アルツハイマーとともに〜おママの貼り絵日記〜

アルツハイマーの母(おママ)が作った貼り絵と暮らしを紹介しております。

その女、危険❗️

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(2020年11月30日 アルツハイマー認知症の診断から約13年9ヶ月)

 

やめてぇ〜

先週の水曜日(1月20日)の事。

ジジはいつものように温めた牛乳をおママのマグカップに注いであげました。

すると、えっ⁉️

何を思ったのか、おママはダイニングテーブルの上に置いてあった「アラビックヤマト」糊の蓋を開け、牛乳に入れようとしたのです❗️

ジジは咄嗟に引ったくるように取り上げました。

「こんなもの、牛乳に入れたらダメ‼️」

いつもは穏やかなジジも流石に気が動転して、かなり口調が強くなったのも仕方ありません。

お陰様で事なきを得ました。

しかし、取り上げられて叱られたおママは納得できません。

しばらくジジに怒りをぶつけていたそうです。

ジジ、お疲れ様でしたね。

 

「でも、糊を飲まなくて良かったよ。」

ほんと❗️それです。

おママの認知力はかなり落ちてきましたから、これからも食べ物でない物を食べられると認識してしまう事がありそうです。

 

「貼り絵をしていない時は、糊は絶対におママの目に触れないように片付けておくしかないね。」

私は改めてジジと確認し会いました。(^◇^;)

 

シチュエーションが違うと…

 この「アラビックヤマト」糊はおママが貼り絵をする時に使っているものです。

それなのに、糊と分からなかった。ちょっとショックでした。

 

貼り絵をする時、手近な所に「アラビックヤマト」糊を置いておけば、おママにとってそれは紛れもなく糊でしょう。昨日(1月22日)の貼り絵制作の時は迷わず糊と認識して使っていましたから。

 

では、食卓で温かい牛乳を飲もうとして、ふと目についた「アラビックヤマト」糊は何に見えたのでしょう。

蜂蜜かしら?シロップかしら?

 

同じものであるはずなのに、その場の状況に応じて、おママは違うものに見えてしまう。

これが認知症の怖さ。

人間の脳の底知れぬ不思議を痛感しました。

 

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本日アップの貼り絵

一応、「お題方式の貼り絵」です。

 「お題方式の貼り絵」とは…。

一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。そして、他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。

 

私が実家にいない時、ジジがおママの貼り絵をサポートしやすくするために、

私は「お題パック」なるものをセットしております。

 

おママが好みそうな紙を組み合わせて、その中に何か画面構成の中心になり得るようなものを混ぜられたら良いのですが、なかなかそうもいきません。あれこれ、私も頭を使うのですが、紙や色とりどりの切れ端を机に広げていると、必ず邪魔が入ります。(^O^)

「なになに?これ、いいわね。」

そう、邪魔はおママです。綺麗な紙に目がないから、私が「お題パック」を作ろうとしている側から貼り絵をやり始めてしまうのです。(^◇^;)

まぁ、おママが楽しめれば良いんです。

 

今回の作品はおママがこんな風に、セットし終わる前の「お題パック」で制作したものです。

(↓)11月30日に私がセットしようと広げていた紙。これで2パック作る予定でした。

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 (↓)早速、おママは始めました。

まず、手に取るのは明るいブルー系の和紙や千代紙です。この色が好きなのですね。

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 (↓)黒猫登場。そして白猫も来ました。

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(↓)あれこれ思案中。

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「一千万両」の招き猫ちゃんが配置されて、面白い作品になりました。(^O^)

 

しかし‼️おママさん❗️

その糊‼️飲まないでください‼️

 

おママの貼り絵を見てくださり、ありがとうございます。