(2017年9月11日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年7ヶ月
ティーパックの袋 菓子メーカーベルンの昔の包装紙、川越 くらつくり本舗の紙袋がパーツの材料になっています。赤系の三角は不明です。)
*家中を探す。
今日(10月9日)の午後、今まで仕事場にしていたパソコン部屋で片付けをしていると、おママが息を切らして2階から降りてきました。
「お父さんは居る?お父さんがいないのよ。」
昼食の後はいつものんびりするジジです。
「あら、1階には居ないわよ。まだ、降りてきてないわよ。」
するとおママは不安そうに言いました。
「2階に居ないのよ。一体どこに行っちゃったのかしら?」
それは不安ですね。私には大体見当がつくのですが、おママと一緒に上がってみました。
「居ないでしょ〜。」
おママは相当心配なのでしょう。顔が青白い。
私はトイレのドアを叩いてみました。
「お父さん?いる?」
「は、はーい。」
やっぱりね。私の予想通りです。
「トイレに居たよ。」
「あら、もう、やだわ。なんなのよ〜。」
おママ、ジジだっておトイレに行くのよ。生きているんだから。
その後、ジジは階下に降りてきました。
「さっき、トイレをノックしたけど、なんか用だったの?」
私が事の次第を話すと、ジジの表情は曇りました。
*外まで探す。
「実はね…。」
と、ジジは前日、日曜日の事を話し始めました。
1階のパソコン部屋で2人は話しをしていたそうです。
何か思い付き、ジジは2階に物を取りに行きました。
しかし、階下に戻るとおママの姿が見当たりません。
(どこに行ったんだろう。)
1階にはいません。2階にもいません。ふと玄関を見ると、ゴム草履が1足ない❗️
(マズイ‼️外に出たか⁉️)
慌ててジジは靴を履いて飛び出そうとしたら、門のところにおママの姿がありました。
「やだわ。なかにいたの?」
どうやら、ジジを探しに外に出て、区画を一周してきたそうです。
「危なかった。戻れたからいいものの、罷り間違ったら〜。」
本当に恐ろしい事です。
*どうなる事やら。
おママが今後、徘徊するかどうかは分かりません。
本や人の話によると、徘徊は何かを探しながら、始まるケースもあるとか…。
おママの場合はジジを探し歩くのかしら。
「もう、家の中でも、1人に出来ないんだな。そういう時期が来たんだね。」
ジジの言う通りだと思います。
でも、本来なら、もっと早く訪れても不思議はなかったのですね。
おママの貼り絵を見て下さり有難うございます。