(2018年10月17日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年8ヶ月)
*一緒にお買い物…。
おママと一緒に歩くと、いろいろ発見があって面白いです。
おママって意外と(って事もないか…⁉️)フレンドリーなんですよ。(^O^)v
心の琴線に触れると、屈託なく知らない人にも声を掛けてしまいます。
お母さんに連れられた小さなお子さんをを見れば笑顔で手を振り話しかけたり…。
例えば…、
スーパーのレジに並んでいる時、すぐ前の男性(オジさん)のカゴには食品やビールなどが山のように入っていました。おママはその買い物の多さに感嘆し、
「まぁ❗️たくさんですねぇ〜❗️」
と無邪気に話しかけていました。
しかし…、その男性にしてみれば、買い物が多かろうが少なかろうが、大きなお世話です。実際、この方は返答のしようもなかったようで、あまり反応もせずに立ち去って行かれました。
それでも、これくらいなら、まだ良いのですが…。(°_°)
*それは誤解を招くぞ…。(°_°)
私はおママと商店街を歩いていました。
通りに面したビルに清涼飲料水の自動販売機があります。設置場所の地面が水平ではなかったのでしょう。高さ20cmくらいの頑丈な鉄の台に設えていました。
そんな事情があるので、この自動販売機は通常より背が高く見えます。
おママはそれに着目して立ち止まり、「あら〜‼️」と感嘆していました。
すると、折しも制服を着た男子高校生が通りがかり、飲物を買おうとその自販機に近づきました。
彼…、ちょいと小柄なのです。
それで、私の目にもこの自販機が余計に大きく見えてしまうのですね…。
「あら〜‼️」
おママはフワフワとこの男子に近づき笑顔で話しかけました。
「背が高いわね〜❗️」
私は一瞬、固まりましたよ。(°_°)
小柄な人に「背が高いわね」と言うなんて…。
いえいえ、私は分かりますよ。おママが自販機の大きさの事を言っていると…。
でも、おママは男子高校生の顔を見て言うのです。
自販機の話とは思ってくれないかも知れません。
当然な事ですが、彼は眉間にシワを寄せて小首を傾げていました。
おママは更に駄目押しするように、今度は自販機を指差しながら、彼に話しかけました。
「ねぇ〜、背が高いわね。」
「………。」(°_°)
私は我に返り、おママの上着の袖を引き、自販機から遠ざけました。
この男子高校生は無言で、私達を意識しない風を装って立ち去りました。彼をおママと見送った私は、きっと取り繕うように引きつった笑顔をしていたでしょう。
(御気分を悪くしていたら、申し訳ありません。)m(_ _)m
*突然の発言だと…。
おママは知らない人にもフレンドリーに話しかけてしまう…。
私自身がこのような場面に何度も遭遇し始めたのは、半年くらい前からでした。秋になって、おママと一緒に買い物に行く機会が増えたから、余計に感じるのだと思います。
これって、おママの認知能力が更に衰えてきたのも原因の一つでしょう。
大概は笑って済ませられる話題だとは思いますが、突拍子もなくセンシティブな内容に、ズバッと切り込むのは勘弁してもらいたいです。(^_^)a
大概の方は、こちらが高齢女性なので、ムカついても見逃して下さると思います。
私が一緒にいればフォローもするし、相手の方が気分を害されたら、謝って説明もします。
ただ、おママが突然口走る言葉を、私が予測して防ぐことは難しい…。(°_°)
これはおママだけの問題かも知れません。
でも、もし、皆様がこんな高齢者に遭遇したら、温かく見守って頂けたらと思います。
*本日アップの貼り絵
画面の中の花と葉は、⬇︎の冊子の表紙から取りました。
これもオネコが持ってきてくれました。元は化粧品メーカーHABAの冊子です。
台紙はいつものハガキではありません。
どうも、制作時におママはいつものハガキを見つけることが出来なかったようです。
一筆箋で代用したのですね。(^O^)
枠線、罫線が上手く生かされていると思います。
⬇︎HABAのサイトです。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。