アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

カードが完成しました

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(2018年4月13日  アルツハイマー認知症の診断から約11年2ヶ月)

 

 何から切り抜いたのかしら…❓

  今日アップの貼り絵ですが、真ん中のパーツがとても印象的です。

でもおママがこれをどこから見つけたのか不明なのです。

 

  上部左右の端は銀座百点の表紙のようです。それなら中央もそうかと思いましたが、バックナンバーの表紙一覧からは見つけられませんでした。

銀座百点◆銀座百店会

表紙ではないのかしら…。ゴミ箱を漁っても痕跡が見つからなかった…。

 

おママにすれば元になった絵に魅せられて、そのオマージュのように構成したのだと思います。

 

手作りカード

   いつもおママは小津和紙で購入した和紙のハガキ(越前耳つき)の上に貼り絵を制作しております。

しかし、これは違います。おママが台紙に使ったのはマーブル紙で拵えたカードの表面でした。⬇️  こんな感じです。

 

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元のマーブル模様は ⬇️ こんな感じです。こちらはカードの背面です。 

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 だから、この貼り絵の背景は白ではなくマーブル模様だったのです。

 

 これ…、昔、おママが市販のカードを買ったのだと、私は思っていました。

しかし、そうではなかったようです。

約10年から15年前のことでしょうか…。

まだアルツハイマー認知症になる前、おママは購入したマーブル紙を寸法通りきれいに切り分け、自分でカードのお体裁にしたらしい。(オネコ情報)

 

  つまり、おママは昔の自作のカードを華やかに装飾し、時を越えて完成させたのですね。私にはとても感慨深いのですが、おママはカードを作った記憶すら今は無いでしょう…。

 

この貼り絵は華やかだから、たとえ背景が白地でも目を惹くデザインだったと思います。でも、それが落ち着いた淡い感じのマーブル紙だったので、奥行きを感じさせる貼り絵…、いえ、カードに仕上がったようです。

 

参考までに…。

⬇️  昨年は同様のカードの内側に貼り絵をしていました。

カードを開くと貼り絵が現れる趣向です。

 

harienikki.hatenablog.com

 

 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。