(2021年3月29日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年1ヶ月)
(2021年3月29日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年1ヶ月)
*心境の変化
今年の5月9日(日曜日)は母の日でした。
私は元来この手の記念日には全く無頓着。
一体この「母の日」とか「父の日」とかって、いつ頃から始まったのでしょうか。
ウィキペディアによれば、「母の日」の起源は20世紀初頭のアメリカのようです。
日本古来からの行事と違うしね。
今ひとつ乗り気になれませんでした。
私が子供の頃にも「母の日はカーネーション」とか言われていましたが、実家では気に留めていませんでした。
「1日だけ感謝されてもね…。」
おママがそんな事を言っていた記憶がありますもの。
私は結婚しても、義母クレバーに花も送らない薄情な嫁でした。
私がこんな調子ですから、我が家では「母の日」は何もありません。
しかし、親が高齢になってきたからでしょうか。
昨年あたりから「母の日」「父の日」「敬老の日」あたりが気になりはじめました。
祝うとか感謝というより、
スーパーの袋菓子より良さげなお菓子を囲んで、一緒に和む時間を大事にしたいのです。
やっぱり❗️食い気か⁉️
と突っ込まれそうですね。(^◇^;)
まだ両親がお菓子を美味しく食べられるなら、良いかなと思います…。
*あんぱん買ったよ
「 ジジはあんぱんが好きだと言っていたし、
おママも昔は銀座の木村屋であんぱんや切りあんを買っていたっけ…。」
ちなみにおママの好物だった(↓)「切りあん」というのはこんなお菓子です。
それで、実家へ行く前に新宿のデパートに寄って、木村屋のあんぱんを買いました。
私からすると、こちらのあんぱんは和菓子と同じ感覚です。
昨日の午後のおやつは美味しゅうございました。
私はいつもあんぱんをコーヒーで頂きます。
ジジとおママもインスタントコーヒーを薄く淹れてブラックで飲みます。
二人は定番のこし餡が美味しい「桜」で、オネコさんは「クリームパン」。
私の選んだ「宇治ほうじ茶」は季節限定のあんぱんです。白餡にほうじ茶のエキスが練り込まれ、ほんのり香ばしくて美味でした。
喜んで食べてくれているジジとおママの様子を見て、
1日遅れになりましたが、やはり良かったなと思いました。
私にとって、「母の日」は親とちょっと贅沢なお菓子を食べる日のようです。
来月の「父の日」もこのパターンでいこうかな。v(^O^)v
*本日アップの貼り絵
「お題方式の貼り絵」です。
「お題」はこちらです。(↓)20年くらい前におママが購入した紙。
不思議な染色紙です。
どうもクセが強くて不気味な感じがしていたから、これまで私は敬遠してきました。
おママも使った形跡がなくB3(364×515㎜)くらいの大きさで1枚丸ごと残っておりました。経年劣化でしょうか。紙自体が脆くなっており、丸い模様に沿って裂けやすくなっていました。
折角、おママが認知症になる前に買った紙です。1度くらいは使ってみたほうが良いかなと思いました。
*「お題方式の貼り絵」と「お題パック 」について
一昨年の夏ぐらいから、おママは貼り絵に使う紙を自分で1から探して選ぶ事が難しくなってきました。それで、あらかじめ私が「お題」と称して何種類かの紙を用意することが多くなりました。その他に組み合わせする紙片をおママに選んでもらってから、切り貼りを楽しんでもらうようになりました。私はこれを「お題方式の貼り絵」と呼んでいます。
私が実家に行かない時でもおママが貼り絵に取り組みやすいように、「お題」と台紙にするハガキをチャック付きのビニール袋に入れておく。これが「お題パック」です。
白い方をどう切るか思案中。(↑)
<制作動画>
2021年
3月29日 15:44〜
おママは黄色い紙を切り始めました。紙が弱くなっている部分にハサミの刃れば、切る気がなくても模様に沿って切れ目が入りました。だから、おママが意図しないような、不思議な形が切れていきます。
偶然の産物のように、思わぬ形が出現しておママも面白いようです。(↓)
(↓)ほぼ、2枚分が切れました。
(↓)1枚目は、ほぼハガキの上に載せただけです。それでも面白い❗️
この紙が持っているエネルギーのようなものを感じます。
(↓)他に合わせる紙を選んでいたら、花柄の薄いナプキンが出てきました。
この手の紙は切りにくいし貼りにくいのですが、あえてやってみるようです。
「いいかしらね。」「いいと思いますよ。」
何に見えるかは見る人ごとに異なると思います。
1番上の貼り絵は、私からすると「女の人と花」ですが、おママ自身は全くそういう具象的なイメージはないようです。
皆さま、何に見えるでしょうか?(^O^)
おママの貼り絵を見て下さり,ありがとうございます。