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

洗濯物を畳むおママ

 

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(2017年7月7月19日  アルツハイマー認知症の診断から約10年5ヶ月

紫系の車輪のようなパーツもデイサービスで気に入った折り紙から切り抜きました。)

 

チャーコの物忘れ
  昨日(7月31日)の事、午前中に実家行くと、洗濯物が溜まっているのを発見❗️


私はすかさず洗濯機にブチ込みました。
(今日は抜かりない私。)そんな自分に満足していました…。


しかし、暑さのせいか、ゴタゴタしたせいか?すっかりその事を忘れ果てました…。

 

  昼にオネコが現れて、
「この洗濯物は何時から入れっぱなしなの?」
と笑顔で言われて、はっと思い出す始末です。


  ジジはよく洗濯をするのですが、干し忘れて丸一日以上洗濯槽にブツが眠っている事がたま〜にあるとか。オネコはそれを心配してくれたのです。

さっき洗濯したばかりと聞いてオネコは安心したようですが、

私は別の意味で不安ですわ。

私…高齢の親と同じ…。

 

チャーコの物忘れ2

  午後も実家にいたのですが、何となく忙しかったのか?

オネコが干してくれた洗濯物の事は、帰る直前まで忘れ果てていました。


「取り込まなくちゃ。」


まだ、実家にいるうちに思い出せて良かったと思います。
慌てて2階のベランダに行くと、おママが丁度取り込んでくれていました。

 

「あ、お母さん。ありがとう。」

「今、気が付いたのよ。」


おママは夕日の照り返しに目を細めながら、洗濯物を竿から取っていました。

あ、私…認知症の親と同じ…。

 

いっしょに洗濯物を畳みました。

しっかりしていない自分が嫌になるわ〜。

「せめて、私が畳むわ。」

私が座り込んで畳始めると、おママは言いました。
「あなたにこんな事してもらったら、申し訳ないわ〜。」
「いえいえ、良いんですよ〜。」

 

おママとこうして座って洗濯物を畳むのは子供の頃以来かしら。
おママの手元を見ると昔と変わらず、丁寧に几帳面に畳んでいました。

変わりませんね。バリバリの主婦のように手は動いています。


40年くらい前のおママから
「ピチッと畳なさい」
と、よく言われたものです?
でも子供でしたから、ぶきっちょで大雑把な私には、なかなか難しかった…。
懐かしい。

 

これから親は更に年齢を重ねるから、私もしっかりしなくちゃ❗️
最近、そんな風に気負っていたのですが、
畳んでいるおママの姿を見ていると、そんな自分がバカみたいに思えてきます。

 

アルツハイマー認知症のおママですが、まだまだ頼もしく見えました。

 

おママの貼り絵を見て下さり有難うございます。