(2019年5月6日 アルツハイマー型認知症の診断から約12年3ヶ月)
*おママの「あなた」発言
(おママは私の名前が分からなくなっているのではないか?
それどころか、娘という認識もなくなっているのではないか?)
私がそう思い始めたのは今から4年半くらい前。
おママが私やオネコを名前ではなく、
「あなた」
と呼ぶようになったからです。
それだけではなく、「あなた」に続くおママの話しっぷりが敬語を使った丁寧な言葉遣いで、とても他人行儀だったのです。
この時はおママとの距離が出来てしまって、少しショックを感じたものです。
それから年月は経ち、おママが家族を忘れている現実に、私はすっかり慣れっこになっております。
別に名前を忘れられても良いのです。「あなた」で良いではありませんか?
おママが家族関係を認識できなくなっても、事実は変えられないのですから…。(^O^)
*「あなた」には、まだ先があった‼️
5月に私の娘のアズキが実家へ行った時、彼女は少なからず感じるところがあったようです。
「おばあちゃんから見ると私は完全にお客様みたい。遠い間柄なんだね。」
なぜ彼女がそう思ったかと言うと…。
「おばあちゃんは私の事を『あなたさま』って言うんだ。お母さんの事は『あなた』だったから、私は普段頻繁にあっているお母さんより、遠い存在でお客様という認識だったんだね。」
彼女のこの時の印象を図解すると、⬇︎下記イラストの上段になります。
ジジはおママにとって一番身近で関係性が濃い存在。
配偶者という認識は薄くても「あなた」「パパ」「お父さん」と呼んでいます。
ジジは今だにおママにとって家族の範疇でした。
私チャーコは、おママにとってのジジほど濃い関係ではないが、
頻繁に会うから「あなた」。
しかし、アズキは年に数回しか会わないので、お客様にすぎない。
だから「あなた様」
なんですって❗️
*現実は、そんな甘くはない。
アズキの解釈を聞いて、私はナルホドと思いました。我が娘…、賢いじゃん。
しかし、次の日に私が実家へ行ってみると、
おママは私の事を「あなた様」と呼ぶではありませんか‼️
この日だけではありません。それから毎回頻繁に、私はおママからそう言われるのです。
という事は…。(°_°)
現実に近いと思われる私の印象は、上のイラストの下段です。
おママにとっての1番身近なジジの他は、どっと関係性が薄まり、距離感も離れた印象になるのかも知れません・
つまり、週3回頻繁に来る私も、年に数回しか会わないお客様のアズキも、おママからすれば同じ「お客様」になっているのでしょうね。
考えてみれば、そりゃぁ、そうでしょう。(^O^)
私が週3回実家に行っているなんて、おママにはそんな記憶もないのですから。
仕方ありません。
またしても、おママが遠くなってしまったような気がして、私は少し寂しさを感じました。
※イラストについて。初登場のアズキは24歳。最近、髪の毛を切ってボブにしたら、予想外に若く見えるようになりました。10歳くらい若返った印象です。そうすると14歳。身も心も中学2年生か⁉️ (^O^)
内カールは髪の毛先を内側にカールする事。外カールはその反対で、外側にはねるようにカールする事です。
*本日アップの貼り絵
⬇︎これらを使っております❗️
金色と黒の三角形はチョコレートを個別包装している紙です。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。