アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

一足早い、春一番。

f:id:harienikki:20200304185842j:plain

(2020年1月15日 アルツハイマー認知症の診断から約12年11ヶ月)

 

久しぶりに寒い雨

3月4日水曜日。

この暖冬には珍しく、朝から曇空で寒かったです。午前中から昼過ぎまでしとしと雨が降り、身体が芯から冷えました。

必ずというわけではないけれど、雨の日はよく頭が痛くなります。

私は偏頭痛持ちだから頭痛には慣れているのですが、やはり嫌なものです。

朝、ひどくなる前に鎮痛剤を服用しました。このひどくなる前のタイミングを逃さなければ、頭痛は軽く済みます。しかし、今回は強烈な痛みには発展しないけど午後まで痛みが続いたので、仕方なく2度目の鎮痛剤を飲む羽目になりました。

そんなこんなで、実家へ行っても昼食と夕食の支度も簡単に済ませましたわ。

 

私がグッタリしていても、おママは元気。

頼もしいほど元気です。

午後3時のNHKのテレビ体操が始まると、それを見ながら嬉しそうに体を動かしていました。

でも、画面を見ながら体操すると、ワンテンポもツーテンポも遅れをとっいぇいまぢた。

テレビ体操の動きに付いていかれず、

「まぁ、もう、どうでもいいわ」

なんて言いながら、勝手に腕を回しているおママの姿は微笑ましくもあります。

兎も角、元気で何よりです。(^O^)

私も夜には頭痛が治りました。良かった❗️

 

本日アップの貼り絵

春らしい色彩の貼り絵です。

でも、この前段階にもう一枚制作された貼り絵があり、その残りが一番上の作品なのです。

 

この貼り絵が制作された2020年1月15日。

昼過ぎにおママが何をしているのか気になって様子を伺うと、

おママは昔から持っていた正方形の千代紙を一心に切り分けていました。 

それは和紙の千代紙で、箱に入っていたセットの中の一枚です。

私が物心付く頃には家にあり、いつおママが手に入れたかも分かりません。

 

地は水色。その上に白系の花なのかしら、それとも雪なのかしら?

可愛らしい模様が降っている千代紙です。

おママはその模様を意識しながら、ちょきん、ちょきん、していました。

「あら、全部切っちゃったの?」

「そうなのよ。」

千代紙が吹けば飛ぶような切れ端になってしまいました。

このまま散逸するのも忍びない…。

そこで、私は葉書を2枚出してその上に全部載せてみました。

 

すると白い葉書によく映えるではありませんか。(^O^)

おママは俄然やる気が出てきたようです。

念入りに切れ端の配置を吟味し始めました。

f:id:harienikki:20200304190042j:plain

(1月15日 13時27分 撮影)

 

そして出来上がったのが、こちらです。↓

f:id:harienikki:20200304185904j:plain

(2020年1月15日 アルツハイマー認知症の診断から約12年11ヶ月)

 闇雲に並べただけのようにも見えますが、おママなりに考え抜いた構成でした。

 

同日の夕方、更に残った切れ端で制作したのが、一番上にご紹介した貼り絵です。

今度は違う紙、違う色との組み合わせです。

おママが選んだの桃色でした。

私が夕食の支度をしているうちに、出来あがりました。(^O^)v

1月にはちょっと早かったけど、春一番かしら?

 

f:id:harienikki:20200304190124j:plain

 (同日 16時20分 撮影)

 

f:id:harienikki:20200304190148j:plain

 

↓この包装紙も使っています。

f:id:harienikki:20200210233126j:plain

www.karincoron.jp

 

 ↓同じ包装紙を使っています。

harienikki.hatenablog.com

 

 

おママの貼り絵を見てくださり,ありがとうございます。