(2018年8月17日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年6ヶ月)
*かわいい❤️
今日アップの貼り絵は本当に可愛いと思います。
今までもおママの貼り絵にキャラクターは登場していますが、
こんなに洗練された(…ん⁉️センスが良い) 使い方はあまり例がないのではないか。
オネコは一目見るなり、きゃーと歓声をあげて、「これカワイイ〜」と叫んでいましたもの。(^。^)
キャラクターはキャラクター自体の可愛さと力がありますから、使い方が難しい面もあると思います。しかし、上手く構成できたら、貼り絵とキャラクターの魅力は相乗効果で更にますような気がします。
この貼り絵は成功例なのでしょう。(^O^)v
*台紙の大きさはかなり重要だった⁉️
この貼り絵を制作した前日の8月16日、ジジとおママはデイサービスに行きました。
ジジの話だと、この日、スタッフさんが何となく退屈気味だったおママに可愛い包装紙と台紙にする紙を下さいました。貼り絵をするように勧めてくれたのです。
「一生懸命、あーでもないこーでもないって、悩んでいたんだけど、結局帰る時間になったんだよ。それで包装紙を貰ってきたんだ。」
⬇︎こんな感じで持ち帰りました。切り分けてはみたのですね。
『スカイベリーラングドシャ』ですって❣️美味しそう‼️
なぜ、
デイサービスでおママは貼り絵ができなかったのか?
これは私の想像ですが…。
おママはいつも白いハガキに貼り絵をしています。このハガキ大というのがミソ。
面積が小さいからこそ、デザインをお手軽に、短時間でまとめられるのだと思います。
台紙が大きいと、今のおママには手に負えないのかも知れません。
何となく台紙の大きさに違和感があったのかも知れません。
(このおママが持った違和感って、何なのだろう…。)
いつも私は不思議に思うのですが、
普段のおママは自分がハガキに貼り絵をしている事を覚えていません。
「あら?貼り絵?私はそんなこと何もしてないわよ。」
このセリフ…、おママは貼り絵を仕上げてから15分以内で言いますもの。
それでも、作業机に座って、今までストックしてきた綺麗な紙の切れ端に心を動かされたら、自然とハガキに制作を始めるのです。ハガキが見当たらない時は同じくらいの大きさの紙に貼ります。
記憶障害の激しいおママにとって、自分の生活スペースの中にある今までの環境が一番重要なのでしょう。
自分の作業机、我が家のダイニングテーブル、
慣れた自分の道具、普段の材料。
これらは制作の上で必要不可欠な物になっているようです。
作業机に座ったり、紙を手にとって切るのは本能?
無意識に近い記憶?
環境が変わると貼り絵の制作は出來なくなるのかも知れません。
今のおママの環境を大事にしていきたいものです。
*せっかくだから家で続きを…。
見れば良さげな包装紙です。
「お母さん、せっかく貰ったのだし、切り抜いて遊びましょうよ。」
「そうね〜。」
でも、どう切ったら良いか?おママは結構悩んでしまいました。
*おママとしては、可愛い『とちまるくん』をうまく切り抜きたい。
*特にスカイベリーの幟を持った『とちまるくん』をそのままの形に沿って切りたいのですが、台紙のハガキより大きくなってしまうから、どのように分割するか?
*『とちまるくん』を優先すると綺麗なイチゴ(スカイベリー)が欠けてしまう…。
それで私は
「『とちまるくん』とイチゴをセットにして切り抜いたら?」
「『とちまるくん』の形に沿って切るのが大変なら、周りを残して丸く切れば。」
とアドバイスしました。(⬅︎常に私はアバウト。そこがおママは気に入らないようだわ。)
おママはそれでブツブツ言いながら、ハサミを動かし始めました。⬇︎
結局、形にこだわって切っていました。(私のアドバイスは却下された)
⬇︎波模様やピンクの市松模様はおママが好きそうな柄です。
⬇︎ピースが大きいから構成決めるのも割と早かったです。
⬇︎一気に2枚仕上げてしまいました。緑の三角は以前使った紙の切れ端です。
この2枚を仕上げた直後、オネコが実家に来ました。それで私はオヤツにしようと思い、包装紙や道具一式をおママの作業机に移動させました。
ところが、おママはときたら…。
まだ包装紙に気持ちが残っていたのか…?
オヤツより、作業机でもう1枚貼り絵を始めてしまいました。
おママをそっとしておいたら、20分もしないうちに食卓へやってきました。
「ほら、これ❗️」
見せてくれたのは1番上の本日アップの可愛い貼り絵でした。
⬇︎割と有名なお土産のようです。
⬇︎『とちまるくん』について。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。