(2018年8月1日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年6ヶ月)
9月30日から10月1日にかけて台風24号が列島を縦断する見通しです。
気象庁から緊急会見をして「特に紀伊半島から東日本太平洋側を中心に、記録的な暴風が吹く恐れがある」と厳重な警戒を呼びかけています。
全国的に大きな被害が出ませんように。祈るばかりです。
*影響されやすい私
ジジは最近筋力が衰えて、ちょいとお悩み中です。
酷暑を避けるためにあまり買い物にも出なかったせいでしょう。
涼しくなって歩き始めているのですが、イマイチ自信が持てないようです。
そんなジジに良いかと思って、私はカニカマを買いました。
カニカマってかに蒲鉾です。あ、ご存知ですね。あのまがい物感たっぷりな…。
でも、⬇︎の番組を見たら、筋力増強に良い食材なんですって‼️
9月25日火曜日の放送は「ご長寿の冷蔵庫で発見 腸・筋肉・血にイイ 長生き3大食材SP ①キムチ②カニカマ③玉ねぎ」でした。
②カニカマのパートしか見られなかったのですが、
(こりゃ〜、いまのジジにぴったり❗️)
そして私は実家に持参したのであります。
*なぜ筋肉増強に良いのか…。(忘備録)
番組では、お元気な高齢者の方はよくカニカマを召し上がっているとか…。
高齢の方が筋肉をつけるためには、肉や魚自体を食べるよりカニカマの方が効率的なんだそうです。
<良い点>
◎高タンパクである。
カニカマと言いますが、カニに似せているだけで、カニの成分は含まれていません。原材料はスケトウダラのすり身と卵白と調味料です。カニではないけど、とても高タンパク
◎そのまま食べられる。
火を使わないで食べられるので手軽。運動後の間食に最適。
◎消化に良い。
カニカマは本物のカニに近づけるために3回も漉します。(他の蒲鉾は1回)ます。
そうすると軟骨などの不純物が取れて、他の練り物より消化いい。
そして、カニに見せかけるために、細い繊維状にすると、表面積が増えて胃液にふれるので消化が良い。
◎低脂肪
スケトウダラをすり身にする時、水にさらすので脂肪分がかなり抜けている。
◎筋肉倍増効果
繊維の食感を良くするためにデンプンを加えている。デンプンは糖質で、筋肉を合成する時に必要なインスリンが出る。特に運動後30分以内くらいでカニカマを食べるとより効果的。
◎赤い色素も良い
現在カニカマに使われている赤い色素は自然由来のものばかり。特にトマト・パプリカ色素は抗酸化作用のあるリコピンを含んでいるから身体に良い。
<残念な点>
◎塩分が多い
私はジジにカニカマの長所短所を説明して、さらに付け加えました。
「1日の適量は、大きいスティックなら1本。小さいのなら5、6切れだって。手軽に食べられるし、良いんじゃないかしら。」
するとジジは大層喜んで、
「それは良いね。カニが筋肉増強に良いとは知らなかったよ❗️」
ジジ……。(°_°)
ちゃんと 聞いていなかったのね。それとも説明を聞いているうちに混乱したか⁉️
「だから❗️カニ蒲鉾はスケトウダラと卵白なの。カニは含まれていないのよ‼️」
「あ、そうか❗️」
*赤い色
多少、カニカマについて誤解があったようですが、お野菜に添えたら彩もよく、ジジもおママも「美味しい」と食べてくれました。
しかし、おママはお箸でカニカマを摘みながら、得も言われぬ表情をしました。
「きれいな色ね…。」
おママ、きれいな色はお好きでしょう。
でも染めたような色が食品につけられていると、やはり警戒気味です。
これって、記憶より本能的な警戒心からくるのかしら…。
短期記憶も長期記憶も言葉もなくしつつある現在のおママですが、まだこのような野生の(⁉️)警戒心が残っているのは感慨深いです。
(おママはあの頃と変わってないな…。)
あの頃とは、私が小学校高学年でしょうか、中学入りたての頃でしょうか。
丁度カニカマが一般的に流通し始めた頃の事です。
珍しくおママはカニカマなるものを買ってきました。
酢の物かサラダに使おうと思ったのでしょうか。おママは調理しながら摘み食いをして、私にも少しくれました。
「へぇ〜、美味しいわね。これってよく出来てるわ❗️でも、この赤い色が毒々しくって考えものだわ。」
以後、カニカマは滅多に我が家の食卓に上る事はありませんでした。
「お母さん。最近の赤は自然の色なんですって、これはトマトとパプリカの色から作られた色なのよ。」
「あら、そうなの?私は全然知らなかったわ。」
おママは笑顔で完食してくれました。
今のおママに、私が子供だった頃のおママを見たようで、
ちょっぴり嬉しい昼食でした。v(^O^)v
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。