アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

曽孫に会いました❗️

 

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(2017年6月21日  アルツハイマー認知症の診断から約10年4ヶ月)

 

  今日(2017年8月11日)ジジとおママは曽孫ちゃん達に会いました。


曽孫…。
私ではなく、オネコの孫ですよ。
何回かこのブログにも登場してる2歳の桃ちゃん。そして生後2ヶ月の弟ちゃん。

私も合流して、一緒に会いに行きました。

 

  2ヶ月ぶりの再会です。ママのユズちゃんは元気そうでなによりです。
赤ちゃんも順調で良かった❣️
桃ちゃんはこの2ヶ月でお話も上手になり、更に更に可愛いくなりました。

私はすっかり婆ぁモードで、もうメロメロ。

 

ジジは曽孫ちゃん達の可愛さを残そうとデジカメを向け、

おママは桃ちゃんをお膝に抱っこしてご満悦です。


「おばあちゃんですよ。」


桃ちゃんが間違って覚えてはいけませんから、私はすかさず訂正します。


「おばあちゃんではなく、ひいおばあちゃんよ。」
「えっ、そうなの?」
「そうよ。」
「桃ちゃん、ひいおばあちゃんですよ〜。」


おママは桃ちゃんの小さな足に触れました。
「まぁ、小さいくてカワイイ。」
何を思ったのか、小指の方から繊細な指を一本一本数え始めたのです。
「1、2、3、4、5」

今度は桃ちゃんの右手を取り、優しく自分の右手に包むように触れました。

そして、やはり小指から数えたのです。
「1、2、3、4、5」

 

最後に親指を慈しむように撫でるのです。

「これは大事な……なのよ。今は小さいけど、ほら、こんなに大きくなるのよ。」
おママは自分の手を広げて桃ちゃんに見せました。


と言う言葉が出てこなかったのですが…、

一生懸命に親指と指の大切さを伝えたかったのでしょう。


  慣れない人に抱っこされ、手や足を触られて、桃ちゃんは緊張気味でしたが、大人しく聞いていました。

 

おそらく、桃ちゃんの記憶に今日のおママは残らないでしょう。


おママもオネコの家を出たらすぐに曽孫ちゃん達のことは忘れていました。
でも、その後もご機嫌だったので、嬉しかった気持ちはしばらく残るようですね。

 

  ちなみに、ジジのデジカメは連写機能が設定されていたらしく、1000枚以上撮れてしまったようです。

ジジの方は記憶も記録もバッチリ❗️

 

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(2017年8月11日撮影  おママと桃ちゃんの手)

 

おママの貼り絵を見てくださり有難う御座います。