アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

地震のあった日

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(2018年4月27日 アルツハイマー認知症の診断から11年2ヶ月)

 

  昨日6月18日朝、大阪を中心とした近畿地方で大きな地震がありました。

お被害に遭われた方々、お怪我をなさった方々、交通機関の乱れから帰宅困難になった方々に、心よりお見舞い申し上げます。

亡くなられた方々とご遺族の方に、心よりお悔やみを申し上げます。

 

降ってきたよ。

  前の日の群馬の地震では、東京もそこそこ揺れました。とはいえ、東日本大震災震度5を体感しているので、私も娘のアズキも揺れに対して耐性がついているのでしょうか。「あれ、わりと揺れてるね」という感じでした。

  むしろ私は千葉県東方沖のプレートがゆっくりと滑って動く「スロースリップ」が気になっていたのです。その矢先に群馬が揺れ、今度は関西です。しかもかなり強かったようです…。日本列島、どこもかしこも安心できませんね…。

 

   朝の通勤通学の時間帯に駅や電車の中で立ち往生をしている方々の姿を見て、あの日がフラッシュバックしました。あの時は午後だったから、帰宅時間帯に大勢の方々が歩いて我が家を目指したものです。

「早く電車が動かないかな…。」

気象予報を見れば、関東も関西もお天気は下り坂です。せめて困っている方々の上に雨は降らないで欲しい…。

 

    実家周辺では、予報より早くて午後3時にはポツポツ降り始めました。

「もう降ってるよ〜。」

ジジが溜息をつきました。実は血圧の薬がなくなってしまったのです。おママのメマリーなどはまだ数日分あるのですが、ジジは差し迫っています。雨だとシルバーカーが濡れるし、使っても傘もさせない。今のジジが杖で傘をさして歩くのは甚だ心配。

   掛かりつけ医は近いので、いつも晴れの日を狙って2人だけで行ってもらっていました。でも、今回は私も付いて行きますか…。

 

安心感に包まれて

   久し振りに私も掛かりつ医の先生に御挨拶出来て良かったと思います。

そして相変わらず、おママは待合室でも診察室でも自分はジジの付き添いだという気分で世話を焼こうとしているのが微笑ましかったです。

    往きのジジは左手で杖をつき右手で傘をさして歩けました。余りやって欲しくはないけれど、風が強くない小雨なら外を歩けるようです。

それで、帰りは2人で家に戻ってもらい、私は1人で処方箋薬局に回ろうと決めました。なにせ、薬を一包化してもらうので結構時間がかかりますから。

 

  処方箋を持って薬局に入ると、受付に居るスタッフの方が私を見るなり声をあげました。

 

「あら、田中さんの…。お父様とお母様はどうかなさったんですか?」

「いえ、元気は元気なのですが、雨なので、今日は私が頼まれまして…。」

「あゝ良かった。いつもお二人で連れ立っていらっしゃるから。どうなさったかと思いました。」

 

   私がそこの薬局に出向く事は滅多にありません。

それなのに、処方箋を出す前から、私が田中太郎と芙貴子の娘だと覚えていてくれたのです。そして、2人のを気にかけて直近の様子を訊いて下さる…。

胸に染みるほど嬉しかったです。

 

    彼女たちにしてみれば。それも仕事のうちなのかもしれません。

でも、高齢のジジとおママを見知っているだけではなく、余り顔を出さない娘までセットで把握していてくれるのですから、今日はとても心強く感じました。

   

   離れた地域だったけど、地震があった日だったから、余計にそう思ったのでしょう。何時だって誰もが災害に見舞われる可能性があります。要介護者を抱える高齢世帯ですから、顔見知りは多いに越した事はありません。

 

  朝からテレビの報道を見て、他人事ではない災害を目の当たりにして気持ちがブルーになっていました。でも、この小さな出来事から安心感を頂いたように思います。

 

夜になっても、近畿地方は余震があったようですね。

どうか、早く地震活動が収束しますように、お祈り申し上げます。

 

今日アップの貼り絵

お花の部分ですが、おママはこちらを使いました。⬇️

この⬇️んの写真は何度アップしているか分からないほど、よく登場しますね。

(^。^)b

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おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。