(2019年1月4日 アルツハイマー型認知症の診断から約11年11ヶ月)
*お墓参り日和
お彼岸はちょいと過ぎましたが、今週の水曜日に父方のお墓詣りに行ってきました。
今年も従妹と叔母さんが車で迎えに来てくれて、ジジもおママも安心して出掛けられました。感謝、感謝でございます。
ジジ、おママ、久美子叔母、従妹、従妹の2人子供と私、総勢7人の賑やかなお墓詣りとなりました。
天気も良く暖かく、墓参にはもってこいの陽気で、きっと祖父母も喜んでくれていると思います。
「もう歳だから、会えるうちに会えるだけ会っておいた方が良いと思うの。」
久美子叔母さんがにこやかに言いました。
そうですよね~。ジジと叔母さんは仲の良い兄妹ですもの。それでもこうして春と秋のお彼岸にお墓詣りで会う以外は、なかなか機会がなかったりします。
会える時には、ちょっと大変でも、会って食事をしてお喋りするのは大切なひと時だと思います。
久美子叔母さんはおママと同級生で御歳85。昨年秋に心臓の大きな手術を受けました。でも、今は去年のお墓詣りの時よりお元気そうで良かった!
ジジは91歳。
「お陰様で今年もまた春のお墓詣りが出来ました。」
本当ですね。
レストランでも、お昼ご飯を一番食べたのはこの2人でした。(^O^)
なのに…なんでジジは体重が減るんだろうー!(°▽°)
*当世お墓事情
実家のお墓は都立小平霊園にあります。私が物心つく頃には、墓参りといえば祖母が「小平に行く!」と言っていたので、恐らく40年以上前に祖父がお墓を建てたのだと思います。そのお陰でジジも年間管理料の負担だけでお墓を維持してきました。
都立の霊園は民間霊園より比較的お安いらしく、お墓を建てたいと思っても、抽選倍率が高くなかなか当たらないようです。
それを思えば、私達は祖父に感謝せねば…。
今回、気がついたのですが、斜向かいのお墓の前に札が立っていました。
どうやら管理料を滞納しているらしく、札を立てた日付から一年以内に連絡しないと霊園の使用取消になるようです。(5年滞納)
「管理する人がいなくなると、こうなるのか…。」
なんだか悲しい気もしますが、他人事ではありません。
一人娘が嫁いで遠方に行ってしまったり、管理する親族が絶えたりなんていうのは、私の将来にもありうる事です。
最近では「墓じまい」という言葉も一般化してますもの。
車ならわりと小平に行きやすい従妹は、よく祖父母の入った実家のお墓に参ってくれます。それで少し気になったようでした。
「伯父さん、管理費って幾らくらいなの?」
「あー、年間2000円くらいだよ。」
「なーんだ。」
さすが都の霊園ですわ。
「お父さん(ジジ)の後は、ちゃんと私かオネコが名義人になって管理料払うわ。」
「そうしたら、墓守はするね~。」
ありがたい事です。先々は私達姉妹が管理していくのですが、そう言って下さる親戚の存在はとても心強いです。世間的には少子化や考え方の変化で、墓守も大変な時代になりそうですね。
*もう1つの再会
「桜の墓参」といっても、小平霊園の桜はまだ3分咲きくらいでした。でも、桜って爛漫と咲き誇れば直ぐに散ってしまって淋しい。こんな、もう少し、もう少しと思っているうちが花なのかも知れません。(^O^)
桜はまだ盛り前ですが、一行はこの後従妹の車で小平から国立天文台に足を伸ばしました。
実はおママの従弟が国立天文台にある「4D2Uドームシアター」の公開を観に来ていたのです。その終了時に合わせて行き、おママは懐かしい親類と再会しました。
とは言え、おママが従弟を覚えているかと言えばそうでもないのですが、子供の頃の愛称である「ほら、あきちゃんですよ」と聞けば、
「あぁ…あきちゃんね」
とニッコリしました。海馬の奥の方が刺激されたのかしら。
すると、あきちゃん(私にとっては叔父さん)はまるで子供のように言うではありませんか。(^O^)
「ふき子ねぇちゃん!手を繋いで歩こうよ。」
おママも嬉しそうでした。70代半ばの「あきちゃん」と85歳の「ふき子ねぇちゃん」。とても微笑ましかったです。
もしかしたら、うんと昔、まだ2人とも子供の頃に、手を繋いで歩いたことがあったのかしら。6つ7つ年上のおママは、その時しっかり者の姉さん風を吹かしていたかも知れませんね。
⬇︎要予約です。
*ジジの写真
桜はまだまだでしたが、ジジはそれなりに写真を撮って満足だったようです。天気で暖かく、お墓まいりを済ませて、そして「あきちゃん」にも会えて本当に良かった。しきりとそう言っていました。
水仙を撮影中。この体勢では無理があります。その根性は認めるけど…、
「そんな格好をしていると、余計に痛くなるわよ‼️」
私がいくら言っても聞きませんでした。(°▽°)
オートフォーカスなので最早タッチパネルを見なくても良いらしい。
そしてジジが撮影した水仙はこちら⬆︎の写真です。
疲れたようですが、翌日も翌々日もジジの足腰はなんとか無事のようです。
⬆︎国立天文台にて。(o^^o)ジジ撮影。
真横に広がる桜の枝に触れ、暫し佇むおママ。
*本日アップの貼り絵
⬇︎こちらの包装紙を使っています。
⬇︎同じ包装紙を使った仲間です。
おママの貼り絵を見て下さりありがとうございます。