(2020年5月13 アルツハイマー型認知症の診断から約13年3ヶ月)
*お誕生日会
おママはさそり座の女。11月生まれです。
毎年、おママの誕生日の頃に、ジジ、おママ、オネコ、私の4人でケーキを食べるのが恒例となっております。
ケーキって、もちろんカットされたものですが、買うのはやはり特別の日だけですね。
今年は9月の敬老の日にもケーキでした。
体型と体重が気になる我が身ですもの。れっきとした口実がないとケーキは食べられませんわ。
秋になってから2度目のケーキ。嬉しいなぁ❣️
*危険なひと❗️
昼食後、オネコがケーキを買って来てくれました。
その箱をダイニングテーブルに載せたところから、おママは興味津々。
私がお皿やカップを用意していると、
「これ何かしら…」
おママったら、ケーキの箱を両手で顔の高さまで持ち上げているではありませんか❗️
しかも、箱の側面を見たかったらしく、かなり傾けているのです。
「お母さん。お願いだから止めて〜。」
私はそっとおママから箱を受けとりました。
「これからお母さんのお誕生日のお祝いをするのよ。だからケーキを買ったの。」
「へぇ、そうなの?知らなかったわ。」
勿論、おママには「お母さん」が誰なのか、「お誕生日」の意味するところは理解できていなかったようです。
でも、箱の中のケーキを見た時は、とても嬉しそうでした。
私はケーキを前にしている写真を撮ろうと、おママにスマホを向けました。
すると微笑みながら私の方に視線を送っていたのに、いざシャッターを切る段になると、不意にオネコの方を向いて笑っています。
「はい、もう一度撮りますよ〜。こっち向いてください。」
しかし、ケタケタ笑いながら、又してもレンズから視線を外してしまいました。
オネコから見て、おママはわざとカメラから目線を外して笑っていたそうです。
恥かしかったのかしら?
それとも、イタズラ心だったのでしょうか?
ま、どちらでもいいです。
おママ、87歳のお誕生日、おめでとう。
*本日アップの貼り絵
おママのお誕生日記念にふさわしい、綺麗な作品を選んでみました。
主な材料はこちらです。(↓)
上野風月堂さんの大変ステキな包装紙です。昨年も貼り絵に使っていました。
今回はその残りが見つかったので、「お題」にしてみました。
「お題方式の貼り絵」とは…。
昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。そして、他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
この日のおママは綺麗な紙を手にして、とても意欲的でした。
1時間余りで、一気に3枚を連作したのです。
トップの貼り絵は連作に2番目でした。
①第1作目
気の向くままハサミを入れるおママ。(↓)
他の紙も使ってみたい…。
気になったのは6角形と桜の花びら模様の折り紙です。
(↑)6角形はこの小津和紙の紙袋からとりました。
緑色の三角形を足すようです。(↓)
完成❗️春の雰囲気ですね。
(2020年5月13 アルツハイマー型認知症の診断から約13年3ヶ月)
②第2作目
(↓)前作で残った大きなアーチ型をドカーンとハガキに貼りたいようです。
綺麗なものは綺麗なまま使いたいのでしょう。
おママは合わせる紙に悩んでいました。
包装紙や千代紙を何枚も挟んでいるクリアファイルから、おママが選んだのは大好きなマーブルペーパーです。その模様に沿ってハサミを入れたら不思議な形になりました。(↓)
完成‼️
③第3作目
1作目,2作目の残りを迷わず配置していました。
完成‼️
(2020年5月13 アルツハイマー型認知症の診断から約13年3ヶ月)
過去にはこんな作品もありました。
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。