アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

オシャレな貼り絵が出来るまで。

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    (2018年2月19日  アルツハイマー認知症の診断から11年)

 

今日は写真中心で…。

  2月の寒い日の午後、オリンピックのテレビも気が乗らなかったのか、おママは所在なくしておりました。こんな時は例によってハサミで何かを切って遊ぶのが一番です。

  この日はこちらを使ってみました。

1月の末にお友達から外国製の包装紙を頂きました。⬇️  洗練された図案ですね。光沢があり全体的にキラキラしています。

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唐草模様の一種でしょう。複雑な形ばかりなので、切り抜き甲斐がありそうです。

「どういう風に切ったらいいのかしら。」

「たしかに…。」

自分でおママに提案しておきながら、私も悩んでしまいました。

どのラインにハサミの刃を当てて、どんな形に切り取ったらいいのか?

特に花と葉の図案は地のクリーム色をどこまで残して図案の形を維持するか?

なかなか問題でした。

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2人で「ああでもない、こうでもない」と話し合っていたのですが、

明るいところで作業をしていたので、光沢のある紙質のラインが光って見にくい…。(^。^)  眼の悪い私の方がお手上げ状態になりそうでした。

 

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でも、切り出していくと、おママもイメージが湧いてくるようでした。⬆️

まずは、考えるよりやってみた方が良いですね。

 

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⬆️の写真でも光っているのがシッカリ写っています。その反射に負けずに、おママは頑張っていますね。

 

  幾つかパーツを切り出せたので、作業机でハガキに貼ることにしました。

一番上の貼り絵は3つのパーツを組み合わせています。

「こうやって組み合わせても良いかしら?」

「どうぞ、どうぞ。」

実はこの段階までに、私は目がチカチカしていました。だから返事も適当でした。

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  貼り終わった直後は「これで終わり❗️」と満足げだったのですが、しばらく見ていたら何か物足りなくなったようです。

「これを空いているところに貼っても良いかしら?」

いちいち私に確認をもとめなくてもいいでしょう…。

でも一応見てみると、おママが手にしている色紙は落ち着いた海老茶色でした。

「なるほど…。良いと思います。」

本能的にこの色を選んだおママを私は尊敬します。

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⬆️ この写真を撮影して、私は帰りました。

 

   次に実家に行った時、私がファイルを開いたら、2枚完成していました。

なかなかオシャレですね。元の包装紙が素晴らしかった事もありますが、やはり海老茶は正解だったと思います。

 

今回は途中経過の写真が多く残っていたので並べてみました。(^。^)v

 

おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。