アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

イタチごっこ

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(2018年4月9日  アルツハイマー認知症の診断から約11年2ヶ月)

 

エアコン問題

  昭和一桁の方って、幼少期から高齢になるまでの間に、生活環境が激変した世代だと思います。戦前戦中の子供時代は家電製品なんて少なかったはず。エアコンのある暮らしが一般化したのは、彼らの人生の中期や後半戦に入ってからでしょう。

 

だからかしら? 身体が順応しないのでしょうか?

高齢の親御さん達がエアコン苦手で困るというのはよく聞く話です。

だんだん暑さ寒さを感じる感覚が鈍くなるのも一因ですね。

 

ママのエアコン問題

  ウチの実家の場合、これとはちょっと違うのですが、エアコン問題が深刻で疲れます…。(°▽°) 

90歳のジジはエアコンに抵抗がないので、娘としては助かります。

しかし❗️ アルツハイマー認知症のおママはエアコンがついていようとなかろうと、

(窓を開けなければ涼しくならない❗️)

という固定概念に凝り固まっているのです。

いえ、固定概念というよりは、本能レベルで感じる自然な事なのでしょう。昔から「部屋の風通しを良くしましょう」いう考え方の人でした。それは正論です。

  でも、エアコンで部屋を冷やしたり温めている時はその限りではありません。むしろきちんと閉めないと設定温度が保てないし、電気代が余計にかかってしまいます。その事を何度説明しても、全くお分かりにならない…。

これはおママにとって後付けの情報や知識だから、 記憶していられないのだと思います。

 

去年と違う点

  私はこの話題を去年も記事にしています。⬇️ 似たようなことを書いておりました。

(^。^)a

harienikki.hatenablog.com

読み直して見ると、おママは去年と比べて、あまり言う事もやる事も変わっていませんでした。

 

  違うのは私の方です。(°▽°)

「エアコンがついているので窓を開けないで」と私が言っても、ママはすぐ窓を開けてしまう。

それを私が後から閉めても、ママはすぐ窓を開けます。

去年の私は根負けして、遂にはおママを放置していました。

 

でも今年の私は違います。そして、今年の暑さは去年とは違う…。

戸外の気温がエアコンで下げた室温を侵食するのです。

窓を開けながらエアコンをかけていたら、確実に熱中症になりそうですから。

「暑いわ〜」

と言いながらおママが家の窓とういう窓を開けると、私はその後を追うように、すかさず閉めて歩きます。それはまるでイタチごっこのようです。

 

  実家にいる間、私はおママとこんなイタチごっこをします。これに疲れを感じながらも、私はふと思いました。

(最近は、おママの症状が全体的に落ちてきたと思うけど、この点ばかりは去年と比べて大きく変わっていない。それって喜ぶべき事だわ。)

最近、イタチごっこも苦にならなくなってきました。(^。^)v

 

 

本日アップの貼り絵

  おママが4月に制作した貼り絵です。窓を感じさせるデザインなので、選んでみました。

   窓枠(⁉️)はお馴染み、ティーカップの袋です。⬇️

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  赤い花は、こちらの ⬇️ 赤いバージョンのティッシュボックスです。

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 おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。