アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

ジジ、ギブスをする。(°▽°)

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(2019年8月30日 アルツハイマー認知症の診断から約12年6ヶ月)

 

一寸先は…

高齢になりますと、いつ何時、何が起こるか分かりません。

ましてやジジのように91歳にもなりますと、とかく身体を支えるのも大変でございます。

 

先週の火曜日(10月15日)の夕方、ジジはキッチンに敷いてある古いマットに躓いて転んでしまいました。めくれないようにテープで固定していたのですが、経年劣化で一部めくれていたんですね。そこに足を引っ掛けたようです。もっと早くオネコの進言通り引っぺがしておくべきでした。

 

幸い?床に手をついて身体を支えられたので、頭や腰は打たずに済みました。

 

折良く夕食を届けに来てくれたオネコがマットを剥がしてくれたそうです。

そのマット…いつから敷いてあったのでしょう。もう、わからないほど前です。

マットを取り除いたら、ゴミがいっぱい溜まっていたそうで、オネコは掃除もしてくれたそうです。

ありがとう。お疲れ様です。m(_ _)m

 

そのマットの下から、思わぬものが出てきました。それは今年の初め頃から行方不明になっていたおママの箸のかたわれです。

諦めていた赤い箸が揃って、夕食時にはおママも嬉しそうだったとさ。

ジジに大きな怪我もなく、お箸も見つかったよ。

良かった、良かった。めでたし、めでたし。

 

そんな呑気な話じゃなかった‼️

しばらくは何ともなかった…。至って元気でした。

ところが20日の日曜日あたりから、ジジの右手が痛んできたのです。

 

指を動かすだけで右手の甲の下(手首の上)が激しく痛みました。左手の甲に比べて腫れているし、熱ももっていました。

「転んだ時のが今頃になって痛み出した。」

このまま右手が使えなくなるんじゃないかと不安や恐怖も感じてようです。

 

そのため、私が21日月曜日の昼前に実家へ行きますと、ジジはすぐに言いました。

「午後は整形外科に行く❗️」

脊柱管狭窄症で薬を処方されている状況ですが、日頃まじめに整形外科に行こうなどと言わないジジです。それが自主的に「行く」と言うからには、行かないわけにはいきませんわ。

 

おママも連れて3人で出掛けました。

予約を取っていないし、30分以上は待ったと思います。おママにはちょっと辛かったと思うけど、家に1人で置いてはおけないので致し方ありませんでした。

いつもの整形外科の先生は右手から肘まであれこれ触診し、痛む状況を確認した上で仰いました。

「レントゲンを撮りましょう。」

すわ、骨折なのか⁉️

ジジも私も頭をよぎるのはそればかり。

 

先生がレントゲンの写真を見ると、ハッキリと折れたりヒビが入っているようには見えなかったそうです。私達が先生の説明を聞きながら写真を見てもイマイチ判別出来ませんでした。

しかし、先生のお話では、手根骨(手首の付け根の骨、8つの小さな骨の集合体から成る)が痛んでいるのは確かである。

高齢だから骨も弱くなっているし、普通に酷使していると本当に骨折してしまうかも知れない。現に転んで床に手をついてから日数が経って悪化していますしね。

「だから、ギブスをして固定させましょう。」

 

ギブス⁉️

えーーーー。

 

ジジも私もちょっと慌てました。

「右手ですよ。使えなくなるんですか⁉️」

 

利き手なんです。それが使えないとしたら、日常生活に支障が出るし、食事だってトイレだってどうすりゃいいんだぁーーーー。(°_°)

 

「指が使えないと、困るんです。指先まで全部固定するんならギブスはちょっと無理です。」

我儘な患者とその付き添いは食い下がりました。

おママでさえ分からないなりに、「そうよね、そうよね」と同調していました。

 

「でも、無理をして完全に骨折状態になったら、もっとギブスをしている期間が長くなりますよ。」

それでも難色を示していたら、

「手の甲と手首を固定しましょう」という事になりました。

 

とてもシンプルだった。

ギブスと言ってもジジや私が想像していたような、完全に固めて首から吊るのではなく、とても手軽な物でした。

「ライトスプリント」というグラスファイバーが入っているギブスです。これを水で湿らすと化学反応を起こして軟化します。その状態で固定する必要のある部位に当て、その形状に合わせます。グラスファイバーはすぐ硬化を始めて、硬いギブスになります。

ジジの右手甲には貼り薬が貼られ、ギブスを当てて厳重に包帯を巻かれました。

「指を動かしてみてください。」

さっきは動かすと手首周辺に激痛があったのに、手根骨が固定されたせいか、痛みはほとんど感じなくなりました。

結果として、ギブスは正解だったようです。

1日1回は貼り薬を取り替えなけれなならないから、包帯とギブスを外さなければなりません。右手だし、ご本人にはできないし、おママにも無理そうです。

取り敢えず、明日はオネコさんに頼まなきゃぁ。

 

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 (⬆︎ジジの腕の隣にあるのがギブス。この上にジジの腕を載せるとピタリと嵌ります。)

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(⬆︎包帯をしっかり巻いておく。)

手根骨が固定されれば、軽く指が動いても痛みを感じなくなりました。

ホッとして、笑顔になったジジの一言。

「これなら、明日のデイサービスで、いつも通りにマージャンが出来るよ。」

 

そこか⁉️

それか⁉️

 

長生きをする人は…精神構造が違うんだな。

そう実感した1日で御座いました。(^O^)

 

本日アップの貼り絵

8月30日

私が実家へ着くと、おママは作業机でこんな小さな貼り絵をしていました。

台紙は黄色い付箋です。その上にパーツを構成したのですね。(^O^)

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「折角だから、これが失くならないうちに作品にしたらどうですか?」

「そうね…。」

⬇︎そして、おママは始めたのです。

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おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。