(2021年4月23日 アルツハイマー型認知症の診断から約14年2ヶ月)
*お世話になり,ありがとうございました。
6月3日木曜日。
珍しく、ジジとおママはデイサービスに「お題パック」を1つ持っていったそうです。
それでおママは施設内でも貼り絵が出来ました。
きっと、ハサミや糊をお借りしたのでしょう。ジジだけでなく見守ってくださる方がいたかも知れません。ありがとうございました。
そのジジとおママが二人で通っているデイサービスの所長さんが異動になるとの事。
この日がお目にかかれる最後の日だったそうです。
ジジは何か感謝の気持ちをお伝えしたかったらしい。
「それで、おママがデイサービスでやった貼り絵を差し上げたんだ。
帰る時間ギリギリまでやっていて、ほとんどできていたんだけど、最後に三角形が2つ貼れなかったんだよ。
それで、所長さんに、『こことここに貼る予定だったから、後でご自分で貼ってね』と言って、上げたんだよ。」
「えーー。仕上がっていない作品を差し上げたの?」
「いや、仕上がっていたんだけど、最後に物足りなくなって、付け足す分だけだよ。
それに、とても喜んでくれたよ。」
まぁね…。おママだったら、よくある事ですわ。
仕上げたつもりで、数分後にまた始めちゃう。
「出来上がり」と言った事を忘れちゃうのかしら?(^◇^;)
この一件、私にはちょっと残念でした。
差し上げるなら❗️
裏に日付とおママの署名を入れて、
おママが昔に自分で用意した小さな落款を押して、
シンプルなフォトフレームに入れて、
お渡ししたかったわ❗️(T_T)
でも、ちょっと視点を変えれば、それほどガッカリする必要はないのかも…。
私はお体裁屋なんです。この気分はお体裁を整えられなかった残念感ですから。
もし、目の前で認知症の通所者がハガキサイズのカードに貼り絵をしていて、
出来上がるまでの過程を見ていたとします。
そのカードに「ありがとう」の気持ちを添えて渡されたら…。
フォトフレームに入っていなくても、さほど失礼ではないかも。
貼っていなかった2つの三角形に関しては、申し訳ありません。
(なんでそのくらいチャッチャと貼らなかったかな?)
と思わないでもありませんが…。
なにせ、急いで貼らせようと思っても、その理由が理解できないおママですから、
周囲が焦っても、どうしようもないのです。(^◇^;)
異動される所長様
こんなジジとおママなので、いろいろあったと思いますが、
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
(↓)この「お題パック」でした。
どんな感じの作品になったかな?綺麗な仕上がりだったら良いなぁ。
「お世話になりました。ありがとうございました。」
*本日アップの貼り絵
昔、まだアルツハイマー型認知症になる前、おママはこんな包装紙を買っていました。雰囲気ありますね。私は素敵だなと思っています。(↓)
以前、私はこれを包装紙やマーブルペーパーが入っている紙挟みの中にあるのを見つけていました。それで「お題」に使えるかなと思って切り出しておきました。何度かおママに見せてはいるのですが、あまり興味を持ってくれませんでした。
元を正せば、おママが気に入って買った紙です。
今はあまり好きじゃないのかしら?
でも、この日(4月23日)は「これいいわね、すてきね」と仕切りに言っていたので、使うことにしました。(↓)切り始めの一歩。(^。^)
(↓)四角形を作っています。
<制作動画>
2021年4月23日 15:57〜
この紙の模様は均一ではなくムラがあります。それが木版画のような風合いで魅力的なのですが、現在のおママにはご不満だったようです。
何を思ったのか、四角く切った紙片の表面にフーフー息を吹きかけたりしておりました。
印刷模様のムラが均一になると思ったのかも知れません。(^◇^;)
その後、2つの四角形を貼りますが、位置が気に入らなくなって、おママは強引に剥がすという暴挙に出ますが、やりおおせてしまう器用さよ…。(°_°)
(↓)中央のピースはこんな風に。
(↓)ブルー系のマーブルペーパーを使うようです。中央ピースの上下が反対になりました。この方が収まりがいいと気がついたようです。
(↓)「こんなふうでいいわね」
「いい感じです。」(^O^)
おママの貼り絵を見て下さり、ありがとうございます。