(2017年9月28日 アルツハイマー型認知症の診断から約10年7ヶ月)
*ジジの買い物のお供はシルバーカー。
毎日のようにおママから、
「こんな物、持っていかないでいいわよ」
と苦情しきりですが、これが無いと荷物持っての歩行は困難です。
愛用のシルバーカーは、両手で押して進む安定感は申し分ないのですが、どうも後方への注意力は散漫になりがちのようです。
特にジジは耳の聞こえが悪いから(補聴器は鬱陶しいので普段は外しがち…)尚更です。
最近、これが元で、ジジはヒヤッとしたそうです。
*帰りの道々
駅前のスーパーで買い物を済ませ、ジジとおママは家に向かって歩いていました。
ジジは途中、保育園の掲示板の前で足を止め、暫し眺めてから、その角を曲がりました。
少し歩くとおママの気配がしません。
「あれっ?」
振り返ると姿が見えない…。
「大変だ‼️」
迷子(?)になったらどうしよう!
慌てて保育園の方に戻ろうとしたら、おママが角を曲がってくる姿が見えました。
どうしたのか聞いてみると、事情はこんな感じだったそうです。
保育園の外に園児が1人で立っていた。
その子に「お母さんは?」と聞いたら、
どうやら園内にまだ居るらしい。
それで、その子が道に飛び出すと危ないから、お母さんが出て来るまで一緒にいた。
すぐに見つかったから良かったけど、ジジは心底肝を冷やしたそうです。
「何かに気をとられると、そっちの方に行ってしまうんだね。」
*この話を聞いて、私は思いました。
おママの判断は正しいと思います。
子供が先に園外に出てしまっているのですよ。その子のお母さんよ❗️しっかりしてくれ〜。
そして、おママには小さい子が事故に遭わないように気遣う優しさがしっかり残っている事が嬉しい。
しかし、おママがそのお子さんの母親をもう少し長く待っていたら、ジジと買い物に出掛けた事も、その帰り道だという記憶も無くなるでしょう。
そうなったら、お子さんと同じくらい、おママも危うくなります。
「やはり、目を離しちゃダメだね。」
ジジは後ろが疎かになるから、いつもおママに前を歩いてもらいたい。
でも、おママは不安感が強いのか、絶対にジジの後を付いて歩きたいようです。
ジジ、大変だと思うけど…。
おママと出かける時は、頻繁に後ろを振り返りながら歩いてね〜。
⬇️おママがこの包装紙をいつ頃手に入れたか不明です。「ゑり祥」さんはネットで調べても分かりませんでした。
おママの貼り絵を見て下さり、有難うございます。