(2018年3月8日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年1ヶ月)
う
*認定調査の日
その日の午前中。
ジジはおママの介護保険の認定調査にも立ち会っているし、自身も昨年経験しているので、取り立てて緊張している風もありません。それでも、
「何か注意する事はないでしょうか…?」
と聞いてくるので、私は優しく(⁉️ビシッと❓)言いました。
「よその人の前だからと良いところを見せようとして、本当は『痛い』『ツライ』のに、『大丈夫です、出来ます』なんて言わないように。」
ほんと、これ大事です。
ジジは深く頷くのでした。
*調査あれこれ
緑は調査員の方の質問、青はジジの答えです。( )は私の感想になります。
まずは氏名年齢生年月日住所などを聞かれました。ジジは問題なく答えます。
そして、実際の身体の運動能力を調べますした。
座ったままで両腕を横に開いて肩の高さまで上げたり、前に伸ばして肩の高さまで上げたり
「腕や肩は痛いですか?」
「痛いです。でも、腕や肩ではなく全部腰に響きます。」
「座ったまま膝を伸ばして上げられますか?」
ジジは必死にやって見せますが、(大丈夫か…)
「痛いです。腰が痛いです。」
次は杖を使用して立ち上がり、片足ずつほんの少しでも持ち上げられるか?です。
杖をついて、苦しいのにヨロケながら辛うじて出来てしますジジ。(頑張った…)
再び座って楽にして質問を受けました。
「寝返り打てますか?」
「掴まらないと出来ないし、体を起こすことも出来ません。」
「掴まらないで座っている位置を少しずらせますか?」
「掴まらないと、ずらせません。」
「衣服の着脱はお一人で出来ますか?」
「なんとかやれないでもないが、辛いから最近は着替えたくない。ズボンは履くのが大変で…」
「爪はご自分で切れますか?」
「手の指の爪は自分で切りますが、震えて深爪したり肉まで切りそうで怖いです。足は無理なので長女に切ってもらいます。」
(私も足の指はちょうど目が見えにくい距離感なので出来ません。)
「食事の食べられますか?支度などは?」
「自分で食べられます。朝はなんとか電子レンジでオムレツを作りますが、週に3回下の娘が来る時は昼夜おかずなど作ってくれます。あとは長女が来てくれたり、冷凍品や、行かれたらお使いに行き、しのぎます。」
(朝食の準備のくだりで調査の方に絶賛されて、喜んでるわ〜。)
その他、掃除洗濯など家事をどうしているかなども聞かれました。
現実通り、概ね娘が来てやっていると答えていました。
「お二人だけで完全に全部できるわけではないのですね。」
そうなんです。
「外出はされますか?」
「最近は週一回のデイサービスくらいで、近所への買い物も毎日は行かれません。杖では外は歩けず、シルバーカーでやっとなので、電車に乗る外出は難しいです。」
(これが現実。1年で随分衰えたように思います。)
後は認知機能のテスト。「ここはどこですか?いまの季節は?」など、ジジは問題なく正解できます。
「繰り返し同じことを言う事はありますか?」
これは私が聞かれました。
「それなりに同じ事を言ったり、物忘れはありますけれど…。年相応かと思います。」
「それほど気になるほどの繰り返しはないのですね。」
はい❗️
最後に私は調査員の方のに聞かれました。
「どうしても何かおっしゃりたい事はありますか?」
「この一年足腰が弱くなりました。外は杖では歩けずシルバーカーでないと出かけられません。去年までは毎日母と買い物に行きましたが、今は週に2度くらいになりました。急に衰えて来た感じがありますので、これからが不安です。」
と、私は伝えました。
これで終了です。もっと質問があったと思いますが、全部は覚えていられませんでした。(^。^)
結果はひと月くらい後でしょう。どうなるか分かりませんね。
改めてジジの認知機能は申し分ない状態だと思いました。
本当にありがたい事だと思います。
*本日アップの貼り絵
昨日アップのと同じ紙を使っています。
おママの貼り絵を見て下さりありがとうございます。