(2020年7月24日 アルツハイマー型認知症の診断から約13年5ヶ月)
(2020年7月24日 アルツハイマー型認知症の診断から約13年5ヶ月)
「おしゃれ」
閉じた世界の片隅から
何を語ればいいのだろう
強張っているのは身体ではなく心
洗いたてのマスクの中で囁いても
誰にも聞こえない
せめて思い出のバックを手にして
外を歩きませう
過ぎ去った時間が戻らないなら
せめて失われた想いを詰め込んで、前に進みませう
開いた窓の隙間から
どんな風を感じればいいのだろう
頑張っているのは身体ではなく心
新しいルージュで唇を描いても
誰にも見えない
せめて思い出のジュエリーを身につけて
外を歩きませう
もとの当たり前が戻らないなら
せめてその輝きで風を受け止めて、前に進みませう
おママの貼り絵を見ていて、柄にもなく詩を書いてみたくなりました。
コロナ禍が止まぬ今の心境です。どうぞ、お笑いくださいませ。(^◇^;)
*本日アップの貼り絵
これも「お題方式の貼り絵」です。
「お題方式の貼り絵」とは…。
昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それが出来ない時が増えてきました。それで、あらかじめ私が作業机に何種類かの紙や切れ端を出して置き、まるでおママが貼り絵をやり掛けていたと思えるようにお膳立てをする事が増えました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
おママはいつの頃からか、溜まりに溜まった『銀座百点』を整理したようです。
気に入った広告写真だけ切り取って残してあるのです。
(↓)この広告は過去におママが何かを切り抜いたようです。私はそれを見つけた時、おママがどんな柄や写真を切り抜いたのか知りたくなりました。でも、過去の3000枚以上の貼り絵から探すのは無理ですね。
それで、7月24日の「お題」にしました。上下の写真は1枚の広告ページの裏表に当たります。
おママは広告写真からネックレスと指輪、バックの写真を切り抜きました。
あとは机に広げた千代紙やマーブルペーパーから組み合わせました。
それと伊勢銘菓「絲印煎餅」の包装紙も使われていますね。
千代紙は小津和紙で購入したものです。
<動画>
2020月7月24日 15:36から おママの貼り絵制作動画
青海波模様の千代紙をおママが熱心に切っています。
おママなりに模様の規則性を重視してハサミを動かしていました。
ネックレスバージョンを仕上げて疲れ果てたおママ。
でも私が作業机にバックの切り抜きと使っていた材料を置いておいたら、おママは自然と取り組んでいました。
2枚ともなかなかお洒落な作品だと思います。
伊勢銘菓「絲印煎餅」の包装紙です。(↓)おママのお気に入りです。
播田屋さんのHP
https://haritaya.sakura.ne.jp/
おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。