(2020年3月30日 アルツハイマー型認知症の診断から約13年1ヶ月)
*どうした…、どうした…。(°_°)
5月22日金曜日。
実家に行ったのは月曜日以来、4日ぶりです。
最近は、癌闘病中の義母クレバァの服薬や朝食の見守りなどを済ませてから家を出るので、どうしても実家に着くのは正午に近くなってしまいます。
到着して、両親の様子を窺うと…、ジジはいつも通りでしたが、おママは寝室の雨戸を立てたまま、薄暗い部屋の中で寝ていました。
(おママ、どうしたんだ…?)
(今ね…私は大変なのよ…。)
義母のクレバァのこともあるでしょ…。
ここ1週間で更に食は細り、痛みと身体中の不快感から、トイレの時以外には動けなくなってしまったクレバァ。
今、この時点で、おママにまで寝付かれてもしたら、私ゃ身がもちません。
風邪でもなさそうだし、額に手を当ててみれば熱も無さそうです。
それとなくジジに聞いてみました。
「どこか悪いの?」
「いや、そんな感じではないよ。起きて朝御飯(ジジがパンとおかずと飲物を用意している)を食べ、しばらく御機嫌だったけど、『やる事が何も無い❗️』と言いながら、布団に入って寝てしまったんだよ」
との事です。
*ところが、ところが…。(^O^)
おママはアルツハイマー型認知症歴13年です。記憶力も認知力も相当失われています。
一緒に暮らしているジジが自分の夫か父か兄か分からなくなって、オネコや私については娘とは思っていません。自分の家すら、その実感はないでしょう。
(何気ない日常の中でも、おママは混乱して不安になっても仕方ない…。)
脳味噌が草臥れて、眠くなってしまうのかしらね…。
それにしても、「やる事が何も無い」か…。
わりと最近でも、昼前になると、おママはお昼ご飯の準備を気にして、私が台所に立っているのを見ている事が多いのです。しかし、昨日は(5月22日)はそれすら思い浮かばなかったのですね。
(もしかしたら、おママの場合は、今後段々と寝ている時間が増えてくるのかしら?)
そんな事が頭をよぎりました。
私は昼食の支度の途中に、おママの様子をみました。
「お母さん、具合が悪いの?どっか痛いの?」
するとおママは目も開けずに、消え入るような声で言いました。
「大丈夫よ、私は大丈夫。」
何がどう大丈夫なのかも判然としません。
もしかしたら、おママは私達と一緒にご飯を食べられないのではないかと思いました。
ところが…。
私がお皿に盛り付け終わったら、ジジはおママに向かって大きな声をあげました。
「昼ご飯の支度ができたよ❗️」
「はーい。」
すると、おママは飛び起きて、トイレに行った後すぐにダイニングに来ました。
そして、皿を見て開口一番。
「まぁ❗️素敵だわ。美味しそう❣️」
おママ…、ご飯の支度が完全に出来るのを、寝て待っていたのかしら?
でも、おママ。
昨日の昼ご飯はね…。
スーパーで買った揚げ物、カット野菜の千切りキャベツ。
私が作ったのはカット野菜をブイヨンで煮た野菜スープだけです。
しかも、主食はスーパーで買ったオニギリですわよ。(^◇^;)
そんなに喜んでもらえるのは嬉しいけど、小っ恥ずかしいですわ。(^O^)
まぁ、食欲旺盛で元気で何よりです。
*本日アップの貼り絵
写真ではよくわからないと思いますが、金とベージュの市松模様の紙がとても綺麗です。
(↓)同じ紙を使った作品です。
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。