(2021年3月22日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年1ヶ月)
*怒られた (°_°)
最近の私、おママに怒られる事が多いです。
以前からずっとそうなのですが、昼食後に私はどうしても眠くなります。(^◇^;)
食器洗いなどを済ませて、ダイニングテーブルでコーヒーなど飲みながら、自然とうつらうつらとするのは常なる事。
ジジとおママも短時間ですがしっかり船を漕いでいます。
夜更かしの私ですから、二人より、若干その時間が長いかもしれません。
「ちょっとあなた、おきてください。そんなことはよくありません。」
と、おママからご注意を受ける事が続いていたのですが、昨日は少々様子が違っておりました。
5月7日金曜日
例の如く、私がダイニングテーブルに頭をうつ伏せて眠っておりますと、だんだんおママの気配を感じるようになりました。
「ちょっと、こまるわ。なんなのかしら。しかたないわね。」
(何か困りごとでもあるのかしらね…。)
おママは階段を降りて、ジジが居る一階へ行ったようです。
(やれやれ…。)
私は又睡魔に襲われました。
ところが、おママは直ぐに2階に舞い戻ってきたのです。そして言いました。
「あなた❗️そんなことをしていたらいけません。下へ来てください。あの方はもう下でお待ちですから、あなたも来てください。」
「ふへぇ…?」
誰か来る予定があったかな?
ケアマネさんが見える時期ではないし…。
寝ぼけ声をあげていると、おママは怒り出しました。
「もう。やめてください。なんで、あなたはそんなことをしているんですか?
下では皆さん揃ってお待ちなんですよ。いいかげんにして下さい!」
階下にいるのはジジ一人。「皆さん」と言っても、ジジ一人です。
(なんてこった、せん妄が起きているのか?)
これでは私も気が動転しました。
「はい。すぐに行きます。」
「そうよ、早くそうして下さい❗️」
強くて鋭い語気を背中に感じ、私はすぐに立ち上がって、点けっぱなしだったテレビを消そうとしたら、目が回りました。そしてしゃがみ込んでしまったのです。
「ちょっと、なんなんですか?早くして下さい。もうそんなことはやめて下さい❗️」
情け容赦もなく非難を浴びせられ、私もほとほと困惑しました。
「下へ一緒に行こうと思って、立ち上がったら目が回ったんですよ。」
「なんなんですか。よく分からないわ。」
「だから、具合が悪いので、ちょっと待って下さい。」
「もう、ほんとうに、なんなのかしら。
そんなら、もう、あなたなんか、いいです❗️
知りませんから❗️」
そう捨て台詞を吐いて、おママは階下へ行ってしまいました。
それから間もなく、
「なんだか分からないけど、こまるのよ。あなた、どうにかしてよ。」
と、おママはジジを2階に連れてきました。
ジジ、すまない…。1階で一人で和んでいたのに…。
しかも心配まで掛けてしまった。(°_°)
「大丈夫?どうしたの?」
「下へ来なさいと言われて、急に立とうとしたら、立ちくらみがしただけなのよ。」
ジジが2階に来て、私が起きたら、おママのご機嫌は治りましたわ。(°▽°)
*おママからはどう見えているのだろう
このおママの行動について考えてみると、いくつか成る程と思う事があります。
まずは、ジジを追いかけて、自分も1階へ行きたい。
しかし、よく分からない人物が2階で寝ているから、そのままにして置けない。
でも、ジジの居るところへ行きたい。
この得体の知れないモノも階下に連れて行かねばならぬ。
おママの思いとしては、これに尽きるでしょう。
おママはもう何年も前から、私の事を家族とか娘とは思っていません。
親切に来てくれるくれるオバさんかしら。
私が起きている時はフレンドリーに接してくれますが、居眠りをしていると、途端に冷淡かつ攻撃的になります。
これはおママの目には、起きている私と眠っている私、は別人に見えるのかも知れません。
おママは1分とたたずに記憶を失くします。
私が居眠りをしている状態を目撃した時には、すでにおママは私と話をしたり、一緒にご飯を食べた記憶はないし、動いている私が家にいる事を忘れているでしょう。
そうなると、突然、自分の家に得体の知れない者がいる❗️
しかも、誰かが食卓で眠っている❗️
おママがどんなに意見をしても、その人物はフガフガと訳のわからない事を言っている。
これはおママにとってはホラー級に怖いかも知れません。
おママさん…。
眠っている私は怪物ですか? 見知らぬ不審者でしょうか?
とにかく、
私は実家で居眠りをしないように、頑張りたいと思います。ZZZZZZZZZZZ
全然、記事とは何ら関係性はありませんが、大好きだったRCサクセションのこの歌が、最近、私の頭の中でリピート再生されて困っています。
「なんか、へんなものが、ねむってる…。」
*本日アップの貼り絵
3月22日の昼ごろ、昼食の用意の合間におママの様子を見に行きました。
すると、手持ちの紙を出して、おママは貼り絵を始めていました。
「お題パック」の残りを寄せ集めて、組み合わせているようです。
「これでいいわね」
おママに迷いはありません。
綺麗になりそうですね。
その後、私は又、昼食準備に戻りました。
糊つけの最中におママは構成を見直したようです。
以前おママお気に入りのティーパックがほんの少しだけ顔を見せています。(^O^)
*おまけ オネコさんのバラ
今年もオネコさんが実家で育てているバラが綺麗に咲きました❣️
是非、ご覧くださいませ。(^。^)
おママの貼り絵を見てくださり、有難うございます。