アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

栗きんとん

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(2017年11月30日 アルツハイマー認知症の診断から約10年9ヶ月)

 

お正月の準備…。

今年も残すところ後2日。

遂にお正月の準備に入りました❗️

と言っても、私が作るものは限られています。自慢ではありませんが、あまり料理は得意ではありません。(^。^)

でも、きんとんと黒豆は作ります。

今日(30日)、きんとんを作りながら昔おママが作っていたお節料理を思い出していました。

 

おママはお料理上手だった。

伊達巻や錦玉子は買っていましたが、おママは毎年、煮しめ、黒豆、酢蓮、紅白なます、田作りは作っていました。

どれも美味しいのだけど、やはり煮しめは本当に美味しかった。

八頭、こんにゃく、大根、はす、人参、椎茸、筍…そして高野豆腐。

味がよく染みて、見た目も綺麗でした。

私からすると、煮物上手はお料理上手です。

後年は1つの鍋で全種一緒に煮る筑前煮のようになりましたが、それもとても美味しかったです。

 

私は煮物が上手くできません。夫もアズキもあまり煮物が好きではないので、食卓にあげることも少ない…。言い訳めいていますが、結婚25年近くなったのに、上達する事はありませんでした。

おママには一生敵いませんわ。

 

それで、サツマイモの裏ごしをしながら、私はふと思いました。

(おママのきんとんはどうだったっけ?) 

栗きんとんではなく、市販の栗の甘露煮を重箱に詰めていました。

 

おママときんとん

それでも、私が子供の頃は、作っていたような気がします。

「きんとんは手間がかかるのよ。サツマイモの裏ごしが大変なの!」

かつて、おママがそう言っていたいましたもの。

確かに、今のサツマイモは品種改良も進んで、昔より甘味が強くなったと思います。

ネットリとして餡かと思う物もありますから、裏ごしも楽になった気がします。

 

それで、おママは必死に拵えた栗きんとんは、私には物足りませんでした。

 

(甘味が足りない❗️)

子供心に私は、きんとんだけは甘くあって欲しかった。

 

おママは甘い物は好きですが、甘ったるいのは好まなかったようです。

特に自分で作る時は、甘味を相当控えようとする傾向がありました。

 

今ではおママの気持ちはよく分かります。太りますもの。

私だって中年太りを気にしていますもの。

 

で…、私は今年もとても甘いきんとんを作りました。

甘露煮の煮汁を多めに加えて、弱火で丹念に艶が出るまで練り上げ、おまけに水飴までドバッと入れました。(笑)

 

脳髄に響くような、私好みのガツンとくる甘いきんとんです。

 

お正月におママにも食べてもらおうっと。

もう今では太るとか気にしてない(そういう認識が消滅している?)から、きっと喜んで食べてくれるでしょう。(^。^)v

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⬆︎できた❗️ 甘いぞっ‼️

 

本日アップの貼り絵

中心となるパーツはエルメスの広告から取ったスカーフの写真だと思います。

私が実家に行かない日でしたが、制作途中をオネコが撮影していました。⬇️

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割と構成には悩んだのかも知れません。多少、変化していますもの。

 

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。