アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母が作った貼り絵たち。

『正倉院の世界 皇室が守り伝えた美』展を観に行きました。(番外編)

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(2019年9月20日 アルツハイマー認知症の診断から約12年7ヶ月)

 

天皇陛下即位の行事のうち、「祝賀御列の儀」が11月10日日曜日に行われました。

体力がない私はテレビで見ていました。

天気が良くて良かった。強い風が吹いていなくて何よりでした。

天皇陛下と雅子皇后陛下がとても和かで、TV組の私でさえ幸せな気分になったのですから、直に沿道で御列を見た方は感動的だったのではないかしら。

 

現在、東京国立博物館の平成館で『正倉院の世界 皇室が守り伝えた美』展が開催されています。これは御即位記念特別展です。

今回は番外編として、「この展覧会に行ってみたよ〜」という記事です。

 

因みに平成館というのは天皇皇后両陛下の御成婚を記念して平成11年(1999年)に開館した東博の展示館です。2015年のリニューアルで2階は特別展、企画展専用の展示室となりました。

 

事の発端は…。(°▽°)

正倉院展」は毎年奈良国立博物館で開催されていますが、東京に来ることは滅多にありません。秋に展覧会があると知った時点で私は行くと決めていたのですが、実際に前売り券を買う段になった時、ふと思いました。

(ウチのもうすぐ25歳になろうとしている娘は行くだろうか…。

いや、そもそも、正倉院を知っているのだろうか?)

娘のアズキは特に歴史に興味があるわけでもなく、プロ野球スマホのゲームに熱中しています。

でも、歴史の授業で習っているよね?

それで、本人に正倉院展があるけど、正倉院って知ってる?」と聞いてみました。

すると嫌な予感的中です。

「あ…、あ…ねぇ…、あー?」

知らないのか⁉️ 歴史の授業で習っても忘れたのね。

 

正倉院っていうのはだね…、東大寺の近くにある奈良時代に建造された倉庫なの。そこに当時の宝物が納められていたのよ。主に聖武天皇の遺品ね。今も8世紀に建てられた倉庫が1棟だけ残っているのだけど、それ自体が文化財でしょ。納められていた宝物は移されて、現在は管理の行き届く御蔵で保存しているのよ。」

「聞いたことあるかも?」

「その宝物が東京に来ることは滅多にないけど、今年は令和になったし、東博でやるんだけど、行く?」

「あ…行きます。」

それで、アズキと2人で行くことになりました。

shosoin.kunaicho.go.jp

artexhibition.jp

4www.tnm.jp

 

夜の展覧会

成人している娘と展覧会に行くとなると、土日になってしまいますが、人気のある特別展は必ず混雑するし、入場に1時間以上並ぶのも良くあることです。

それで、今回は21時まで開館している金曜日(土曜日も21時まで)に行ってみました。

先週は風邪などを引き掛けましたから、私の体調は万全ではなかったけど、アズキと一緒に行かれる日は限られていました。それで、8日の金曜夜に強行したのです。

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 ⬆︎東博本館。日が短くなりましたね。18時前ですが、既に暗い。(^。^)

私達は足早に平成館へ向かいました。

幸い入館の列はなくて、直ぐに館内に入れました。

しかし、館内は思いの外、人が多かったです。

コインロッカーに荷物とコートを入れたいのに空いていない❗️

少し様子を見ていたら、荷物を取りに来た方が声をかけて下さり、ロッカーを確保することができました。

 

入場規制はありませんでしたが、会場内が空いているかというと、とんでもない!

はっきり言って混んでました。特に小さい宝物の展示を熱心に見る方が多いので、ガラスケースの最前列は常に人だかりになっていました。

それでも金曜の夜は、昼間や土日よりは絶対狙い目だと思います。

 

展示物は正倉院御物と東博法隆寺宝物館の所蔵品(伎楽面、古染織物の残欠など)で構成されており、見応えありました。

ただ、展示は前期と後期に分かれており、展示物が入替になってます。これは文化財保護の観点から行われるので仕方がありません。

現在はもう後期なので「観たかった展示物が行ったらなかった❗️」なんて事はあるでしょう。⬆︎のHPで確認なさった方がいいかもしれません。

 

私としては…。

8世紀唐代の輝きを今に留めている、美しい螺鈿の「平螺鈿八角鏡」。

聖武天皇愛用の水差しで、漆黒の表面に可愛らしい草木が描かれている「漆胡瓶」。
端麗な花紋様を織り込んであるフェルトの敷物「花氈」。

篆書の文字に鳥毛を貼っている「鳥毛篆書屏風」。

などが印象的で、見て良かったと思います。

 

最後は撮影することができる展示物です。

⬇︎「正倉海老錠」江戸時代に作られた鍵です。

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⬇︎「模造 螺鈿紫檀阮⬜︎」明治32年に制作された模造。螺鈿が素晴らしかった。

(⬜︎は入力出来ない漢字でした。入力する方法が分からないのです。)m(_ _)m

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⬇︎「 模造 螺鈿紫檀五弦琵琶」明治32年制作。

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模造と言えども、明治時代の優れた技術を以って制作された工芸品です。見事というほかありません。

 

全体的に小さい展示物が多いので、単眼鏡をお持ちの方は是非是非、持参なさった方が良いと思います。

⬇︎は眼の悪ーい私が使っている単眼鏡です。20㎝離れてさえいればピントが合わせられるの優れもの。(^O^)

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www.vixen.co.jp

 

 38年前も…。(^O^)

実は、私が東京国立博物館で「正倉院展」を観るのは、これが2度目です。

まだ子供の時に、ジジと2人で観に行った事があるんですよ。

恐らく歴史や美術に興味を持っていた私を、ジジが誘ってくれたのだと思います。

 

それはやはり晩秋で寒くなってきた頃でした。

まだジジは50代の初めくらいだったと思います。勿論、サラリーマンのジジと一緒なので日曜日だったのでしょう。

入場規制が行われるほどの大盛況で、私達は東京国立博物館の本館前に幾重にも蛇行しながら何十分も並びました。

展示品の詳細は覚えていませんが、1000年以上前の宝物を観られた感動で、並んで辛かった事は帳消しになりました。

「絶対、いつか奈良国立博物館正倉院展も観に行きたい。」

そう思いました。それは学生時代に実現しています。

 

私がジジと行った「正倉院展」は何年前だったのかしら?

前回「正倉院展」が東京で開催されたのは、いつだったのでしょう?

ネットで調べてみたら⬇︎の記事を見つけました。

今回、令和元年の天皇陛下御即位特別展が、実に38年ぶりだそうです。

えっ?

38年前って、私は15歳。ジジは53歳ではありませんか⁉️

つまり、私がジジと観に行った、あの思い出の「正倉院展」とピタリと合うのです。

この時の展覧会の名称は『正倉院宝物展』1981年10月〜11月20日まででした。

 

前回はジジに誘われて観に行き、

そして38年後に、私は娘のアズキを誘って正倉院御物を鑑賞した。

滅多に東京では開催されない「正倉院展」を、組み合わせは違えど2度とも親子で鑑賞することが出来て、私は縁のようなものを感じました。

 

bunshun.jp

 本日アップの貼り絵

私が9月の「今月のイチ押し」にしようと思ったくらい気に入っている作品。

シックで現代的でありながら、とても伝統的な雰囲気も感じられます。

使用した2種類の千代紙は日本橋小津和紙で買ったものです。

よくおママが使う紅茶のティーパックの個別包装袋も使われていますね。(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。